【AIロボット導入事例】ロビット社製、農作物向けAIカットロボット「CUTR」が世界最大級の植物工場を手掛けるスプレッド社の次世代型加工工場「テクノフレッシュ 秦野」にて採用。2024年春より稼働。
配信日時: 2023-12-13 11:00:00
レタスのカット加工工程における、芯抜き作業の完全自動化を実現。
AI・ソフト・ハードを融合させたクロスソリューションを提供する株式会社ロビット(代表取締役:新井雅海 所在地:東京都板橋区)は、世界最大級の植物工場を手掛ける株式会社スプレッドにAI自動カットロボット「CUTR」が採用されたことを発表いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/20284/29/resize/d20284-29-29f4541757be805fb7c3-0.png ]
■「CUTR」概要
CUTRは、AI技術を活用した画像処理アルゴリズムとAI技術に最適化された独自のハードウェア技術により、食品等不定形物のカット系加工を自動化するソリューションです。不定形物の切断や不可食部の除去を人間に代わって行い、工場の自動化を実現します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/20284/29/resize/f073128f7d6cd19f0bc0e34a8934c8a7.gif ]
■「CUTR」の特徴
特許取得済みのカット機構と柔軟に切り方を決定するAIにより、高速で歩留まりの良いカット加工を行います。
製造現場に求められる処理能力や耐候性を備えた、カット加工専用ハードウェアを加工対象に合わせて自社開発。 AIが不定形物の位置・姿勢を推定してカット方法を決定し、人と同等以上の歩留まりを実現します。
ハンドリングや除去部位の廃棄等、前後工程も含めた提案により、カット加工工程の自動化を実現します。
重量に応じた切り分けの調整や不可食部等の除去率を変更でき、日々の運用に即してカット方法を柔軟に変更できます。 検査対象やタクトタイム、前後工程に合わせ、既存設備やロボットアームとも連携可能です。
【アプリケーション事例】
レタスの芯除去の自動化を、人と同等以上の速度と歩留まりで実現
AIがレタスの外観から内部にある芯の位置や姿勢を推定してロボットの動作を決定する、高速な芯除去の自動化に成功。 様々な種類のレタスに対応するだけでなく、茎の除去率も設定でき、歩留まりの最適化、歩留まりの制御を実現。
まいたけカット工程の自動化技術の開発に成功し、次世代型パッケージングライン開発に合意
最も優れた熟練作業員と同等レベルでカットすることが可能なAIアルゴリズム搭載の自動カットロボットの開発に成功。 不定形で衝撃に弱いまいたけ株を安定的に把持し、AIアルゴリズムの推論結果通りに装置を制御/補正し、狙い通りのカットを実現。
■【AI導入事例】導入企業様ご紹介
会社名:
株式会社スプレッド
事業内容:
植物工場のパイオニアであり、世界最大級の植物工場「テクノファーム袋井」ならびに、植物カット工場「テクノフレッシュ秦野」をはじめ、京都野菜の高い品質管理から生まれた栽培技術と最新のテクノロジーを組み合わせて、誰もがおいしくて安全な食品にアクセスできる、持続可能なフードインフラの構築を目指すスタートアップです。
■「CUTR」応用事例
【CUTR導入で実現したこと】
本来であれば8人の人手が必要とされる処理量のレタスの芯抜き作業に対して、CUTRを導入することで完全自動化を実現
芯除去専用AIを構築することで、レタスの芯の位置、内部での傾きや、長さを予測し、可食部のみを残して、不可食部である芯のみの除去を実現
従来のAIを活用しない芯抜き装置では実現できない高い歩留まりを実現し、可食部の廃棄量を大幅に削減
【特徴】
独自設計のロボットハンドを活用することで、レタスを傷つけることなく様々な大きさのレタスの把持が可能
独自設計のカッターユニットを活用することで、AIが予測した芯の形状に沿ったカットが可能
しきい値を調整することで不可食部等の除去率を変更することができ、日々の運用に即してカット方法を柔軟に変更可能
食品に接触するユニットは水洗いにも対応した高い清掃性、食品衛生を実現
前後設備の要件にあった連携をシームレスに実現
■今後のCUTRの展望
【これまでの背景】
これまでロビットでは、レタスの芯抜き工程の自動化をはじめ、まいたけ加工工程の自動カットロボットの開発に成功するなど、カット系加工の自動化を実現できる技術の開発を行ってきました。
現状、産業用ロボットは食品業界ではほんのわずかしか使用されていませんが、弊社のAIアルゴリズムをロボットに実装することで、食品工場の省人化、DX化を推し進めることが可能になりました。
【今後の展望】
今後、ロビットではこれまでのCUTR技術のノウハウを活かし、より多くの農作物の自動カットに対応していくことで、日本全国の食品工場の自動化に貢献します。
特に市場からの要請の多い葉物野菜に関しては、レタスはもちろんのこと、白菜、キャベツなど現場導入を進めて参ります。
■そのほか、ロビット社製、自動化ソリューションのご紹介
AI外観検査ソリューション「TESRAY」シリーズ
ロビットが開発し導入を進める自動化ソリューションには、カット系加工の自動化ソリューションである「CUTR」のほかに、AIを活用してこれまでの色彩選別では実現できなかったAI外観検査ソリューション「TESRAY」がございます。
「TESRAY」は、検査工程の自動化に必要となるAI・撮像・ロボティクス技術を全て自社で保有することで、高精度の異常検出を瞬時に行い、インラインで全数検査を実現するオールインワンソリューションです。
AI外観検査ソリューション「TESRAY」は食品農作物業界をはじめ、自動車業界、繊維業界など各業界で求められる検査基準に最適化されたソリューションラインナップを取り揃えています。
【TESRAYシリーズラインナップ】
食品農作物原料向け:「TESRAY Gシリーズ」
過去プレスリリース( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000020284.html )
自動車業界向け:「TESRAY Sシリーズ」
過去プレスリリース( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000020284.html )
繊維業界向け:「TESRAY Rシリーズ」
過去プレスリリース( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000020284.html )
本件に関するお問い合わせ先 info@robit.co.jp (株式会社ロビット 広報宛)
■会社概要
社名:株式会社ロビット
代表取締役:新井雅海
所在地:東京都板橋区
設立:2014年6月
業務内容:ロボット、精密機器、関連するハードウェア、部品及びソフトウェアの設計、製造、販売
URL:( https://robit.co.jp/ )
■ロビットの提供価値
ハードとソフトのクロス・ソリューション
私たちは、現場を知りつくす高度なハードウェアと最先端のソフトウェアをかけ合わせ、AI、ロボティクスなどの力で企業・社会の課題を解決します。
「ハードとソフトの融合」。
この理想を真に実現し、真に相乗効果を生み出せている企業は、まだ、世界にもほとんどありません。私たちは必要な人材・設備の両面を自社内にそなえ、専門や職種の枠を超えて常に議論し、交流し、ノウハウを共有。これまでにないソリューションをワンストップでかたちにします。
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「株式会社ロビット」のプレスリリース
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