【新刊】約1万人の悩みを聴いてきた公認心理師 舟木彩乃著『発達障害グレーゾーンの部下たち』(SB新書)11月7日発売

プレスリリース発表元企業:アップルシード・エージェンシー告知用

配信日時: 2024-11-07 07:30:00




舟木彩乃さんの新刊『発達障害グレーゾーンの部下たち』が11月7日に‎ SBクリエイティブより発売されます。
著者の舟木さんはカウンセラーやアドバイザーとして、行政機関・民間企業・病院などで約1万人の悩みを聴いてきた公認心理師です。
人間関係の悩みを訴える人の中には、発達障害やいわゆる「グレーゾーン」の人たちも多いといいます。「グレーゾーン」は、発達障害の傾向がありながら、その診断が付いていない人たちです。
グレーゾーンには、発達障害の人とは少し違った特性があります。


・こだわりが強く、自分の中で決めた手順を踏まないと仕事ができない
・注意力散漫でケアレスミスが多い
・人の話を最後まで聞けず、自分の話したいことを話す
・ 表情や身振りから、相手の気持ちを汲み取れない
・複数の業務に同時に取り組むことができない
・優先順位がつけられず、自分がやりたい業務を優先させてしまう

上記のような言動から、職場でうまくコミュニケーションが取れず、仕事上のミスを誘発しがちなこともあり、自分の置かれている環境に違和感を持ち「生きづらさ」を抱えて「適応障害」を併発するケースもあります。
一方で


・行動に裏表がなく、誠実
・視覚的(又または聴覚的)な記憶力が優れている
・特定分野に関する知識が豊富
・一つのことに集中してコツコツと行うことができる
・行動力や決断力がある。
・ 興味のあることには抜群の集中力を発揮する

といった特性を生かして、創造性を発揮する場合もあります。
本書では、舟木さんが実際に企業でカウンセリングをした際に見聞きした職場にいる「グレーゾーン」の方の言動を具体的な事例を挙げて示し、どのような対応法を取り入れればよいかを解説しています。発達障害より凹凸が少なくわかりづらい「グレーゾーン」のさまざまなケースを挙げ、特性と対応を具体的に示すことで、「グレーゾーン」とはどういうものなのかを把握し、働きやすい職場づくりの参考となる内容となっています。
現在、多くの企業が経営理念に取り入れ、広がりを見せているDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)という概念があります。DE&Iは、企業の理念や経営方針に多様性・公平性・包摂性といった価値観を取り入れることで、多様な人材を受け入れて公平な機会を提供し、互いに成長できる環境を目指そうというものです。
職場の中で「困りごと」の対象になりやすい「グレーゾーン」の人が持つ特性も、正しく理解して活かすことで、組織全体の成長のチャンスにつながると著者は書いています。
発達障害グレーゾーンは、社会に出てから発覚するケースが多く、職場のサポートには課題が多く残されています。
違和感を抱く部下や上司を持った人、職場のストレスマネジメントに関わる人の必読の一冊です!


(アップルシード・エージェンシーは本書の販促活動をサポートしています)


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目次より


第1章「診断名」がつかないグレーゾーンの人たち
発達障害グレーゾーンとはなにか
・環境の変化によって症状が現れたAさん
職場でのサポートはどこまでできるのか
社会に出てから発覚するグレーゾーン
・「学生時代は上手くいっていたのに……」と悩むBさん
・異動により症状が現れたCさん
部下がグレーゾーンかも? と思ったら
・ほぼ毎回、会議に遅刻してくるDさん
・曖昧な指示が理解できないEさん
第2章 発達障害グレーゾーンの主な特徴
グレーゾーンが抱える「生きづらさ」
特に発見が難しいASDとADHD
自閉スペクトラム症(ASD)
注意欠如・多動症(ADHD)
女性と発達障害グレーゾーン
・ADHD(不注意優位型)が疑われるGさん
・同性との関わりが苦手なHさん
第3章 職場での発達障害グレーゾーン
職場で起こりうること
・社内の人間関係で起こりうること
・能力の凹凸が大きいことで起こりうること
・社外の人と関わるときに起こりうること
・知覚過敏があるPさんの場合
うつ病などの二次障害
第4章 グレーゾーンとのコミュニケーション
発達障害グレーゾーンに気づき、対応するプロセスとは(気づき編)
発達障害グレーゾーンに気づき、対応するプロセスとは(対応編)
ハードスキルとソフトスキル、メタスキル
グレーゾーン社員を活かす
第5章 グレーゾーンをサポートする
サポートしていくうえで押さえるべきポイント
ポイント①ハラスメントにならない注意の仕方
ポイント②モチベーションを維持してもらう褒め方
ポイント③コミュニケーション能力を高める声掛け
カウンセリングでよく聞く悩み
上司がグレーゾーンだった場合
第6章 組織としてできること――サポート側の心を守る
サポート側の心が壊れることも
・つらいのは本人だけじゃない
ほかの部下の心を守る
・サポートを頼むとき任せっきりにしないためには
・グレーゾーンの部下を持つUさん
上司自身の心を守る
・認知行動療法と首尾一貫感覚
組織としてどう動くか
・4つのケアを押さえる
・上司に相談できないVさん
ピアケアの重要性
・ピアケアサポートとは?


著者プロフィール


画像 : https://newscast.jp/attachments/4Xrl915mVrBPuETa401t.jpg


舟木 彩乃(ふなき・あやの)
ストレスマネジメント専門家。公認心理師・精神保健福祉士。博士(ヒューマン・ケア科学/筑波大学大学院博士課程修了)。博士論文の研究テーマは「国会議員秘書のストレスに 関する研究」。株式会社メンタルシンクタンク(筑波大学発ベンチャー)副社長。文理シナジー学会監事。一般社団法人企業広報研究ネットワーク理事。AIカウンセリング「ストレスマネジメント支援システム」発明(特許取得済み)。
カウンセラーとして約1万人の相談に対応し、中央官庁や地方自治体のメンタルヘルス対策に携わる。Yahoo!ニュースエキスパートオーサーとして「職場の心理学」をテーマにした記事、コメントを発信中。
著書に『「首尾一貫感覚」で心を強くする』(小学館新書)、『「なんとかなる」と思えるレッスン』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)等がある。 X(エックス)にて職場のメンタルヘルスなどをテーマとした勉強会(不定期)やイベント、集団セラピーなどを案内している。 https://twitter.com/funakiayano


書誌概要


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出版社 ‏ : ‎ SBクリエイティブ
発売日 ‏ : ‎ 2024/11/7
定価 : 1,045円
新書 ‏ : ‎ 232ページ
ISBN ‏ : ‎ 978-4815626372


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