「トム フォード」ブランドが経営幹部チームを発表

プレスリリース発表元企業:The Estée Lauder Companies Inc.

配信日時: 2023-04-30 04:12:00

「トム フォード」ブランドが経営幹部チームを発表

社長兼CEOにギヨーム・ジェセル、クリエイティブ・ディレクターにピーター・ホーキングスを任命

(ニューヨーク)-(ビジネスワイヤ) -- エスティ ローダー カンパニーズ(NYSE:EL)が所有する「トム フォード」ブランドは、買収完了日付けで、ギヨーム・ジェセルを同ブランドの社長兼CEOに、ピーター・ホーキングスをクリエイティブ・ディレクターに任命すると発表しました。トム フォード ファッションの最高経営責任者(CEO)を任命したのは、エルメネジルド ゼニア N.V.(NYSE: ZGN)(「ゼニア グループ」)で、2023年7月に正式に任命を発表し、同年第3・四半期に職務を開始する予定です。同経営幹部チームは、すべての製品、ブランドコミュニケーション、小売で一貫性と統一性のある企業イメージのために一丸となって取り組むことになります。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20230428005344/ja/

Guillaume Jesel named President and CEO, TOM FORDGuillaume Jesel named President and CEO, TOM FORD

エスティ ローダー カンパニーズ(ELC)は、本日、新業種進出の足掛かりとして「トム フォード」ブランドを買収し、同ブランドとその知的財産の単独オーナーとなりました。これにより、ELCによる統率と本日発表された新任リーダーによる組織管理体制、ゼニア グループとのファッションおよびアクセサリー・ライセンス、マルコリン グループのアイウェア・ライセンスを通じて、トム フォードは、21世紀を代表する世界的ラグジュアリー・ブランドとしての地位を維持するだけでなく、さらなる進化を期待できます。ELCのライセンシーとしての義務の履行に必要となるため、ゼニア グループがトム フォードのファッション事業を取得しました。

トム・フォード氏とドメニコ・デ・ソーレ氏は、2023年末までブランドアドバイザーとして同社に留まります。トム・フォード氏は、新しい経営幹部の任命について、次のように述べています。「トム フォード ブランドがエスティ ローダー カンパニーズによって買収されたことを大変喜んでいます。経営幹部チームは今までも良いパートナーでしたし、ギヨームは美容ビジネスをよく理解しているうえ、ファッションについても豊富な知識を有する優れたリーダーです」

「ゼニア グループがトム フォードのファッションおよびアクセサリーアイテムの製造・卸売りを継続し、トム フォードのファッション店舗を運営することも私にとって喜ばしいニュースです。ゼニアとは、グッチ、そしてイヴ サンローランで30年以上密接に連携してきました。「トム フォード」ブランドの立ち上げを検討したとき、高品質のファッション製品ときめ細やかな小売体験を創り上げるパートナーとして、ゼニア以外考えられませんでした。

マルコリンは、ブランド創設以来、TFアイウェアの製造と販売で優れたパートナーであり、マウリツィオ・マルコリンとその優秀なチームとは親密な協力関係を培っています。

両社がエスティ ローダー カンパニーズの傘下ブランドであることを踏まえると、トム フォードブランドが今後長期間にわたり私の誇りであり続けると確信しています」

一方、ドメニコ・デ・ソーレ氏は次のようにコメントしています。「今回の買収には満足しています。「トム フォード」ブランドはブランド創設以降長期にわたり、エスティ ローダー カンパニーズとのパートナーシップを築いてきました。また、ジルド・ゼニア氏とゼニア グループとも過去30年間にわたって緊密な関係を築いています。こうした長期にわたる良好なパートナー関係を考えると、私とトムが過去18年間にわたって築いてきた遺産を両社が上手く引き継いでくれると確信しています。トムは傑出したビジョンと指導力の持ち主であり、彼の率いるチームはブランドのために誠心誠意尽くしてくれました。感謝してやみません」

ギヨーム・ジェセルをエスティ ローダー カンパニーズ傘下の、トム フォード アンド ラグジュアリー ビジネス ディベロップメントの社長兼CEOに任命

ギヨーム・ジェセルは、「トム フォード ビューティ」ブランドで10年近くにわたり、リーダー役を務めてきました。今後は、「トム フォード」ブランドで卓越した指導力を発揮することになります。社長兼CEOとしての新しい役職では、すべての業種の監督、およびブランドの包括的ラグジュアリー戦略確立を担当する予定であり、ELC経営幹部であるエグゼクティブ グループ 社長ジェーン・ハーツマーク・フディスとエグゼクティブ バイス プレジデント兼最高財務責任者(CFO)のトレイシー T. トラヴィスの直接指揮下に置かれます。

