イートンの可変バルブ駆動技術が最近のテストで劇的な排出削減を達成
配信日時: 2023-03-06 02:30:00
(米ミシガン州ゲールズバーグ)-(ビジネスワイヤ) -- インテリジェント・パワー・マネジメント企業のイートンは本日、その車両グループの気筒休止(CDA)と遅延吸気バルブ閉鎖(LIVC)の技術が窒素酸化物(NOx)と二酸化炭素(CO2)を同時に削減することが示されたと発表しました。両技術は、ディーゼルエンジンを動力とする商用車両の排出に対する将来の世界的要求を満たすために有効であることが示されました。これは、高度なガソリン、ディーゼル、ハイブリッドのパワートレインおよび車両システムの設計・開発でリーダーとして認められているFEVが実施した一連の試験による結果です。
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Eaton’s cylinder deactivation (CDA) and late intake valve closing (LIVC) have been proven to simultaneously reduce nitrogen oxides (NOx) and carbon dioxide (CO2). (Photo: Business Wire)
この試験では、燃料消費と排気の温度が測定され、そこからエンジンからのNOxとCO2が定量されました。結果からは、CDAが最大38%のNOxの削減を実現できることが分かりました(LIVCは13%)。これは、排気ガスの温度が高いことで、排気の後処理のパフォーマンスが最適化されることによるものです。この結果は、同時にCO2排出も削減しながら達成されたものです。
評価の際には、11リットルのディーゼルエンジンの標準的なバルブトレインが、CDA機能かLIVC機能のいずれかを発揮できるイートンの可変バルブ駆動システムに取り替えられました。エンジンはダイナモメーターに取り付けられ、標準的なエンジンと可変のCDAおよびLIVCエンジンモードでテストされ、最適な熱管理の効果と燃料節約が定量されました。
イートンの車両グループの商用車両バルブ駆動製品ディレクターのFabiano Contarinは、次のように述べています。「排出規制によって、世界の当社商用自動車顧客の間で可変バルブ駆動ソリューションの導入が促されています。当社のテクノロジー・ポートフォリオは、顧客の希望に基づいたいくつもの形でメーカーが今後の規制に対応する支援をしています。」
イートンのCDAは、低負荷サイクル時の燃料消費でも3%の削減を達成し、LIVCでは燃料消費が0.5%削減されました。また、3気筒モードのCDAでは、排気温度が摂氏175度まで上昇し、それが選択触媒還元(SCR)システムの効率向上を助けました。
この研究は、米国でイートンとサウスウエスト・リサーチ・インスティテュート(SwRI)によって実施された試験での過去の結果を確認するものです。SwRIは、最も歴史のある大規模な独立系非営利応用研究開発組織の1つです。米国で行われた試験では、CDAと近接選択触媒還元(SCR)を使用して低負荷サイクルでのCO2排出を4%削減することができ、NOxの排出は0.02 g/hp-hrでした。
「低負荷サイクルを顧客が重視するのであれば、CDAは理想的な技術です。一方、LIVCの利点は少ないのですが、エンジン・マップの幅広い範囲でメリットをもたらし、特に圧縮比の高い場合に有効です」と、Contarinは語っています。
イートンの可変バルブ駆動ソリューションの詳細をご覧ください。
イートンは、あらゆる場所の人々の生活の質を向上させ、環境を保護することに専心するインテリジェント・パワー・マネジメント企業です。当社を導いているのは、適切にビジネスを行い、持続可能な事業運営に当たり、お客さまが今日および将来もずっとパワーを管理できるよう支えるとの約束です。電化およびデジタル化という世界的な成長トレンドを生かしながら、当社は社会全体の再生可能エネルギーへの移行を加速させ、世界で最も喫緊のパワー・マネジメントの課題の解決を支援し、当社のステークホルダーと社会全体にとって最善のことを行っています。
イートンは1911年に設立され、ニューヨーク証券取引所に上場して100周年を迎えようとしています。2022年には208億ドルの売上高を計上し、170カ国以上のお客さまにサービスを提供しています。詳細情報については、www.eaton.comをご覧ください。ツイッターとリンクトインで当社をフォローしてください。
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連絡先
Thomas Nellenbach
thomasjnellenbach@eaton.com
(216) 333-2876 (cell)
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