「テナント空き地」などに展開可能な空間デザインを社会実装!玉川大学工学部マネジメントサイエンス学科の学生たちと東洋メディアリンクス(株)が共創した空間デザインをホテル内で展開し、経営課題解決に貢献!

プレスリリース発表元企業:玉川大学

配信日時: 2024-12-13 14:05:03







玉川大学(東京都町田市/学長:小原一仁)の工学部マネジメントサイエンス学科マネジメント・コントロール研究室(指導:小酒井正和教授)の4年生、生沼峻太郎さんと井出琉聖さんと東洋メディアリンクス株式会社は、同社と共創プロジェクトで創り上げた学内間伐材を活用したスピーカー内蔵ウッドチェアーとプロジェクションマッピングを活用し、ホテルの空間デザインに挑戦。ホテルロビー近くの空きスペースをこの時期にぴったりの演出に成功し、共創で取り組んだ成果が社会実装され、閑散期の集客という経営課題に一役買うことができました。




<今回の取り組みのポイント>
・空間デザインを得意とする東洋メディアリンクス様と工学部マネジメントサイエンス学科が2023年から取り組んできた
 共同研究「空間デザインセールス研究プログラム」で積み上げてきた成果が、社会実装できたこと
・ホテル内での空きスペースの活用で、閑散期の集客課題解決に貢献
・大自然の中のアートヴィレッジをコンセプトとしている「あきた芸術村」と、マッチした空間デザインを提案でき、
 間伐材の有効活用したことからSDGsにも貢献していること

<学内間伐材を活用したスピーカー内蔵ウッドチェアーとプロジェクションマッピングについて>
2023年にスタートした東洋メディアリンクスとの共同研究「空間デザインセールス研究プログラム」において、学生たちのディスカッションの中で出てきた、「玉川産の木材を活用し、玉川らしさのあるより魅力的な空間にしたい。玉川産の木材を活用し、玉川学園の自然環境の豊かさを、実際に目で見て知ってほしい。」という想いを実現するため、企画・制作したものです。

玉川産の木材など選定の調達は、緑豊かなキャンパスを活かし、木の輪(Mokurin)でつなぐ活動により地球環境の保全をめざす学内のプロジェクト「Tamagawa Mokurin Project」が、材料加工にはSTREAM Hall 2019にあるメーカーズフロア・芸術学部木工室の技術職員がそれぞれ協力し、このプロジェクトを支えています。
脱炭素化社会に向けて、自然環境とテクノロジーを融合したSDGsに配慮したアート作品であり、東洋メディアリンクスの取り組む商業施設の「テナント空き地」の有効活用など発展性の高い共同研究の展示です。

今回は、投影する木の部分をアレンジし、冬期の田沢湖の自然(あきた芸術村近く)を彷彿とさせるような映像と組み合わせることで、大自然の中のアートヴィレッジである「あきた芸術村」の冬のブランディングに貢献できると考えました。ホテル内のこれまであまり活用されていなかったスペースに設置することで、新たな魅力を生み出し、ホテル内の回遊性を高め、社会実装を実現しました。

<実施経緯>
会場となったホテルは、秋田県を拠点とする劇団わらび座が運営する「あきた芸術村」の宿泊施設「温泉ゆぽぽ」。同施設は、劇団わらび座のミュージカルのロングラン公演が終了した閑散期には、集客が伸び悩んでいました。以前から劇団わらび座の経営改善を支援していた小酒井正和教授への相談をきっかけに、今回の取り組みが実現しました。

<学生のコメント>
井出さん:「映像を映すのが木ということで最初は戸惑いがありましたが、東洋メディアリンクスさんのプロの技術と、自分たちが作ってきたものが相乗効果で誰かに感動を与えられるようなものができることがとても嬉しく、『やってみないとわからない』ことを実感できたのが今回の貴重な経験でした。現場では生沼さんと一緒に、吊る下げた木の角度や映像のミリ単位の調整を行い、単なる投影でないプロジェクションマッピングならではの難しさを痛感しました。完成した作品を劇団わらび座の小道具担当の方に見ていただき、出来栄えをプロに褒めていただけたことは、本当に嬉しかったです。まずはシンプルに映像を楽しんでいただきたいのですが、玉川の木材の再利用をしていることや、自然あふれる『あきた芸術村』でこの展示を展開していることを連動して考えていただけたら嬉しいです。」

生沼さん:「プロジェクションマッピングの機材と板さえあればと思っていましたが、実際に現場で設置してみると、吊り下げるため木の重さを考慮する必要があり、3D部分の見え方も変わってくるためプロジェクターの角度など、細かな調整が非常に難しかったです。ウッドチェアーの設置位置の調整も担当しましたが、消防法の関係で設置場所に制限があるなど、ホテルという環境のため重低音を聞き心地よく調整するのが大変でした。『あきた芸術村』では木を使ったワークショップができるなど、自然に親しむ取り組みが多くあります。その中で、木が巡り巡って様々なところに活用されていることを、この展示を通して体感いただけると嬉しいです。プロジェクションマッピングの技術とあいまって新しい表現が生まれたと思いますので、ぜひ芸術的な側面も感じていただけたら幸いです。」

<参考>
学内間伐材を活用したスピーカー内蔵ウッドチェアーとプロジェクションマッピングについて
https://www.tamagawa.jp/university/news/detail_23393.html
https://www.u-presscenter.jp/article/post-53533.html

あきた芸術村
https://www.warabi.or.jp/




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