蝉谷めぐ実『万両役者の扇』(新潮社)が第15回山田風太郎賞を受賞しました!
配信日時: 2024-10-24 17:45:38
2024年10月21日、第15回山田風太郎賞の選考会が行われ、選考委員の満場一致で蝉谷めぐ実氏の『万両役者の扇』が受賞作に選ばれました。蝉谷氏は『おんなの女房』(KADOKAWA)以来、同賞へは二度目のノミネートでの受賞となります。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/1725/47877-1725-aad8061c4703d0fc439ad100dbea6073-548x800.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
『万両役者の扇』は「芸のため」ならどんなことにも手を染める江戸森田座の役者・今村扇五郎を中心に、彼の贔屓たちの視点で、役者とその崇拝者たちの狂気を活写したエンタメ時代小説です。
受賞してすぐの記者会見で喜びと共に「本作には今までの歌舞伎に対する思いを全部込めた」と語った蝉谷氏。まだの方はこの機会に、どろどろの底なし芝居沼にぜひはまってみてください!
受賞後、蝉谷氏からコメントをいただきました。
山田風太郎先生の虚実ない交ぜの世界に引き込まれたことのある身として、その山田先生の名前を冠した賞をいただき、心から光栄に思います。
受賞した本作も、舞台は嘘も誠も板の上にのせてしまう歌舞伎の世界。その中で、自分自身の倫理観の置き所を探して蠢く人間たちの姿を、ぜひ見届けていただけますと幸いです!
■書籍内容
江戸森田座気鋭の役者・今村扇五郎にお熱のお春が、女房の座を狙って近づいたのは……。芸を追求してやまない扇五郎に魅せられた面々の、狂ってゆく人生の歯車。ある日、若手役者の他殺体があがり、ついには扇五郎本人も――「芸のため」ならどこまでの所業が許されるのか。芝居の虚実を濃密に描き切ったエンタメ時代小説。
■著者紹介
蝉谷めぐ実(せみたに・めぐみ)
1992年大阪府生まれ。早稲田大学文学部で演劇映像コースを専攻、文化文政期の歌舞伎をテーマに卒論を書く。2020年『化け者心中』で第11回小説野性時代新人賞を受賞し、デビュー。21年に同作で第10回日本歴史時代作家協会賞新人賞、第27回中山義秀文学賞を受賞。22年に刊行した『おんなの女房』で第10回野村胡堂文学賞、第44回吉川英治文学新人賞を受賞。他の作品に『化け者手本』などがある。
■書籍データ
【タイトル】万両役者の扇
【著者名】蝉谷めぐ実
【発売日】2024年5月16日
【造本】四六判・ハードカバー
【定価】1,980円(税込)
【ISBN】978-4-10-355651-0
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/355651/
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