約1万人の利用者が回答した『電子コミックサービス』利用実態レポート┃「有料利用」は41.6% 昨年より課金利用者は微増傾向に(オリコン顧客満足度)

プレスリリース発表元企業:オリコン株式会社

配信日時: 2024-10-01 14:00:00

電子コミック利用者に聞く マンガは「紙」派?「電子」派?-「紙」派が59%と半数以上/好きなマンガ作品TOP10: 1位 ONE PIECE、2位 SLAM DUNK

実際のサービス利用者を対象に第三者の立場で顧客満足度調査を実施する株式会社oricon ME(本社:東京都港区 代表取締役社長:小池 恒 略称:オリコン)は、『電子コミックサービス』についての満足度調査の結果と同時に利用実態データを2024年10月1日(火)14時に発表いたしました。調査の結果は、下記の通りとなりました。



TOPICS
課金有無:「有料利用」は41.6% 昨年より課金利用者は微増傾向に

サービス併用状況:電子コミックサービス利用者の約72%が複数のサービスを併用
無料利用者では「4つ以上併用」が最多、一方、有料利用者は「1つだけ利用」が最多

月間最高課金額:1,000円~2,000円未満が13.9%と最多に

購買形態:「読みたいマンガがあるときだけ都度購入」が71.8%と最多

電子コミックに求めること:1位は「作品数の充実さ」、 ほか“UIの良さ、価格”が上位に

電子コミック利用者に聞く マンガは「紙」派or「電子」派:
「紙」派が59%と半数以上に 年代別では10代の約7割が「紙」派と最多

電子コミック利用者の好きなマンガ作品TOP10:
1位 ONE PIECE、2位 SLAM DUNK、3位 ドラゴンボール

利用頻度:「ほぼ毎日」が45.1%と最多


\電子コミックサービスユーザー 約1万人が回答した利用実態データ/
実際に『電子コミックサービス』を利用した9,113人を対象に実施したアンケート調査の結果から、利用実態としてデータを公開いたします。
課金有無:「有料利用」は41.6% 昨年より課金利用者は微増傾向に
      年代別では、とくに20代と60代以上で「有料利用」の割合が増加


[画像1: https://prtimes.jp/i/34467/555/resize/d34467-555-8ea86f6ef246b0cded87-10.png ]

「現在、利用している電子コミックサービスの課金有無(単一回答)」について、2023年と2024年を比較したところ、無料で読んでいる人の割合は61.4%から58.4%に減少した一方で、有料で読んでいる人の割合は38.6%から41.6%と増加していました。年代別では、10代・20代・40代・60代以上の大半の年代で、有料でマンガを読む人が増加しており、なかでも20代では5.7pt増、60代以上では5.8pt増と、とくに増えていることがわかりました。
これらの結果から、無料で利用している人は依然として半数以上を占めていますが、有料でマンガを読む人も少しずつ増えてきていることがうかがえます。
サービス併用状況:電子コミックサービス利用者の約72%が複数のサービスを併用
無料利用者では「4つ以上併用」が最多、一方、有料利用者は「1つだけ利用」が最多


[画像2: https://prtimes.jp/i/34467/555/resize/d34467-555-44a6376b78696b6e4861-1.png ]

「電子コミックサービスの併用状況(単一回答)」では、サイトやアプリを複数併用している人は全体のうち計71.6%に上り、約3分の2のユーザーが複数の電子コミックサービスを利用していることがわかりました。
さらに、課金有無別にみると、無料利用者では「4つ以上併用している」と回答したのは35.6%と最多でした。
一方で、有料利用者では「1つだけ利用している(複数併用なし)」と回答したのは、32.5%で最多となっています。
これらの結果から、無料利用者は有料利用者に比べて、複数のサービスを併用する傾向が高いことが特徴としてみられます。
月間最高課金額:1,000円~2,000円未満が13.9%と最多に


[画像3: https://prtimes.jp/i/34467/555/resize/d34467-555-acaad32dd81a0310d205-2.png ]

「過去1年以内に、電子コミックサービスでマンガを多い月でどれくらい購入したか(単一回答)」について聴取したところ、1,000円~2,000円未満が13.9%と最も割合が高い結果となりました。
課金額では、500円未満から30,000円以上に至るまで幅広く分布しており、電子コミック利用者がそれぞれのニーズに応じて、課金額を調整している傾向にあることがうかがえます。


購買形態:「読みたいマンガがあるときだけ都度購入」が71.8%と最多


[画像4: https://prtimes.jp/i/34467/555/resize/d34467-555-35921dcf15cbfbc85120-10.png ]

「電子コミックサービスでのマンガ購入方法(複数回答)」では、「都度、読みたいマンガがあるときだけ個別に購入している(都度購入)」と回答した人が71.8%と最多でした。次に、「クーポンやポイントを利用してお得に購入している」が50.7%、「セールやキャンペーンの際のまとめ買い」が34.9%とつづきました。
また、「定額制のプランで毎月一定額を支払い、読み放題を利用している(月額制)」と回答した人は、18.2%でした。
これらの結果から、電子コミックサービスで課金する際は「都度購入」や「クーポン・ポイントを利用しての購入」が大半を占めており、多くのユーザーは定額制よりも自分のペースで好きな時に購入することを好む傾向にありそうです。
電子コミックに求めること:1位「作品数の充実さ」 ほか“UIの良さ、価格”が上位に


[画像5: https://prtimes.jp/i/34467/555/resize/d34467-555-51a180ec2e01c83d83e3-4.png ]

