E Inkの Spectra 6™およびシャープのIGZOテクノロジーが次世代カラーePosterを実現
配信日時: 2023-11-10 09:00:00
最新のE InkカラーePaperプラットフォームとシャープのIGZOバックプレーンとの融合に よるカラー電子ペーパーディスプレイポスター(SHARP Tech-Dayにて発表予定)の実現
(BILLERICA, Mass.)- (ビジネスワイヤ) -- ePaperテクノロジーを開発したパイオニア企業であり、その販売でも世界をリードするマサチューセッツ州ビレリカ市 E Ink(8069.TWO)は、シャープ株式会社(以下「シャープ」)が電子ペーパーディスプレイ「ePoster」の新カラーモデルを11月10日~12日に東京ビッグサイト(東京国際展示場)にて開催されるSHARP Tech-Dayで披露することをここにお知らせします。 今回のePosterは、E Ink のSpectra 6™とシャープのIGZOバックプレーンとの融合により、色域の拡大をさらに図り、より高い彩度とコントラストを実現します。
シャープのスマートビジネスソリューション事業本部 デジタルイメージングソリューション事業部長の木村健一氏は、「E Inkの新プラットフォーム「Spectra 6」とシャープのIGZO技術により、A2サイズのカラー電子ペーパーディスプレイ『ePoster』をいち早く開発できたことを大変光栄に思います。 “消費電力0W”で表示を保持できる 圧倒的な環境性能はそのままに、鮮やかな色表現と狭額縁設計を実現しています。当社は、ポスター業界に革命を起こすべく、引き続きE Inkとともに取り組んでまいります。」とコメントしております。
この発表により、E Inkとシャープは、継続的なコラボレーションを通じて、両社の最先端技術を組み合わせて、ePosterを世界に提供するとともに、デジタルイノベーションと持続可能な開発のメリットをあわせて実現してまいります。今回のePosterは、紙に代わるフルカラー印刷品質のデジタルペーパーとして開発されたE InkのePaperプラットフォームSpectra 6™を初めて搭載したePosterディスプレイです。シャープのePosterは、画像を維持するために電力を消費しない、視認性の高い紙のようなディスプレイを提供いたします。
E Ink Japanの代表取締役(営業およびマーケティング担当)住田直樹は、次のようにコメントしております。「今回、当社最新のePaperであるSpectra 6™とシャープのIGZOテクノロジーを融合した初のカラー電子ペーパーディスプレイとして、新ePosterを発表できることを大変嬉しく思います。この画期的なイノベーションにより、美しいカラーディスプレイ、洗練されたデザインに加え、消費電力ゼロという環境に優しく費用対効果の高いソリューションの提供を実現いたします。ePosterによって日常的なコミュニケーションや情報の表示方法を変革することができるものと確信しております。」
E InkのePaperは、持続可能な開発とESGへの取り組みを重視しているため、太陽光下での可読性、低消費電力、太陽光発電システムとの互換性といった特徴を備えたディスプレイ技術です。E Inkの調査によると、仮に10万台のePaperサイネージが1日20時間稼働し、1時間につき20回広告を更新し、それが5年間続いた場合、LCDサイネージと比べてCO2排出量を50万トン削減できると試算されています。印刷後に廃棄される従来の紙製ポスターと比較すると、ePaperサイネージを使用した場合、CO2排出量を約2,100万トン削減することができます。
E InkのePaperは非常に高効率なため、コンセントを全く使わずにバッテリーから給電できます。ePosterの軽量ハードウェアと組み合わせれば、設置の展開の柔軟性も高まります。シャープは、ePosterのほか、電子書籍リーダーや電子ノート向けのIGZOテクノロジーを搭載した8インチのカラー電子ペーパーディスプレイもSHARP Tech-Dayで出展する予定です。
E Inkについて
マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボで開発された技術を基盤とするE Ink Holdings Inc.(8069.TWO)は、eReaderやeNote、小売、家庭、病院、輸送、物流、その他の幅広いアプリケーションに理想的なディスプレイ媒体を提供し、これまで導入が不可能だった場所へのディスプレイ設置を可能にしています。E Inkは、自社の電気泳動ディスプレイ製品により、ePaperの世界的リーダーとなっています。さらにE Inkは、自社の低電力ディスプレイによってお客様のサステナビリティー目標の達成を実現するとともに、2030年までの100パーセント再生可能エネルギーの使用、2040年までの炭素排出量実質ゼロの達成を約束しています。E InkはThe Climate Pledge(気候変動対策に関する誓約)のメンバーであると同時に、Science Based Targets Initiative(SBTi)にも参加しており、2022年には『フィナンシャルタイムズ』紙、日本経済新聞社、およびStatistaから、「アジア太平洋地域気候変動リーダー企業」の1つにも選出されています。また、台湾のタイペイエクスチェンジ(TPEx)とルクセンブルク市場に上場しているE Ink Holdingsは現在、ePaperディスプレイの世界最大のサプライヤーです。詳細については、www.eink.comをご覧ください。"E Ink. We Make Surfaces Smart and Green."
シャープについて
シャープは、本年、創業111周年を迎えています。「他社がまねするような商品をつくれ」という創業者の精神にもとづき、長年にわたり革新的な商品やコア技術を開発し続け、電機産業の発展に貢献しています。
シャープは、"Be a Game Changer"を実現する革新技術や革新デバイスの開発および事業を進めることを通じて新たな価値を提供し続け、「強いブランド企業"SHARP"」の確立を目指していきます。
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20231109810732/ja/
連絡先
お問い合わせ先:
Anna Halstead / Racepoint Global
617-624-3213
eink@racepointglobal.com
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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