LIXILの屋内設置型太陽光発電設備「PVロールスクリーンシステム」が「令和6年度気候変動アクション環境大臣表彰」で大賞を受賞
配信日時: 2024-12-04 13:00:00
株式会社LIXILのロールスクリーン状の屋内設置型太陽光発電設備「PV(太陽光発電)ロールスクリーンシステム」は、その開発と実装への取り組みが評価され、この度環境省が主催する「令和6年度気候変動アクション環境大臣表彰」の開発・製品化部門(緩和分野)において、大賞を受賞しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15099/678/15099-678-fabbd53a0e7cd82ecd1982210cf5c2aa-2048x1536.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
登壇者左から、環境省 地球環境局長 土居 健太郎氏、株式会社LIXIL LHT 技術研究所主任研究員 石井 久史
「PVロールスクリーンシステム」は、脱炭素に貢献できる技術の一つとして、LIXILが2022年・23年にNEDO助成事業(課題設定型産業技術開発費助成事業)の支援を受け開発しました。既築ビルの窓まわりへ室内側から容易に後付け(設置)でき、従来のロールスクリーン機能である遮光性やプライバシー保護に加えて、発電や電力取出機能(USB-C PD 対応, DCジャック)を備えております。また、断熱性の向上やコールドドラフトの抑制効果などが得られるため、「省エネ」と「創エネ」により脱炭素化とレジリエンス対応が期待されています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15099/678/15099-678-b4f9f63b019b6bf244f748d170f5b59d-1255x678.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
また、屋根や壁面に設置する太陽光発電設備と比べ、少ない手間やコストで設置でき、メンテナンスも室内側から容易に行うことができます。「PVロールスクリーンシステム」を日本で設置可能な窓(1.4億平方メートル (※1))のすべてに導入した場合、CO2排出削減量が建設セクターの2030年削減目標の約12%に相当することが試算されています(※2)。そのため、脱炭素への貢献する製品としての開発と普及を進めています。
「PVロールスクリーンシステム」は、2022年からの開発以降、自社社屋での実証実験に加え、今年の3月には福岡県宗像市内の施設3か所(宗像市役所、東郷地区コミュニティ・センター、城山中学校)で「PVロールスクリーンシステム」の実証実験を行う協定を結びました。また、2024年度のグッドデザイン賞を受賞するなど、脱炭素社会の実現に貢献する商品として注目されています。
日本の2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、太陽光発電の普及が急がれるなか、既存の建物に太陽光発電を設置の検討、技術開発が進められています。発電による創エネに加え、断熱性や遮光性など建物内の環境を最適化し、その効果を定量化している点が今回大賞の受賞理由となりました。
LIXILは脱炭素社会の実現に向けた「省エネ」製品に加え、「創エネ」技術を有する製品の一つとして革新的な「PVロールスクリーンシステム」の普及・利用促進に向けた一般発売を目指してまいります。
※1 NEDO委託事業 高性能高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発動向調査、2016年9月
※2 石井久史、壁面設置太陽光発電システム設計・施工ガイドライン2023年度版、PVTECニュース、2024年 Vol.96 3月号 2024年3月 https://www.pvtec.or.jp/data_files/view/356/mode:inline
<参考資料>
■「PVロールスクリーンシステム」特長
「PVロールスクリーンシステム」は、発電や蓄電機能及び電力取出機能(USB-C PD 対応, DCジャック)などを兼ね備えているほか、施工性やメンテナンス性、視界の自由度とプライバシーへの配慮の両立、デザイン性にもこだわっています。また、夏場は独自構造採用により、日差しを遮ることで眩しさや暑さを軽減し、冬場は断熱性が約2倍に向上(※)するなど、窓まわり全体の価値向上を実現しています。日常使いのほか、災害時のレジリエンス強化にも繋がります。
※既存の単板ガラスにPVロールスクリーンシステムを後付けした場合
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[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15099/678/15099-678-b30a3aa9d244f47f6ee3b9d80cdfe1b1-818x304.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
参考:
2022年7月プレスリリース
既築ビルにおける脱炭素化への貢献とBCP対応に寄与する 「太陽光発電ロールスクリーンシステム」を開発し、実証実験開始
2024年4月プレスリリース
脱炭素社会の実現に向け、福岡県宗像市とLIXILが提携 「PVロールスクリーンシステム」の実証を開始
About LIXIL
LIXILは、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめとする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。現在約53,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。
株式会社LIXIL(証券コード: 5938)は、2024年3月期に1兆4,832億円の連結売上高を計上しています。
LIXILグローバルサイト:https://www.lixil.com/jp/
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