イノトランス2024出展レポート

プレスリリース発表元企業:株式会社ビーマップ

配信日時: 2024-10-03 18:45:32

デジタルきっぷ「とくチケ」に大反響、国際的な展開が現実のものに



 株式会社ビーマップ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉野文則、以下当社)は、ドイツ・ベルリンで2024年9月24日(火)~ 27日(金)に開催された国際鉄道技術専門見本市「イノトランス2024」に出展し、デジタルきっぷ「とくチケ」を海外の展示会で初めて紹介しました。ブース内ではデジタルきっぷ「とくチケ」を利用する際の一連の流れを、多数のご来場者に実際に体験していただきました。また、会期中に各国の交通事業関係者ともお話させていただき、特に街と交通機関が一体となって地域活性化を図ろうとする「とくチケ」の構想そのものを高く評価していただき、予想以上の大きな反響を得ることができました。

 以下、当社代表取締役社長 杉野文則より、会期中の現地の様子や、ご来場の皆さまからいただいた反響などを報告させていただきます。
■スタートは不安だらけ
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イノトランス会場のメッセベルリン
 当社は、ドイツ・ベルリンで開催された国際鉄道技術専門見本市「イノトランス2024」に出展しました。当社は会場の中でも、自動車や自転車のシェア利用、ライドシェアやライドプーリングなどのファーストないしラストワンマイルのモビリティ、スマートデバイス用のアプリによる交通機関の情報提供、予約、支払い等による利便性向上などにフォーカスした「Mobility +(モビリティ・プラス)」のエリア内に、デジタルきっぷ「とくチケ」を紹介するブースを設置しました。



 ブース内では、店舗等で取得したQRコード乗車券を、自動改札の読み取り機にかざしたのちに交通機関に乗車するという、デジタルきっぷ「とくチケ」をご利用していただく流れを、限りなく実際の利用形態に近い形で再現し、体験していただくことを目指しました。

 当社はこれまで共同展示での形で海外開催の展示会に出展したことはありましたが、自らが主体となり、一から企画して海外へ出展するのは初めてのことです。ましてや日本から持ち込んだサービスが世界の方々に受け入れられるかどうかは全くの未知数です。正直申し上げて、会期当日までは不安だらけでした。

■不安は杞憂に、初日から思わぬ大反響
 しかし、その不安も初日のスタートと同時に解消されました。
 9月24日のスタート後すぐに、他のブースを圧倒するほど、実際にこう言っても全く大げさではないほどの、大勢のお客様が集まってくださいました。しかも、これが4日間ずっと続きました。昼食などの休憩をはさむ時間も全く作れないほどの盛況で、出展担当者一同、嬉しい悲鳴を上げる毎日となりました。
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望外の人数のご来場者で賑わった当社のブース

 実際にデモを体験したお客様からは一様に、しかも大変好意的な反応をいただきました。みな笑顔で一連のデモを楽しんでいただくとともに、
 「Good Service!」
 「このサービスはあるべきだよ!」
 「私の国でも活用できそうだ」
 「たくさんのサービスと連携できて、いろいろ広げられそう」
 などの嬉しい言葉を、多くのご来場者様からいただきました。抽選で用意した記念品のプラレールも、当選された方々に喜んでいただけたようです。
 またLinkedinでは「私の心を動かしたのはビーマップのブース。小さなブースでしたが、たくさんの愛と創造、そして心からの顧客対応に満ちていました」と、大変に光栄なご反応までいただきました。これには感謝に堪えません。

 当社ブースでは、他にも街と鉄道に加えてエンターテイメントを連携させ、「推し」が街の活性化を加速する「THE NEXT TOWN」の事業展開もパネルにて紹介。エンターテイメントを通じての集客と地域活性化が、これまた現地のご来場者の高い関心を集めたようで、スマホで写真を撮っていく方も多く、また多数のご質問などもいただきました。

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集客に貢献したとしていただいた記念品など
 初日のうちに、InnoTransの事務局の方が当社のブースを訪れ「このブースが話題になっていますよ」とご報告してくださいました。それどころか最終日にはInnoTransのディレクターがわざわざ当社ブースまでご挨拶に出向いてくださり、集客に貢献した感謝の印として記念品までいただいてしまいました。
 私どもが持ち込んだ「とくチケ」システムのデモ参加者も、最終的には500名を超えることができました。




■街と鉄道が一体となって展開する「とくチケ」に世界の鉄道会社から関心
 会期中には世界の鉄道関係会社20社ほどの方々から強い関心を持っていただきました。いずれも10分は掛かろうかという長い時間を割いて説明を聞いていただけただけでなく、今後も継続して導入に向けたお話をさせていただくこととなりました。
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多くの関係者の方が、熱心に説明を聞いてくださいました!!

