ブレインパッド、自律型AIエージェントサービス第一弾として、アノテーションエージェントサービスを提供開始
配信日時: 2024-12-12 14:00:00
株式会社ブレインパッド(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO 関口 朋宏、以下:ブレインパッド)は12月12日、日本企業のデジタル競争力の向上および本質的なDXの実現を目指し、自律型AIエージェントサービスを順次発表していくこと、および、その第一弾としてアノテーション(*1)エージェントサービス「BrainPad アノテーションエージェント」を発表します。
当社は、2025年2月より「BrainPad アノテーションエージェント」の試験提供を開始します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/420341/img_420341_2.png
「BrainPadアノテーションエージェント」の特長
ブレインパッドは、生成AIの特長を、人間から一定の情報を学習して人間の意思決定を支援するアシスタント型(支援型)と、状況や条件を考慮して自律的に複雑なタスクの遂行を可能にするエージェント型(自律型)の二通りに分けて考えています。
米・Gartner,Inc.が「生成AIのハイプ・サイクル:2024年」にて、10年以内に主流の採用に達する可能性のある生成AIイノベーションとして自律エージェントをそのうちの1つと挙げています(*2)。このことからも、今後は、AIが自ら状況を理解し、判断し、行動(処理)できる自律型AIの需要が高まっていくものと思われます。
ブレインパッドは、自律型AIによって既存のビジネスプロセスを変革することが、日本の労働力不足を解決する重要な要素のひとつになると同時に、低迷する日本のデジタル競争力(*3)の底上げにつながるものと考えており、このたび、自社開発の自律型AIエージェントサービスを立ち上げ、各業務領域に特化したAIエージェントを順次発表していくことを決定しました。
ブレインパッドが掲げる自律型AIエージェントサービスは、AIが業務を「支援する」に留まらず、「実質的な部下」として業務も担えるAIの在り方を目指します。
その第一弾として、当社は、データに対してタグ付けを行うアノテーションという業務領域を選択しました。それは、アノテーションタスクの精度を担保するのはAIの核となるデータの品質であり、当社のデータ・AI活用のスキルおよびノウハウを活かせる領域であるためです。
ブレインパッドのアノテーションエージェントは、外部人材に作業を依頼する従来にアノテーションサービスの対応範囲に留まらない、業界や企業特有の知識や文脈を理解した「専門的アノテーション」を可能にします。これにより、業界知識を有する担当者が手作業で行っていたアノテーション作業や、担当者が暗黙的に実施していた業務の優先順位づけをAIが代行できるようになり、業務の効率化・業務速度の向上を図ることができます。加えて、特別な知識が求められることで属人化しやすく、技能伝承が難しいという課題が解決され、一貫した判断基準に基づく大量のアノテーション処理が可能となります。これにより、企業の保有する膨大なデータを体系的に資産化できるようになります。
■「BrainPad アノテーションエージェント」の特長
1.マルチモーダルAI(*4)による高度な理解
・画像とテキストが示す文脈を総合的に解釈し、より深い意味理解を実現
2.インテリジェントなタグ候補の提案
・アノテーションの意図や目的を理解し、最適なタグを自動で提案
・業界や企業特有の業務知識を活用した意味のあるタグ付けを支援
・商品の属性付与に留まらず、対応の優先順位づけ(トリアージ)や、細かなニュアンスを反映した異常検知などのユースケースにも対応
3.効率的な検証プロセス
・タグの妥当性を少ない工数で確認することが可能
・タグ付けの一貫性を自動でチェックし、作業負荷を大幅に削減(機能の一部は開発中)
4.継続的な精度向上
・実験とフィードバックの繰り返しにより、アノテーション精度が着実に進化
●株式会社ブレインパッド 代表取締役社長 CEO 関口 朋宏のコメント
ブレインパッドは、この1年半にわたり、昨今急速に進展している生成AIを中心とする新たな事業機会やサービス提供機会を探ってまいりました。当社は、生成AIが日本の労働力不足と生産性の課題解決につながる大きな武器になると信じています。
当社は、日本におけるデータ/AI活用の先駆者として、過去のビッグデータブームやAIブームの経験をふまえ、単なる生成AI技術の普及を超えて、直接的かつ本質的な課題解決につながる「自律型AIエージェント」を新たな事業機会として選択しました。そして、さらに時代を先回りし、AIエージェントの普及を阻害するボトルネックを解消するサービスを展開していきたいと考えています。
AIエージェントの根幹はデータです。「息を吸うようにデータが活用される社会」を目指して、当社のデータ技術を惜しみなく注ぎ込み、さらなる事業成長を目指してまいります。
●関連情報
2024年11月29日公開 ブログ
AIエージェントとは何か? 「ビジネス観点での意義」や「今後の展望と課題」を解説
https://www.brainpad.co.jp/doors/contents/02_about-ai-agents_1/
(*1)「アノテーション」とは注釈、注解という意味で、ここでは、データに対して情報タグを付与する作業を指す。この作業により、AIがデータを正しく認識できるようになる。
(*2)2024年9月10日ガートナージャパン株式会社 発表
Gartner(R)、「生成AIのハイプ・サイクル:2024年」を発表 ―2027年までに生成AIソリューションの40%がマルチモーダルになると予測
https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20240910-genai-hc
GARTNERは、Gartner, Inc.および/または米国とその他の国におけるその関連会社の商標およびサービスマークであり、HYPECYCLEは、Gartner, Inc.および/またはその関連会社の登録商標であり、本書では許可を得て使用しています。All rights reserved. Gartnerは、Gartnerリサーチの発行物に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。また、最高のレーティング又はその他の評価を得たベンダーのみを選択するようにテクノロジーユーザーに助言するものではありません。Gartnerリサーチの発行物は、Gartnerリサーチの見解を表したものであり、事実を表現したものではありません。Gartnerは、明示または黙示を問わず、本リサーチの商品性や特定目的への適合性を含め、一切の責任を負うものではありません。
(*3)2024年11月30日 IMD(International Institute for Management Development)発表
2023年世界デジタル競争力ランキング 日本は総合 32位、過去最低を更新
https://www.imd.org/news/world_digital_competitiveness_ranking_202311/
(*4)「マルチモーダルAI」とは、異なる種類の情報をまとめて扱う生成AIのこと。画像・音・テキストなど単一種類の情報から学習するのではなく、複数の種類の情報を一緒に学習して、より高度な情報処理を行う。
■ご参考情報
●株式会社ブレインパッドについて(https://www.brainpad.co.jp/)
(東京証券取引所 プライム市場:証券コード 3655)
本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ
設立:2004年3月
代表者:代表取締役社長 CEO 関口 朋宏
資本金:597百万円(2024年6月30日現在)
従業員数:545名(連結、2024年6月30日現在)
事業内容:データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクト サービス
■お問い合わせ先
●製品・サービスに関するお問い合わせ
株式会社ブレインパッド
e-mail:info@brainpad.co.jp
*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
以上
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プレスリリース提供元:@Press
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