2025年度「東京ビジネスデザインアワード」テーマ募集開始 受賞企業への支援拡充!自社の強みを活かした新事業提案を求める中小企業を募集

プレスリリース発表元企業:公益財団法人日本デザイン振興会

配信日時: 2025-04-10 14:00:00







【応募期間:2025年4月10日(木) から6月25日(水)まで】





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東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会が企画・運営を行う「東京ビジネスデザインアワード(TBDA)」は、2025年度のアワードへの参加企業の募集を本日より開始します。都内中小企業が持つ高い「技術」「素材」などの「テーマ」に対して、優れた課題解決力と提案力をあわせ持つデザイナーとの協業を通じて、新商品や新規事業の開発を促進するアワードです。


このような悩みを持つ、都内中小企業の方におすすめの事業です。
・社内だけで企画・アイデア出しすることが限界、他者からの意外な発想に出会いたい
・既存の事業にとどまらず、異なる事業分野や業種への可能性を探りたい
・経営資源やノウハウを活かした新商品・新サービスにチャレンジしたい
・先行きが不透明、今打てる手立てやアイデアを探したい
・デザイナーと一緒に仕事をしてみたいけど、初めてだからサポートが欲しい

TBDAは、企業の持つ強みに対し、新たな用途開発などを軸とした事業全体のデザインを「提案」としてデザイナーから募り、企業とデザイナーのマッチングを行います。マッチングが成立したものをテーマ賞として発表後、テーマ賞の中から公開審査を経て、最優秀賞・優秀賞を決定します。
本アワードは、事業戦略から製品やサービスの市場供給にいたるまでデザイナーが関与することで、企業の競争力を高める「デザイン経営」を実践する場としても活用いただけます。

<2025年度から支援メニューを拡充>
1.テーマ賞を受賞提案の事業実現化に向けて受賞年度を含め3か年度にわたる支援
テーマ賞を受賞したビジネス提案を実現させるため、専門家による支援を実施しています。この支援期間を1年間延長し、受賞年度を含め3か年度の支援を実施します。

2.テーマ賞受賞提案の産業財産権取得費用など補助の提供
提案を実現する上で、意匠権および商標権などの産業財産権を取得しておくことは重要です。実現したビジネスが仮に他者に模倣されたとしても、適切に権利を保持できていればそのビジネスを守ることができます。この産業財産権取得などに関して、2025年度から1チームあたり最大50万円まで補助します。

これまでに採用された中小企業の「技術」「素材」は120件以上、デザイナーからの提案数は延べ1,400件以上で、マッチングから25件以上のプロジェクト実現・協働事例が生まれています。
本アワードを通じて、企業とデザイナーの協働により、新しい価値の創出、企業の市場での優位性の向上を目指していきます。

<TBDAの特徴(参加企業メリット)>


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・新規事業や市場開拓の機会を提供
企業の持つ技術や素材の可能性にデザイナーが着目することで、新しいものづくりやサービス開発など、マーケットの開拓機会が提供されます。
・経営資源の分析・デザイン視点で、これからの企業の姿勢や在り方を提案
デザイナーと協働することにより、ユーザー目線での経営資源の活用やブランド構築に向けたプロセス・メイキングを実践することができます。
・一人で悩まない!各領域の審査委員による実践的サポート
審査の段階から、製品開発、起業支援、知財管理など、進捗に応じて実践的なアドバイスやセミナーなどを行い、事業化を支援します。
・継続的な支援の実施
事業化に向け、受賞年度を含め3か年度にわたり継続してサポートを行います。期間終了後も、事業化したサービス・製品の広報協力や展示会出展などの参加機会を提供します。

<2025年度の主なスケジュール>


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・テーマ募集:6月25日(水)まで

・テーマ発表・デザイン提案募集:9月〜10月
・マッチング決定:11月
・テーマ賞発表:2026年1月
・最優秀賞・優秀賞発表/表彰式:2026年2月





<2025年度東京ビジネスデザインアワード 企業応募概要>
■募集期間 4月10日(木) 〜 6月25日(水) 当日消印有効
■応募資格 東京都内の中小企業または個人事業主
■賞・賞金(応募技術、素材がテーマとして選出された後、デザイナー提案とのマッチングを経て最終審査にて決定)
・最優秀賞 1件 副賞:賞金100万円(企業/デザイナー各50万円)
・優秀賞 2件 副賞:賞金20万円(企業/デザイナー各10万円) 
・テーマ賞 各テーマにつき1点 
※審査の結果「該当なし」となる場合があります。
■応募費用 無料(交通費、通信費、送料など実費は応募者負担)
■応募方法 ウェブサイトより募集要項・応募用紙をダウンロードし、必要事項記入および必要書類を添付の上、下記の東京ビジネスデザインアワード事務局に郵送。(書類は6月25日(水)当日消印有効)。

東京ビジネスデザインアワード事務局(公益財団法人日本デザイン振興会内)
〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階
TEL:03-6743-3777 E-mail:tokyo-design@jidp.or.jp