 現地で鉄道事業の関係者の方々からうかがったお話によると、海外の鉄道はほとんどが国や自治体などによる公営として運営されており、日本のような私鉄はほとんどありません。
 日本では、阪急電鉄株式会社の創業者である小林一三氏が築き上げたように、街作りと鉄道網の整備が一体となって、それぞれの成長を促す私鉄の事業モデルが、むしろ一般的なものとして展開されてきました。しかし、実はこれは日本固有の文化なのです。
 海外では鉄道は公共機関のサービスであり、街と一体になるという発想がそもそもないのです。
 本サービス「とくチケ」は、鉄道と街が一体となって活性化を目指すことを目的としたサービスであり、そもそもこの観点からして海外の交通事業者にはとても新鮮で、大変に大きなご評価につながったようです。
 また、日本の鉄道会社からも、なんと10社ほどの方々にお越しいただき、多大な関心を寄せていただけました。当社のサービスが外国の交通事業者から評価を受けている様子を実際にご覧になり、あらためて「とくチケ」が持つ意義を再評価いただけたように思います。

■セミナーステージでは、「受益者負担」による集客という考え方に来場者からご賛同
 私どもが出展した「Mobility +(モビリティ・プラス)」のエリアでは、会期中に各出展者のセミナーも開催されました。写真のように各出展者のブースが取り囲む、その真ん中に円形のステージと椅子が設えられているのですが、こうしたオープンなスペースは、かえってご来場者の足を止めづらいようです。集客に苦戦する出展社もあり、またもや不安が増幅します。
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当社のセミナーには多数ご参加をいただきました

 しかし、それもまた杞憂に終わり、当社のセミナーには、これもまた大変多くのお客様にご参加いただきました。ステージでは「とくチケ」がスタートする背景、これまでの実績、可能性等についてご説明させていただきました。セミナー開始時には「?」という反応も少なからずあったようでしたが、そこで…
 「自家用車でショッピングセンターに買い物に行けば、利用者は駐車料金の特典が受けられます(ちなみに、これは多くの国で共通するサービスのようです)。」
 「ならば、鉄道で買い物に行けば、利用者は同じように鉄道運賃の特典が受けられていいはず」
 「そうすれば、ショッピングセンターと鉄道の集客につながるだけでなく、買い物客にもメリットがあります」
 と、具体例を挙げたところ、途端にセミナーに参加された皆さまの多くにご納得の表情が見られ、「とくチケ」の根幹である「受益者負担」による集客という考え方にご理解とご賛同をいただけたことがうかがえました。「このようなサービスを探していた。もっと話を聞きたい」と、実際にお声掛けくださったシステム会社の方もいらっしゃいました。

■国際特許も出願完了、「とくチケ」の世界的な展開を目指します
 本件の出展にあわせて、国際特許の出願も準備しておりましたが、こちらも既に出願を完了しております。今後、弊社としては「とくチケ」の国内での展開を急ぐと同時に、海外の鉄道会社にもこのモデルを採用いただき、世界的な展開をも図っていきたいと考えております。
 帰国後、1週間ほどが経ちましたが、現地でコンタクトいただいた各国の皆さまから、具体的な商談を進めたいとするご連絡も多数いただいており、これからが重要だと関係者一同、身が引き締まる思いです。

 最後になりましたが、この度の出展にご尽力、ご協力いただいた多くの関係者の方々、会期中に当社ブースを訪れ、「とくチケ」に多大な関心を寄せていただいたご来場の皆さまに、厚く御礼申し上げます。

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株式会社ビーマップ 代表取締役社長
杉野 文則




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