慢性疾患の猫のQOL向上を目指して。新たな治療選択肢:猫用グレリン受容体作動薬「エルーラ」新発売

プレスリリース発表元企業:エランコジャパン株式会社

配信日時: 2024-11-20 19:15:30

国内初の猫の慢性疾患に伴う食欲不振や体重減少に対する治療薬



エランコジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:フィリップ フッゲンベルガー)は、2024年11月20日より、猫用グレリン受容体作動薬「エルーラ」を新発売いたします。

エルーラは、国内初となる「慢性疾患に伴う食欲不振や体重減少を示す猫の体重増加」を目的とした動物用医薬品です。猫への使用が承認された初めての選択的グレリン受容体作動薬で、食欲増進ホルモンであるグレリンと同様の作用を示し、「摂食量増加」と「体重増加を刺激する代謝変化」の2つの作用機序により、体重増加が期待できます。
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※獣医師の処方箋・指示に従って使用してください。

体重減少は猫にとっても飼い主様にとっても深刻な問題です。
様々な猫の慢性疾患に関連して、体重減少が認められますが(※1,2)、体重減少は、猫の体力、免疫機能、創傷治癒、生存期間に悪影響を与えることが分かっています(※1,3)。また、猫の飼い主様にとっても、愛猫が病気で食欲が低下したり、体重が減っていく様子を見るのは大きなストレスになります(※1,4)。しかし、これまで、食欲不振や体重減少に対する治療薬として承認された動物用医薬品は国内にありませんでした。
エルーラのユニークな作用機序
エルーラは、生体内に存在する食欲増進ホルモン「グレリン」と同様の働きを促す、選択的グレリン受容体作動薬です。グレリンは、食欲を増進したり筋肉量を増加させるなど様々な生理作用があります(※5)。エルーラの体重増加作用は、食欲増進による「摂食量増加」と、体重増加を刺激する「代謝変化」の両者によってもたらされると考えられます。
エルーラは、慢性疾患の管理において、体重減少に悩む猫のQOLを向上する新たな基盤となります。
エルーラの発売によって、慢性疾患による食欲不振や体重減少を示す猫に対して新しい治療の選択肢を提供することができました。今後、エルーラが様々な慢性疾患における猫のQOL向上に貢献することが期待されます。また、猫の慢性疾患における体重減少の早期発見と早期治療開始の啓発に取り組み、エルーラの普及によってより多くの猫のQOL向上を目指して活動していきます。

製品概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/117339/table/2_1_a341461f5c33a339f7cb6bb1f48d7159.jpg ]
会社概要
会社名:エランコジャパン株式会社
事業内容:動物用医薬品、飼料及び飼料添加物、小動物関連製品の製造・販売
代表取締役社長:フィリップ フッゲンベルガー
本社所在地:〒107-0052東京都港区赤坂4-15-1赤坂ガーデンシティ15階

"Food and Companionship Enriching Life"
「食」と「動物たちのふれあい」を通して豊かな暮らしを
エランコは、米国インディアナ州に本社を置く世界的な製薬企業、イーライリリー社の一部門として1954年に設立され、1965年から日本でも活動を始めました。
動物の暮らしを豊かに、人々の暮らしを豊かにエランコ(NYSE:ELAN)は、90か国以上で、食用動物およびペットの病気を予防、治療するための製品や知識サービスを開発する、グローバルなアニマルヘルスカンパニーです。65年を超える歴史を持つ当社は、動物の健康を改善しお客様に価値をもたらすため、果敢に改革に取り組み、また全従業員に対し、多様で目的主導型の文化を育んでいます。エランコでは、動物と人々、そして地球の健康を向上させるために、『「食」と「動物たちとのふれあい」を通して豊かな暮らしを』というビジョンに力を注いでいます。

エランコジャパン株式会社HP:https://www.elanco.co.jp/
エランコ(グローバルサイト)HP:https://www.elanco.com/


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117339/2/117339-2-fdb99316d0f1bee13255b2dc008fd189-2656x1317.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


参考文献
※1 Freeman LM 2012. J Vet Intern Med. 26(1): 3-17
※2 Peterson M et al. 2016. J Vet Intern Med. 30(6): 1780-1789
※3 Freeman LM et al. 2016. J Vet Intern Med. 30(5): 1661-1666
※4 Williams J et al. 2017. Animals. 7(3):18
※5 Rhodes L et al. 2018. Vet Med Sci. 4(1): 3-16
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