2024年第3四半期スマートフォングローバル市場におけるシェア率トップ10スマートフォンを発表

プレスリリース発表元企業:Counterpoint Research HK Limited

配信日時: 2024-12-18 09:00:00

2024年第3四半期スマートフォングローバル市場におけるシェア率トップ10スマートフォンを発表


カウンターポイント・リサーチ・エイチ・ケー (英文名: Counterpoint Research HK 以下、カウンターポイント社)は、2024年第3四半期スマートフォングローバル市場において、AppleのiPhone 15が世界で最も売れたスマートフォンとなり、2位iPhone 15 Pro Max、3位iPhone 15 Proとなったという調査結果を含むGlobal Handset Model Sales Trackerによる最新調査を発表致しました。

2024年第3四半期スマートフォングローバル市場において、AppleのiPhone 15が世界で最も売れたスマートフォンとなり、2位iPhone 15 Pro Max、3位iPhone 15 Proとなりました。Samsungは世界のベストセラー機種トップ10で最も存在感があり、5機種がランクインしました。Appleは4機種、Xiaomiは1機種をランクインしています。各社のランクは2023年のランキングと似ており、消費者の好みが変わっていないことを示しています。Appleのトップ10におけるシェアは若干減少しましたが、一方でSamsungの存在感が増し、トップ10機種におけるシェアは昨年並みの約19%となっています。

消費者がハイエンドスマートフォンを求める傾向が強まる中、iPhoneのベースモデルとProバージョンとのシェアの差は狭くなってきています。iPhone売上全体に占めるPro系バージョンのシェアが半分に達したことは、第3四半期単一としては初めてのことです。この高価格帯機種指向のトレンドのおかげで、Appleは高付加価値商品を売りやすくなっています。

図: スマートフォングローバル市場におけるシェア率トップ10スマートフォン・2023年第3四半期と2024年第3四半期の比較


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzNDg2MjgjNzc3NDVfZ1hDbHZlUnlUTy5wbmc.png ]
出典: カウンターポイント社Global Monthly Handset Model Sales (Sell-Through) Tracker, Sep. 2024
※2024年第3四半期のシェア率は暫定的な数値です
※Premium Smartphone (高価格帯スマートフォン機種)は卸値600米ドル以上が該当

さらに、特に新興国市場では、消費者は最新のiPhoneを求める傾向にあります。そのおかげで、Appleにとっては高価格商品がさらに売りやすくなっています。最近では支払いプランや旧機種の下取りプランが充実して魅力的になっており、幅広い所得層の消費者にとって最新のiPhoneを手に入れやすくなっています。

SamsungのGalaxy S24は2024年第3四半期もトップ10にランクインし、これで3四半期連続のランクインという結果になりました。さらに、Galaxy Sシリーズのトップ10入りは、第3四半期としては2018年以来のことです。生成AI機能を強力にマーケティングしていることが、Galaxy S24シリーズの売上を牽引しています。

SamsungのGalaxy Aシリーズは、トップ10に3機種がランクインしています。各地で広く認知されている上に、多くの消費者が存在する市場に向けたエントリー機種~中価格帯機種に集中していることが、この結果に繋がっています。Samsungは、競合に勝てる価格設定と、他社より長いソフトウェアサポート期間で、これらの機種を上手に市場の中でポジショニングしています。しかし、Galaxy Aシリーズのハイエンド機種は、トップ10ランキングから追い出されてしまいました。その主な要因は、Galaxy Sシリーズと、Aシリーズの中価格帯機種にユーザーを奪われたことにあります。

XiaomiのRedmi 13Cは、昨年発売のRedmi 12Cの後継機で、2四半期連続でトップ10での順位を維持しています。低価格を武器に、新興国市場で存在感を持っていることがこの結果に繋がっています。この機種は、同じ価格帯の中では性能において抜きんでています。

AppleとSamsungは、高価格帯機種セグメントでのポジションを、それぞれApple IntelligenceとGalaxy AIで、さらに強固にしており、今後もトップ10ランキングを寡占すると考えられます。両社共に生成AIを高価格帯機種セグメントにおける差別化ポイントと位置付けています。


本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://www.counterpointresearch.com/report/post-report-global-handset-model-sales-tracker-q3-2024

今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。 (調査時期:2024年7月1日~2024年9月30日)

【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Research HKはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
 

 



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