中井貴一&キムラ緑子のコンビで『終わった人』が朗読劇に。取材会レポートとビジュアルが到着!

プレスリリース発表元企業:株式会社サンライズプロモーション東京

配信日時: 2023-04-06 04:00:00

この夏、内館牧子原作の『終わった人』(講談社文庫)が中井貴一、キムラ緑子の朗読劇に生まれ変わることがわかった。
『終わった人』は内館牧子原作の高齢者四部作の第一弾として2015年に刊行。
その後『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』そして『老害の人』と続いた。
作・演出は、笹部博司。「朗読」ではなく「リーディングドラマ」(読む行為で言葉を躍動させ、舞台に立体的なドラマを作り出す)と名付けた、これまでにない舞台に期待が寄せられている。
先日都内で、出演の中井貴一、キムラ緑子、そして原作の内館牧子の3名による取材会が開かれた。



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昭和40年代の結婚至上主義の時代に13年間過ごしたOL生活からヒントを得たという内館は「当時、定年退職者を何人も見送ったけれど、皆が『もう通勤ラッシュに乗らなくてむ』
『これからはのんびり妻と温泉にでも』『孫と遊ぶ』などと発言していた。しかしみんな負け惜しみだったんだなあと…。今だからこそ、そういわざるを得なかったのだとわかる。まだまだ終わりたくないのに、終わらされていた。そんな人たちの恨みをはらすために書いた小説です」とタイトルを先に思いついたことを明かした。中井貴一が「僕と緑子さんは同級生。
年齢は言いませんが(笑)、そろそろ『終わりを告げられた友人』から話を聞く年代。
僕たち俳優の仕事は終わるかどうかは、自分で決めるしかありませんが」と言えば、
キムラ緑子は「私は自分でも終わってるのか、始まってるのかまったくわからない。
まだもがき苦しんでます。でもちょっとずつ終わってるかなあ。いろんなことが少しずつできなくなってるし…」と嘆く。そんな二人に内館は「60代は全然終わってないですよ。
振り向けばまだ50代。なぐさめじゃなくて体力も気力もまだまだあります」と励ました。

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今回の舞台は朗読劇。中井とキムラ二人だけで、主人公の田代壮介と妻の千草をはじめ、すべての登場人物を演じ分ける。この日の二人の衣装は偶然モノトーンでコーディネイト。早くも息のあったところを見せていたが、実は中井からキムラへの熱烈なラブコールで今回のキャスティングが実現したという。
「僕は、ドラマなどのお話をいただいたときに『妻役はどなたがいいですか?』と聞かれると必ず『キムラ緑子さん』と答えています。彼女はマインドを七変化できる人。違う人間を演じる時、衣装が変わったり見た目を変えたり声色を変えるのも役作りですが、一番大事なことはマインドを変えることなんです。彼女はそのマインドの変え方が絶妙!仕事をするたびに毎回別の人格が出てくるので、楽しくてしかたがないんです」と絶賛。「今回の朗読劇では、一人で数役をこなさないといけない。台本を読んで、これはもう緑子さんしかいないと思いましたね。声を変化させるのではなくて、気持ちを瞬時に変化させられるのは彼女しかいません。
いつものオファーならスケジュールが合わないとか言われると、あ、ダメならいいです、と引くのですが、今回はもうかなり強めにお願いしました」と続けた中井が、「だからこの舞台の成功はひとえに緑子さんにかかっていると思ってください!」と断言して、「え~~、もうひど~い!」とキムラが叫ぶ一幕も。
内館は「本当に中井さんとキムラさんが演じてくださるの?ってうれしかったですよ。結婚って男と女が長い間一緒にいて、慣れていく過程でふてぶてしくなったり、身勝手になったり、夫側にも妻側にもそれぞれ変化があって夫婦の形が変わっていく。この二人ならそのへんがいやになるほど伝わるでしょうね」と話した。
「終わった人」のイメージを問われた中井は「人は2度死ぬっていいますよね、肉体がなくなる時と、みんなの記憶から消える時。それと同じように、人は2度終わる。会社を定年になるなど実務的に終わった時と、自分の夢やいろいろな欲がなくなって終わった時」と話し、
「男性からの『終わった人』だけじゃなくて、女性からの『終わった人』も内館さんに書いていただきたい」とリクエストを送った。
小説を書いている時は、映画になったり舞台になったりすることはまったく考えていなかったという内館は、「この舞台はぜひご夫婦で観にきてほしい」という。中井は「『終わった人』というタイトルを見て観に来た20代がいたら、僕は舞台の上から一言褒めたい」と話し、
「昔は手で洗濯していたけれど今は全自動、昔はブラウン管の白黒テレビだったけれど今はハイビジョンカラー。このぐらいの文明の進化がちょうどいいです。この変化を共に経験してきた人にこの舞台をぜひ観てほしい」とした。多くの登場人物を演じ分けることになるキムラは、「いろいろな人が、どこかに焦点をあてて観ることができる舞台です。どこを拾って、どんな感想を持ったかを、みなさんに聞いてみたい。たくさんの方に観てほしい」と呼びかけた。
取材・文 CAMEYO吉田明美