「ギヨームは、当社の高級美容事業を形作る上で重要な役割を果たしてきました。「トム フォード」ブランドのイメージを明確に伝える能力のおかげで「トム フォード ビューティ」は世界的に目覚ましい成功を収めており、「トム フォード」ブランドを輝かしい未来に導くのに理想的な人物と言えます」と、エスティ ローダー カンパニーズの社長兼CEOであるファブリツィオ・フリーダは述べています。

ギヨームは、「トム フォード ビューティ」責任者としての任期中、トム・フォード氏らチームと直接連携しながら、ブランドを象徴する画期的転機の立役者として、世界進出拠点を戦略的に拡大し、高級美容分野で「トム フォード ビューティ」の有力ブランドとしての地位を確立しました2014年に「トム フォード ビューティ」に関与し始めて以来、純売上増加率(複利・年率ベース)の堅調な伸びと世界的に有名なフレグランスと化粧品の大幅な改善を指揮してきました。

ピーター・ホーキングをトム フォードのクリエイティブ・ディレクターに任命

ピーター・ホーキングは、25年近くにわたり、トム・フォード氏の忠実な右腕役となり、直近では、トム フォード男性衣料のシニア・バイス・プレジデントを務めています。クリエイティブ・ディレクターへの昇任を機に、トム・フォード氏の後任として、女性衣料、男性衣料、アクセサリーなどファッション部門のクリエイティブ・ディレクターを務め、ファッション・セグメントとファッションショーの主任デザイナーとなります。

ピーターは、「トム フォード」ブランドのビジョンを引き継ぎ、ファッション分野全体でクリエイティブな方向性と意思決定の一貫性を徹底しつつ、「トム フォード」ブランドを次の段階に導く責務を担うことになります。ピーターは、ギヨームの直属指揮下、およびトム フォードファッションCEOの指揮下に入ることになります。

トム・フォード氏は、次のように述べています。「ピーター・ホーキングにはトム フォードブランドにとって完璧なクリエイティブ・ディレクターとしての資質があります。ピーターは25年前にグッチの男性衣料デザイナー・アシスタントとして共に働き始めました。その後急速に頭角を現し、私がグッチを離れたときには、シニア・メンズ・デザイナーの地位に就くまでになっていました。トム フォードではメンズウェア部門の創設以来、その成功の牽引役となっています。業界経験豊富な、優れたリーダーであるピーターが任命されたことで、最高レベルのデザインと品質のファッション製品づくりに注いできた私の情熱が受け継がれるものと確信しています」

ピーターはトム・フォード氏がグッチを統率していた1998年に、同社でキャリアをスタートし、グッチの男性衣料コレクションの発展に貢献しました。2006年のグッチ退社後は、トム・フォード氏自身の名前を冠した「トム フォード」ブランドの立ち上げに加わり、テイラーメイド、スポーツウェア、レザー製品、アクセサリーなど、トム フォードのメンズウエア部門全般のデザインと製造を監督しました。

「ピーターは、世界で最も熟練した男性衣料デザイナーの1人です。トム・フォード氏の下でデザイナーとして働いた経験は、何事にも代えがたいもので、品質には徹底的にこだわります。創設者のクリエイティブなビジョンを未来に引き継ぐのに、ピーターほどふさわしい人物はいません」(ギヨーム)。

トム フォード ファッションの経営幹部

トム フォード ファッションCEO任命のニュースは、2023年7月に発表され、新CEOは2023年第3・四半期に就任する予定です。新任のCEOは、コレクション発展からマーチャンダイジング、製造、小売と卸売流通まで、トム フォード ファッション事業全体を統括することになります。

エルメネジルド ゼニア グループのエルメネジルド(ジルド)・ゼニアCEOは次のようにコメントしています。「トム フォード ファッションに強力なリーダーを任命することができ喜んでいます。新リーダーがラグジュアリー・ビジネスでの才覚と国際経験を活用することで、トム フォード ファッション事業が全世界で一段と成長することを期待しています。今回の買収によりトム・フォード氏とドメニコ・デ・ソーレ氏という偉大な先駆者の軌跡を引き継ぐ機会が得られたことに興奮しています」

エスティ ローダー カンパニーズについて

エスティ ローダー カンパニーズ インクは、高品質のスキンケア、メイクアップ、フレグランス、ヘアケア製品の製造、マーケティング、および販売を行う世界有数の企業であり、著名高級老舗ブランドを全世界で統括しています。当社の製品は、以下のブランド名のもと、世界約150のロケーションで販売されています。これには、Estée Lauder、Aramis、Clinique、Lab Series、Origins、M·A·C、La Mer、Bobbi Brown Cosmetics、Aveda、Jo Malone London、Bumble and bumble、Darphin Paris、TOM FORD、Smashbox、AERIN Beauty、Le Labo、Editions de Parfums Frédéric Malle、GLAMGLOW、KILIAN PARIS、Too Faced、Dr.Jart+、DECIEMファミリーブランド(The OrdinaryおよびNIODを含む)が含まれます。

