N-E.X.T.ハイスクール構想の実装を支援
配信日時: 2026-03-31 10:00:00



笹埜健斗(岡山大学特定教授)は、文部科学省が進めるN-E.X.T.ハイスクール構想を、単なる新規ツールの導入ではなく、「生徒を主語にした持続可能な教育改革」として実装するため、都道府県教育委員会・学校管理職向けに「業者提案評価ガイド」と「実装手帳」を公開しました。ベンダーロックインの回避、3年総コストの可視化、データの可搬性、教師の専門性の尊重、地域の実情に応じた運用設計といった論点を整理し、N-E.X.T.ハイスクール構想を“良い実装”へ導くための実務支援を行います。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/584946/LL_img_584946_1.jpg
教育の未来を切り拓く「N-E.X.T.ハイスクール構想」全体像
N-E.X.T.ハイスクール構想が各地で具体化に向かう一方で、教育現場では、先進性や話題性を前面に出した提案が先行し、導入後に総コスト、データ移行、教員負担、地域適合性、継続運用の課題が顕在化するリスクも高まっています。今回公開するガイドと手帳は、こうした状況に対し、提案の新しさや便利さだけで判断するのではなく、「生徒を主語にした教育に本当に資するか」「教師の専門性を高めるか」「3年間の総コストと契約終了後の可搬性が担保されるか」「中山間地域を含む各地域の実情に適合するか」「最終的に学校・教育委員会が自走できるか」といった観点から、N-E.X.T.ハイスクール構想の実装を冷静かつ実務的に支えることを目的としています。
今回公開する「業者提案評価ガイド」は、提案が本当に「生徒を主語にした教育」に資するかを出発点に、「自ら問いを立てる力」や「他者とともに価値を創り出す力」といったAI時代に必要な能力の育成、教師の専門性向上、地域の実情への適合、3年間の総コスト、契約終了後のデータ返却と可搬性、事業者撤退時を含む持続可能性までを確認できるよう構成しています。
また、「実装手帳」は、構想マップで今年度重点と主要KPIを整理した上で、プロジェクト台帳、タスク管理、週次計画、月次レビューへと落とし込み、会議後の宿題整理から提出用サマリ、進捗の可視化までを一貫して支えることで、N-E.X.T.ハイスクール構想を「導入して終わる改革」ではなく、学校と教育委員会が自ら回し続けられる改革へとつなげる実務テンプレートです。
本ガイドと実装手帳を無償で公開する理由は、N-E.X.T.ハイスクール構想を一部の先進校や特定事業者だけの取組にとどめず、都道府県全体で再現可能かつ持続可能な改革へと広げていくためです。笹埜健斗は、教育改革の成否は、優れた個別事例をつくることだけでなく、教育委員会や学校管理職が、自らの地域・学校の条件に応じて提案を見極め、導入後の運用を設計し、改善を重ねながら自走できるかどうかにかかっていると考えています。そのため本公開物は、都道府県教育委員会、学校管理職、教育DX担当者、探究・情報教育の推進担当者などが、ベンダー任せでも属人的運用でもない形で、N-E.X.T.ハイスクール構想を地域に根づかせるための共通基盤として利用できるよう設計しました。
公開物は専用ページにて順次無償配布し、初回公開では「業者提案評価ガイド」「実装手帳」に加え、比較検討や運用開始時に活用しやすい補助資料もあわせて提供する予定です。今後は、都道府県教育委員会・学校管理職向けの説明機会や意見交換の場を設けながら、導入前の比較検討、会議後の宿題整理、週次の進捗確認、月次レビュー、提出用サマリ更新といった実務フローに沿って改善を重ね、公開版を継続的に更新していきます。利用希望者や取材希望者には、配布ページおよび問い合わせ窓口を通じて案内し、N-E.X.T.ハイスクール構想を各地域で実際に回し続けられる共通基盤として育てていく方針です。
■笹埜健斗コメント
「N-E.X.T.ハイスクール構想は、新しいツールを導入すること自体が目的ではありません。生徒が自ら問いを立て、他者とともに価値を創り出す学びを支え、教師が単なるオペレーターではなく伴走者として専門性を高め、地域の実情に応じて持続的に回る仕組みにしてはじめて、本当の意味での改革になります。だからこそ私は、話題性や便利さだけで判断するのではなく、3年間の総コスト、契約終了後のデータ返却と可搬性、事業者撤退時の継続性、そして学校や教育委員会が最終的に自走できるかまで見通して検討できる道具を公開しました。N-E.X.T.ハイスクール構想を一部の先進事例で終わらせず、各地域で『良い実装』として根づかせるための共通基盤として育てていきたいと考えています。」
■プロフィール
笹埜健斗(ささの・けんと)
岡山大学特定教授。慶應義塾大学SFC研究所上席所員、一般社団法人日本教育DX推進協会理事長。専門はAIによる個別最適かつ協働的な学習体験デザイン。教育DX、探究学習、学習設計に関する研究と社会実装を進めている。フジテレビ『ホンマでっか!?TV』などメディア出演・情報発信も行う。
■問い合わせ先
笹埜健斗研究室(Kento Sasano Lab.)
メール : office@sasano.org
公開ページ : https://sasano.org/
取材申し込み: https://sasano.org/#contact/
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プレスリリース提供元:@Press
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