MPEGサラウンド ライセンスプログラムがマルチメディア放送の新しいARIBマルチチャンネルオーディオ標準に対応

プレスリリース発表元企業:Via Licensing Corporation

配信日時: 2012-04-16 08:00:00

MPEGサラウンド ライセンスプログラムがマルチメディア放送の新しいARIBマルチチャンネルオーディオ標準に対応

(サンフランシスコ)- (ビジネスワイヤ)--Via Licensing Corporationは、世界中の必須特許保有者と協力し、パテントプールを構築・運営しておりますが、この度、MPEGサラウンドの特許ライセンスプログラムの窓口となることを発表しました。MPEG サラウンドはマルチメディア放送方式で日本の電波産業会(ARIB)が規定した唯一のサラウンド音声フォーマットです。Via LicensingのMPEGサラウンド パテントプールにより、ARIBのデジタル放送方式であるISDB-TmmおよびISDB-Tsbに対応するサラウンド音声製品を展開しようとする企業は、MPEGサラウンドを実施するための必須特許で、本プログラムに参加している特許保有者の特許のライセンスを容易に取得することが可能となります。

Via Licensingは先端技術をもつ企業であるAT&T、Dolby Laboratories、韓国電子通信研究院 (ETRI)、France Telecom、Fraunhofer IIS、Philips、LG Electronicsとの協力のもと、MPEGサラウンドのパテントプールを構築し、MPEGサラウンドの必須特許のライセンスプロセスを簡素化しました。ライセンスは合理的で非差別的な条件のもと、世界規模で提供致します。

「MPEGサラウンドは放送とストリーミングチャンネルのサラウンド音声をすばやく、切れ目なく統合するのに非常に有望な技術です」とFraunhofer IIS日本代表のFahim Nawabi氏は述べています。「既存のステレオ用インフラと設備が、容易にMPEGサラウンド対応に適用するという点で特に魅力的です。」

ISOのMPEGサラウンド標準には、ステレオ機器との互換性を保ちながら、制限のある帯域のチャネルを通してサラウンド音声を送信する非常に高効率な方法が記述されております。更に、デコーダーには従来のイヤホンを通してモバイル端末にサラウンド音声を提供するバイノーラル(両耳)モードがあります。MPEGサラウンドが唯一のサラウンド音声標準としてARIBで規定されたことにより、MPEGサラウンド技術の採用が推進されると考えられます。

「MPEGサラウンドはオーディオ符号化における重要な技術的進歩です。」とVia LicensingのLicensing Program DirectorのAndrew Fischer氏は述べています。「このすばらしい技術のパテントプールが利用可能となったことは、特許保有者側の多大なる努力と献身の賜物です。私たちが日本でのマルチメディア放送の新しい標準に対応するようなライセンスの窓口となることは非常に喜ばしいことです。」

Via LicensingのMPEGサラウンドライセンスは現在ご提供可能となっております。追加情報は、下記をご覧ください。
http://www.vialicensing.jp/licensing/mpegsurround-overview.aspx

Via Licensing Corporationについて

Via Licensing Corporation は、Dolby Laboratories(NYSE: DLB) の完全子会社です。Dolby社は過去 40 年以上にわたる、技術 ライセンス業務で実績を持ちます。Via Licensing は、オーディオ、放送、無線、自動車の各市場で革新的な技術をもつ企業にかわって、義務化された標準、事実上の標準、さらに今後の新しい標準のためのライセンス プログラムの開発と運営に注力しております。Via Licensing Corporation に関する詳細は vialicensing.jp をご覧ください。

連絡先
Via Licensing Corporation
Naomi Yamamoto, +81-3-3524-7387
Naomi.Yamamoto@vialicensing.com

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