埼玉医科大学国際医療センターで今年5月に初めてとなる小児心臓移植を実施 ― 2023年8月に日本で7番目の小児(11歳未満)心臓移植実施施設に認定

プレスリリース発表元企業:埼玉医科大学

配信日時: 2024-12-14 08:05:05





埼玉医科大学国際医療センター(埼玉県日高市)はこのたび、今年5月17日に同センター初となる小児心臓移植を行い、同月25日に2例目を実施したことを発表した。二人の患者さんはともに退院後約半年となるが、順調に経過。当初認めていた(抗体関連)拒絶反応も免疫抑制治療により安定して制御できるようになった。同センターは従来から成人の心臓移植実施施設であったことに加え、2023年8月に日本で7番目の小児(11歳未満)心臓移植実施施設としても認定されていた。




【ポイント】
・2023年8月、国内で7番目の小児心臓移植実施施設に認定
・2024年5月に2例の小児心臓移植を行い、いずれの症例も術後半年を経過し順調に推移
・北関東以北に小児心臓移植実施施設は存在せず、埼玉医科大学国際医療センターの役割は非常に大きい




 埼玉医科大学国際医療センターは、従来も新生児から成人期にいたる先天性心疾患治療と小児重症心不全治療が可能な、全国でも数少ない拠点施設であった。2023年8月に日本で7番目の小児心臓移植実施施設として認定。移植医療も実施可能となったことで、あらゆる小児循環器疾患に対する治療体制が整っていた。
 こうした中で12月10日、今年5月に2例の小児心臓移植を実施したことを発表した。当初認めていた(抗体関連)拒絶反応も免疫抑制治療により安定して制御できるようになったため、このたびの発表となった。
 同センターは今後の治療にあたり、移植待機のため装着する小児用補助人工心臓の台数を増やす予定。

 北関東以北に小児心臓移植実施施設は存在せず、埼玉医科大学国際医療センターの役割は非常に大きい。今後、より質の高い安全な医療を提供できる小児循環器医療の拠点施設としての役割を、これまで以上に果たしていく。

○埼玉医科大学HP

 https://www.saitama-med.ac.jp/
○埼玉医科大学国際医療センターHP
 https://www.international.saitama-med.ac.jp/
・プレスリリース「国際医療センターで初めてとなる小児(11才未満)心臓移植を実施」
 https://www.saitama-med.ac.jp/news/nid00000470.html


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