トム フォードについて

トム・フォード氏は2005年4月、「トム フォード」ブランドの創設を発表しました。トム・フォード氏に続き、元グッチ グループの社長兼最高経営責任者(CEO)のドメニコ・デ・ソーレ氏が同ブランドに会長として加わりました。同年にフォード氏は、マルコリン・グループと提携して眼鏡フレームとサングラスの製造・販売を開始すること、およびエスティ ローダーと提携してトム フォード ビューティブランドを創設することを発表しました。2007年4月には、トム フォード初の直営旗艦店がニューヨークのマディソン・アベニューにオープンし、同時にトム フォードのメンズウエアとアクセサリーのコレクションがデビューしました。2010年9月には、マディソン・アベニュー旗艦店で、待望の女性衣料コレクションをアットホームな発表の席で披露しました。2018年2月にはトム フォード時計コレクションとアンダーウェアコレクションを初めてファッションショーに登場させました。現在、トム フォードは全世界で100以上の独立型店舗とテナントショップを展開しています。2023年に、エスティ ローダー カンパニーズはトム フォード ブランドとその全知的財産の単独オーナーとなりました。

エルメネジルド ゼニア グループ について

1910年にイタリアのトリヴェーロで設立されたエルメネジルド ゼニア グループ(NYSE:ZGN)は、世界有数のラグジュアリー・グループです。世界的に有名な「ゼニア」ブランドと「トム ブラウン」ブランドを所有し、エスティ ローダーとの長期ライセンス契約を通じて、トム フォードのファッション事業を運営しています。そのラグジュアリー テキスタイル ラボラトリー プラットフォーム(最高級イタリア製生地を製造する工房を維持するために活動)を通じて、ゼニア グループは、最高品質の生地と織物を製造・販売しています。ゼニア グループの中核には、イタリアの優れた職人技を結集した独自の垂直統合型サプライチェーンがあります。同グループでは、ゼニア家が100年以上前に創業して以来、人類、地域社会、自然界に対する責任を、同グループの理念の中心に掲げています。後世のために生活の質を犠牲にすることなく、最高品質の製品を提供することは、イタリアにあるゼニア グループの本社から世界中の事業運営に受け継がれている取り組みです。2023年3月31日現在、同グループは世界約80の国で展開する500店のゼニアおよびトム ブラウン店舗を運営しています。そのうち直営店は242店がゼニア、57店がトム ブラウンとなっています。2022年末においてエルメネジルド ゼニア グループの従業員数は6000人以上、売上高は約15億ユーロに達しています。

マルコリンについて

マルコリンは、アイウェア業界を代表する世界的企業であり、1961年にイタリアのヴェネト通りの中心部に設立されました。卓越性の絶え間ない追求と継続的なイノベーションを通じて匠の技を先進的技術と組み合わせる独自の能力で知られています。2005年からトム フォードとのライセンスを大幅に拡張し、エスティ ローダー カンパニーズとトム フォード アイウェアとの長期ライセンス契約を締結しました。そのブランド ポートフォリオには、自社ブランドだけでなく、20以上のライセンスブランドが含まれています。自社直営ネットワークとグローバル パートナーを通じて、マルコリンは製品を125か国以上で販売しており、2022年末において、マルコリングループの従業員数は約2000人、純売上高は5億4740万ユーロとなっています。

本プレスリリース中の将来見通しに関する記述は、引用発言や、取引の完了およびトム フォードとトム フォード ビューティにとってのメリットその他の予想に関するものも含め、リスクと不確実性を伴います。これらの将来見通しに関する記述と異なる実際の結果をもたらし得る要因には、世界市場における現在の経済その他の状況(ボラティリティを含む)、小売企業やサプライヤー、消費者の行動、競争、当事者の良好な継続的協力関係、さまざまな取引契約に記載されている偶発事象、将来の事業計画を実行する能力、フォーム10-KによるELCの2022年6月30日締め年度の年次報告書に記載されたリスクがあります。

ELC-B
ELC-L

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。



businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20230428005344/ja/

連絡先
ELC:
Investors: Rainey Mancini
rmancini@estee.comMedia: Jill Marvin
jimarvin@estee.comZegna Group:
Investor Relations/Group Communications/Media:
Francesca Di Pasquantonio
francesca.dipasquantonio@zegna.com
+39 335 5837669Clementina Tito
clementina.tito@zegna.comMarcolin Group:
Investor Relations
invrel@marcolin.comGroup Communication
Clara Magnanini
cmagnanini@marcolin.com

プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