NEDO※1 脱炭素省エネプログラム※2、革新的省エネ植物工場技術の開発において、 ファームシップは新たに豊橋技科大を共同研究先として加え、 さらなる開発の加速を目指す。

プレスリリース発表元企業:国立大学法人豊橋技術科学大学

配信日時: 2024-11-15 16:40:00




株式会社ファームシップ(本社:東京都中央区、代表取締役:三上祐志郎、以下「ファームシップ」)は、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構および株式会社RYODENとの共同研究に加え、新たに国立大学法人豊橋技術科学大学(所在地:愛知県豊橋市、学長代行:若原昭浩/共同研究者:機械工学系 高山 弘太郎 教授)、以下「豊橋技科大」)を研究パートナーとして迎え入れ、NEDOの「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム」のもと、省エネ植物工場技術の開発をさらに加速させることをお知らせいたします。
1.概要
株式会社ファームシップ(本社:東京都中央区、取締役:三上祐志郎、以下「ファームシップ」)は、NEDOの2022年度プログラムに採択され、約2年半にわたり研究開発を進めてまいりました。本プロジェクトは、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構および株式会社RYODENとの共同研究として実施されています。次世代型植物工場を対象に、IoTを活用した環境のリアルタイム監視や、AIによる制御方針の最適化を通じ、従来のシステムと比較して36%以上の省エネルギー化を実現する技術開発を目指しています。2年目には、効率的な照明や空調制御、栽培技術など個々の技術で大幅な省エネ効果を確認しており、今回新たに豊橋技科大を研究パートナーに迎え、これらの技術を統合したシステムでのさらなる省エネ目標の達成を目指します。
2.新たな共同研究の背景と目的
ファームシップは、次世代農業の未来を切り拓くため、省エネ技術の実用化を目指し、これまでの研究成果に豊橋技科大・高山弘太郎教授の研究室の知見を融合し、研究開発をさらに強化します。高山教授は、植物の光合成および蒸散の精密計測によるリアルタイム解析技術(図1)を活用し、栽培条件を最適化することで、さらなる省エネルギー化を実現します。高山教授は、植物生理や解析技術において卓越した知識を持ち、特にリアルタイム解析の分野で高い評価を得ており、今回の共同研究においても重要な役割を果たします。これにより、省エネルギー化を一層進化させ、技術の実用化を加速させることを目指しています。
今後も、ファームシップは、豊橋技科大、農研機構、RYODENと連携し、次世代型植物工場の技術革新を推進していきます。引き続き、IoT技術によるリアルタイム環境モニタリング、AIを活用したエネルギー最適化の制御技術、ならびに省エネ目標達成に向けた研究開発を強化し、持続可能な農業システムの構築に貢献してまいります。
図.光合成・蒸散リアルタイム解析
【注釈】
※1 NEDO
:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の略称
※2 脱炭素省エネプログラム
:脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム
https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100197.html
3.問い合わせ先
(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)
  株式会社ファームシップ 担当:松本 TEL:03-5829-9601
  国立大学法人豊橋技術科学大学 広報担当:岡崎・太田 TEL:0532-44-6506


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