東京ビジネスデザインアワード ウェブサイト:https://design-award.metro.tokyo.lg.jp/award.html


<2025年度東京ビジネスデザインアワード 審査委員会> 敬称略
審査委員長:秋山 かおり プロダクトデザイナー /STUDIO BYCOLOR
審査委員:
谷口 靖太郎 デザインエンジニア、ディレクター
日髙 一樹  特定訴訟代理人・弁理士、デザインストラテジスト /日高国際特許事務所所長
坊垣 佳奈  株式会社マクアケ 共同創業者 / 顧問
宮崎 晃吉  建築家 /株式会社HAGISO代表取締役
八木 彩   アートディレクター、クリエイティブディレクター / アレンス株式会社代表取締役
柳沼 周子  バイヤー /株式会社エンファクトリー




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秋山 かおり


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谷口 靖太郎


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日髙 一樹


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坊垣 佳奈


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宮崎 晃吉


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八木 彩


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柳沼 周子

<2025年度東京ビジネスデザインアワード 審査委員長 秋山かおり氏メッセージ>
この度、東京ビジネスデザインアワード審査委員長を拝命いたしました秋山かおりです。

いま、世界はとても複雑で流動的です。
大きな河の流れの中で、どこに向かうか分からない船出は意義を見つけにくく、手探りの状態で渦中にいると楽しめないだけでなく不安も多々あることと思います。

そこで大切なのは、少し離れた場所に'分かり合える良き理解者'を作ること。
鳥のように広く俯瞰し風を読み、周囲を巻き込み具現化していけるデザイナーがいます。事業者の皆様が抱える問題に寄り添い、突破口を探るのに大切なパートナーとなり得るのです。

いままでTBDAを通して、実際にあらゆる形の協働を通して新たなビジネスが生まれてきました。このアワードも今年で14年目を迎え、他のコンペティションとは大きく異なる点として事業化・商品化に対する多方面からのサポートがありますが、この度刷新されてより一層充実した形となります。

事業者の皆様、社会との関わりやビジネスの周辺から、いま一度自社の向かうべき方向をデザイナーと考えてみませんか?新たなモノづくりだけでなく、モノづくりを介したコミュニケーションの取り方や発信の仕方などを通して、もともと行いたかった自分たちの芯の思いが見えてくるはずです。

デザイナーの皆様、フリーランスで経験を積まれたデザイナーだけでなく、インハウスで企業のためにも自分のためにも幅と奥行きを広げる場を探しているデザイナーにとってもTBDAは意義深い機会となることでしょう。

純粋で清々しく強い思いが協働を通して人を巻き込み大きな力になっていくと私は信じています。2025年度新生TBDAでの皆様との出会いを楽しみにしています。

<「企業向け」オンライン個別相談>
TBDAへの応募を検討する企業向けに、4月24日(木)から6月13日(金)まで オンラインでの個別相談を実施します。参加希望の方は、タイトルに「オンライン相談希望」と明記の上、以下を記載して事務局までメール(E-mail:tokyo-design@jidp.or.jp)でお申し込みください。
・企業名/ご担当者・参加者氏名(複数可)/電話番号/E-mail/業種
・ご希望の日程(土日祝を除く10:00-12:00、13:00-17:00の任意の時間より、3つ以上希望日時をご連絡ください)※ご相談時間は、1件あたり20分以内を予定。

参考資料
東京ビジネスデザインアワード ビジネスマッチング実現化事例

「wemo」 2016年度 優秀賞・テーマ賞


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株式会社コスモテック(立川市)× 今井裕平、林 雄三、木村美智子
【 kenma Inc. 】
企業が持つ「水なしで肌に直接貼れる、特殊転写シール」技術を活用し、デザイナーは、腕や手にペンで直接書く「手メモ」の問題解決としてプロダクトを提案し実現化。現在は各種タイプを販売し、メディア掲載も多数。バリエーションも増え「wemo」シリーズとして累計100万個を売り上げ国内外で展開している。事業開始3年で、既存事業の利益率の3倍、全社売上の15%を占める事業に成長。
https://www.wemo.tokyo/


「さかなかるた」 2020年度 最優秀賞・テーマ賞


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株式会社千葉印刷(渋谷区)× SANAGI design studio
企業の強みである「42億色の表現・メタリック印刷が可能なオンデマンド印刷機」に対し、デザイナーとのマッチングで生まれたのは、魚の表皮(模様や色)のみで何の魚かを当てる「かるた」。魚が光を反射する時のキラキラ感や、ウロコの凹凸感を特殊な印刷技術で再現しており、見て楽しむのはもちろんの事、目を閉じて触ったり、水に浮かべたりして遊ぶことができる。2022年度グッドデザイン賞「グッドフォーカス賞」を受賞。
https://sakanakaruta.theshop.jp/






本件に関するお問合わせ先
公益財団法人日本デザイン振興会 東京ビジネスデザインアワード事務局
E-mail:tokyo-design@jidp.or.jp

関連リンク
東京ビジネスデザインアワード ウェブサイト
https://design-award.metro.tokyo.lg.jp/award.html

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