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【公演概要】

リーディングドラマ「終わった人」
原作 内館牧子『終わった人』(講談社文庫)
出演 中井貴一 キムラ緑子
台本・演出 笹部博司
全国8都市、全15ステージ上演決定

【東京公演】
草月ホール 2023年8月31日(木)~9月3日(日)
港区赤坂7-2-21 草月会館地下1階
東京メトロ銀座線・半蔵門線 都営地下鉄大江戸線「青山一丁目」駅
南青山4番出口より徒歩5分
東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」駅A出口より徒歩10分

チケット料金:7.500円(全席指定/税込み)

【プレビュー公演】 亀戸文化センター カメリアホール 8月23日(水)15:00開演
江東区亀戸2-19-1カメリアプラザ3F JR総武線・東武亀戸線「亀戸駅」北口より徒歩2分
チケット料金:6,800円(全席指定/税込み)

開場は開演の30分前
未就学児のご入場はお控えください

【前売り開始日】
チケットぴあ最速先行販売 4月22日(土) AM10:00~5月7日(日)
プレイガイド先行販売 5月8日(月) AM10:00~6月2日(金)
一般発売 6月3日(土) AM10:00~


【チケット取り扱い】
電話
チケットサンライズ 0570-077020 オペレーター 平日10:00~18:00のみ
※チケットぴあ最速先行期間から受け付けます(草月公演、プレビュー公演)
亀戸文化センター カメリアホール 03-5626-2121 9:00~21:00
※プレビュー公演のみ

WEB
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/owattahito2023/
草月ホール(Pコード:517-749)プレビュー(Pコード:517-750)
イープラス https://eplus.jp/owattahito2023/
ローソンチケット https://l-tike.com/owattahito2023/
草月ホール(Lコード:34817)プレビュー(Lコード:34812)
カンフェティ http://confetti-web.com/owattahito2023/
チケットサンライズ https://sunrisetokyo.com/ticket/

店舗
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン/ミニストップ店内(Loppi)

車いすをご利用のお客様は下記をご確認ください。
草月ホール:プレイガイドにて購入後、サンライズプロモーション東京(0570-00-3337平日12:00~15:00)へ連絡
プレビュー:亀戸文化センター(03-5626-2121 9:00~21:00)にて購入

【公式サイト】https://ml-geki.com/owattahito2023/

【チケットに関するお問い合わせ】サンライズプロモーション東京0570-00-3337
(平日12:00~15:00)
【公演に関するお問い合わせ】 メジャーリーグ https://ml-geki.com/contact/

【運営協力】 サンライズプロモーション東京
【企画・製作】メジャーリーグ

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