「さまざまな電子コミックサービスがある中で、利用する上で重視するポイント(複数回答)」では、「作品数が充実している」が68.6%と最多でした。次に、「ジャンルの多様性(47.0%)」、「操作性が良い(UIが使いやすい)(45.2%)」がつづいています。
そのほか、「紙の漫画よりも価格が安い」「決済手段が豊富である」などもサービスを利用する上で、重視されるポイントとして上位に挙がっていました。
さまざまな電子コミックサービスがありますが、利用者はコンテンツの量だけではなく、操作性やコスト面、決済方法の利便性などの“ユーザー体験の質”も重視してサービスを選んでいることがわかります。

電子コミック利用者に聞く マンガは「紙」派or「電子」派:「紙」派が59%と半数以上
-年代別では10代の約7割が「紙」派と最多


[画像6: https://prtimes.jp/i/34467/555/resize/d34467-555-f2136bea9da04cf99486-5.png ]

「紙と電子どちらでマンガを読むのが好みか(単一回答)」では、「紙」派が計59.2%※と最も多い結果となりました。(※「紙(14.9%)」と「どちらかと言えば紙(44.3%)」の合計)
年代別にみると、どの年代も「紙」派の割合が高いですが、とくに10代は「紙」派が計69.5%と最多でした。
なお、「電子」派は20代以降から増加しており、とくに60代以上では計45.0%が「電子」を選んでいます。

それぞれ好む理由を聴取したところ、紙派は「実際にページをめくる感覚を楽しみたいから」が48.1%と最多となりました。次に、「書棚に並べてコレクションしたいから(41.0%)」「物としての所有感や本の質感を大切にしているから(40.8%)」がつづきました。
そのほか、「長時間読んでも疲れないから」「電源やバッテリーを気にすることなく読めるから」などの理由も選ばれています。
一方、電子派では「一台のデバイスで大量のマンガを持ち運べるから」が67.1%と最多に。次に「すぐに購入でき、どこでも気軽に読めるから(66.8%)」、「家のスペースを節約できるから」(64.5%)が上位に入りました。
そのほか、「電子書籍限定の割引やセールを利用できるから」や、「プライバシーを保てるから」なども理由として選ばれています。
これらの結果から、紙派は実際に本を手に取り、ページをめくる感覚や書棚に並べる楽しみなど、紙の本ならではの体験を重視している一方で、電子派は手軽さや利便性、コスト面などに魅力を感じているようです。
[画像7: https://prtimes.jp/i/34467/555/resize/d34467-555-d7d280febe4deaec0c8c-10.png ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/34467/555/resize/d34467-555-7c4b0dfa7435f6298410-10.png ]

電子コミック利用者の好きなマンガ作品 TOP10
1位 ONE PIECE、2位 SLAM DUNK、3位 ドラゴンボール


[画像9: https://prtimes.jp/i/34467/555/resize/d34467-555-aabf57959597806585d6-8.png ]

「今まで読んだマンガで最も好きなマンガはなにか(自由回答)」について聴取したところ、【ONE PIECE】が490件と最も多く、次いで【SLAM DUNK】が299件、【ドラゴンボール】が291件とつづきました。
上位には、いずれも長年にわたって愛され続けている作品が占めていました。
また、バトル系の漫画が多数を占める中、【SLAM DUNK】や【ハイキュー!!】なども上位に入っており、スポーツマンガも支持されていることがうかがえます。
<好きな理由について>
【ONE PIECE】
「キャラクターが魅力的でストーリーも面白い。長年連載しているのに、続きが気になって読みたくなる(30代・男性)」
「笑いあり、涙あり、友情あり、伏線ありで考えさせられる話も多く何回読んでも飽きない(30代・女性)」
【SLAM DUNK】
「SLAM DUNKを読んでバスケを始めて、いろいろな出会いがあり、良い思い出を作ることができた(40代・男性)」
「スポーツ漫画が好き。笑いあり、感動ありの青春も感じられるし、バスケに一生懸命になる主人公と周りの人物像や世界観が好き(50代・女性)」
【ドラゴンボール】
「孫悟空が好きだし、鳥山明先生の世界観が満載だから(40代・男性)」
「子どもの頃よく鳥山明先生の絵を真似して描いていました。悟空のボールを集める旅の話が好きだったし、ブルマの未来的な道具にワクワクし、ピラフ一味やレッドリボン軍などの敵キャラクターも魅力的だったから(40代・女性)」
利用頻度:「ほぼ毎日」が45.1%と最多


[画像10: https://prtimes.jp/i/34467/555/resize/d34467-555-7843bfb51a77b483fc23-9.png ]

「電子コミックサービスでマンガを読んでいる頻度(単一回答)」について聴取したところ、「ほぼ毎日」が45.1%と最多でした。次に「週に2~3日」(23.9%)、「週に4~6日」(15.8%)、「週に1日」(15.1%)がつづいています。








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《調査概要》 2024年 オリコン顧客満足度(R)調査 電子コミックサービス 利用実態データ
■発表日:2024/10/01 ■調査主体:株式会社oricon ME ■調査方法:インターネット調査
■サンプル数:9,113人(総合型・出版社の合計)
■調査期間:2024/06/03~2024/06/17
■調査対象者  性別:指定なし 年齢:15~79歳  地域:全国
条件:電子コミックを週に1回以上閲覧している人 ただし、試し読みは対象外とする
■URL: https://life.oricon.co.jp/rank-manga-apps/
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がございます
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