Galleryはらいそオリジナルフレーム『mado.』制作発表のお知らせ
配信日時: 2023-02-13 10:30:00
![mado.告知サムネイル01 mado.告知サムネイル01](/files/press/202302131035069NQ0at1a.jpg)
![mado.告知サムネイル02 mado.告知サムネイル02](/files/press/20230213103507ijE0at2a.jpg)
![城間栄順 シーサー 城間栄順 シーサー](/files/press/20230213103507l2r0at3a.jpg)
沖縄の染織りを通じて沖縄の景色を嗜む「琉球借景」をテーマに、Galleryはらいそ(運営:monobox株式会社、本社:沖縄県うるま市、代表取締役:河野 哲昌)が提案するオリジナルフレームを、Galleryはらいそ識名園にて2月9日(木)~2月14日(火)の期間限定でお披露目いたします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/345241/LL_img_345241_1.jpg
mado.告知サムネイル01
【沖縄の染織の「欲しいけど買えない」を手が届くものへ】
「沖縄には、美しい染め織りの文化が受け継がれています。琉球びんがた、芭蕉布、首里織、南風原織、うらそえ織、知花花織、読谷山花織、読谷山ミンサー、宮古上布、八重山上布、八重山ミンサー、竹富ミンサー、与那国織など沖縄全域に丁寧な手染め、手織りの品々があります。これらの多くは反物として呉服問屋に流通し一般の方々の目に触れる機会はあまりありません。また「糸を素材から栽培」し「糸を紡いで」から「染め」る。そこから初めて機織りにたどり着けるという手間ひまのかかる工程が続きます。長い時間を経て作られるそれらの生地は着物としては数百万円~という高価格で流通しており、一般の方に届ける作品がありませんでした。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/345241/LL_img_345241_3.jpg
城間栄順 シーサー
【作り手の課題に向き合い負担の少ない商品開発へ】
高価格で流通される反面、沖縄の染め織りは高い技術と生産工程の複雑さから、時給に換算するとわずか数百円という最低賃金にも届かないのが現状です。作ることをあきらめる作家も後を絶たず、作り手の労働環境は決して優しいものではありません。
時代の変化に伴い和服業界が先細りをしている現代でも、生産が追いつかない沖縄の染め織りは過酷な現場の状況も相まって担い手の育成も遅れをとっており、多面的な課題に直面しています。「瀕死の状態」と言っても過言ではありません。
そのような中で「呉服」以外の商品開発の試みをするなど新しい分野の開拓を行っていますが、ノウハウや金銭的余裕も少ないため、作ってみても流通に乗せることすらできないといった場合も少なくありません。
できるだけ織り手の負荷がかからず、消費者が望む上質な沖縄の染め織りを楽しむことができるものとは。それは沖縄の染織りを「アート」と見出すことだと考えました。
【実績のあるキュレーターが選ぶ本物の沖縄の染め織り】
『mado.』で使用する沖縄の染め織りは、5年連続で大手百貨店(銀座三越、日本橋三越、新宿伊勢丹、丸善)などで沖縄の染め織りを販売し、売上を4倍以上に拡大したキュレーターが選びます。
『mado.』は、人間国宝平良敏子氏が織られた生地に琉球紅型を戦後復活させた城間栄順氏が染めた作品や、国展や日本民藝展などの公募展で入賞経験のある紅型工房べにきちによる作品など、実績のある確かな作品ばかりです。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/345241/LL_img_345241_5.jpg
人間国宝平良敏子・城間栄順「梅の花」
沖縄の染め織りは、長い歴史の中で「服地」として作られていました。人々の生活様式が和から洋へと変化し服としてのニーズは下がる一方です。染め織り業界も変革を求められていますが、作家が作業の手を止めて現代的な商品開発をするのはナンセンスです。作家の強みは今まで通りのものづくりであり、そこから生まれる「服地」を私たちギャラリーが「アート」という新たな価値として見出していくのが「mado.」のねらいです。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/345241/LL_img_345241_6.jpg
紅型工房べにきち国展入賞作品「Flower」
現在、Galleryはらいそ識名園にて実物を期間限定でご覧いただけます。
【『mado.』展示 概要】
日時 : 2023年2月9日(木)~2月14日(火)11:00~16:00
場所 : Galleryはらいそ識名園(沖縄県那覇市真地41-5)
定休日: 水・日
公式HP: https://haraiso.gallery
【染め織りから沖縄の風景を感じて】
欲しいけど高額すぎて手が届かなかった沖縄の染め織り。服地としてのニーズからアートとして進化させるためシンプルでシックな佇まいのフレームに収めていくことで、日常の暮らしに染め織りをつなぐ糸口になっていくと考えています。
沖縄の染め織りを額に入れて、新しい「窓」をつくる。部屋やお店の壁、ホテルの室内に掲げることで場の空気に沖縄が混じり合う、くらしのなかに歴史が紡いだ技術やそこから見出された生活の柄たち。
かつては衣服として纏い、暮らしていた文化を「アート」として向き合ってみる。ライフスタイルが常に変化していく中で培われた技術と共に暮らすことで感じること・受け取る「何か」が生まれていくと考えています。
不安定な世の中で、うつくしい沖縄の染め織りは、心に調和を与えてくれる存在として人々の暮らしの質を高めてくれるでしょう。
【Galleryはらいそとは】
Galleryはらいそは、器や暮らしを豊かにする丁寧な雑貨や染め織物など、上質な工芸品が好きな大人に似合う厳選した沖縄現代工芸品を取り扱う大人のためのクラフトギャラリーです。沖縄の染め織りを用いた額装の依頼・販売を承っており、お客様のニーズに合わせた沖縄の染め織りの提案から、額の形状やマットまでご希望に合わせた額装が可能です。ご自宅、店舗、ホテルなどさまざまなシーンでご利用いただけます。
その他やちむんや琉球ガラスなど、お土産物としてだけでなく自分へのご褒美・大切な方へ贈るギフトやプレゼントが買えるお店です。東京の百貨店やギャラリーにて工芸に留まらず、現代アートのイベントの企画や運営もキュレーションも手がけています。
今後も、琉球びんがた・宮古上布・八重山上布・竹富ミンサー・南風原花織・琉球絣・芭蕉布・首里織・琉球藍など沖縄の風景をご紹介していく予定です。
沖縄本島のうるま市と那覇市に2店舗あります。
URL : https://haraiso.gallery
Galleryはらいそ本店 : 〒904-1107 沖縄県うるま市石川曙1-9-24
Galleryはらいそ識名園: 〒902-0072 沖縄県那覇市真地41-5
【会社概要】
会社名 : monobox株式会社
所在地 : 〒9041107 沖縄県うるま市石川曙1-9-24
代表 : 代表取締役 河野 哲昌
事業内容 : 広告デザイン、出版業、企画、運営業
設立 : 2010年
ホームページ: https://monobox.jp
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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