タレス、AWSと協業しCipherTrust Cloud Key Managerを統合 クラウドにおけるデータ主権をサポート

 タレスがAWS外部キーストア（XKS）を統合したCipherTrust Cloud Key Manager(CCKM) を立ち上げ
AWS外部キーストア（XKS）鍵管理サービスの一般提供をAWS re:Inventで発表
CipherTrust Cloud Key Managerは、AWSクラウド環境の中で組織が自らのデータのコントロールを維持し、コンプライアンス準拠を支援


（パリ・ラデファンス）-（ビジネスワイヤ） -- タレスは本日、CipherTrust Cloud Key ManagerのAWS外部キーストア統合を立ち上げたと発表しました。これは、AWS鍵管理サービスの機能であり、AWS re:Invent 2022で発表されました。規制要件が高まる中で主権コントロールの強化を求める声の高まりを受け、この統合では、組織が機密データをAWSクラウドに移動させる際に暗号鍵のコントロールを維持することを可能にします。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。：https://www.businesswire.com/news/home/20221130005551/ja/

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当初からタレスと共に開発されてきたAWS外部キーストアは、CipherTrust Cloud Key Managerと統合され、重要なワークロードをクラウドに移すことを目指す組織に、デジタル・トランスフォーメーションのプロセスを通じて機密データの主権コントロールを維持する方法を提供します。

AWSの鍵管理サービスのゼネラルマネジャーを務めるKen Beer氏は、次のように語っています。「当社は、AWS外部キーストア仕様の開発において、本当に最初からタレスとの強力な技術的協業を行ってきました。これは部分的には、同社がハードウェア・セキュリティー・モジュールと鍵管理サービスを開発してきた専門性の長い歴史を持っていることが理由です。クラウドは、さまざまな企業の事業運営の重要な部分となってきています。私たちの力を合わせた専門能力は、組織の個別のニーズへの対応を支援する方法を提供します。各組織には、そのプロセスにおいて業界最高のセキュリティー・コントロールを得ていると安心していただけます。」

タレスの2022年クラウド・セキュリティ調査によると、暗号化は、クラウド内のデータを保護するために第一に選ばれる方法です。しかし、クラウド内の暗号データの鍵を完全にコントロールしていると答えた調査回答者の割合は3分の1程度（29%）に過ぎません。ハイブリッドITにおける暗号化と鍵管理のユーザー・コントロールは、プライバシー・コンプライアンス義務、規制セクター、そして共有責任モデルやNIS2ディレクティブなどの一般的なITセキュリティー推奨によって統治される現代的なデータ主導の世界でデジタル主権を実行するために必須の安全対策です。

CipherTrust Cloud Key Managerは、AWS外部キーストアの利用者がこのような緊急の規制要件を満たすことを可能にします。これには、強力な暗号化とデータ・セキュリティー手法が活用され、組織は、クラウド・サービス事業者から離れて自らのデータを管理することができます。このような安全対策は、鍵の自己保持（HYOK）とも呼ばれ、組織はクラウド・データ・ストアから離れて鍵の所有権を維持することができます。

Tシステムズ・クラウド・サービスのAWSパワーハウス担当VPのHeleen Herselman氏は、次のように述べています。「国ごとに異なるデータ保護規制は、グローバル組織のクラウド移行にとって課題となってきました。CipherTrust Cloud Key Managerはこの課題を単純化し、当社は、コンプライアンスを維持しつつ、クラウド・サービスを活用するメリットをすべて活用することが可能になります。タレスのソリューションを活用できることは特に重要です。それは当社などの組織がマルチクラウド環境への依存を高めているからです。」

CipherTrust Cloud Key Managerは、業界をリードするマルチクラウド暗号鍵ライフサイクル管理ソリューションであり、主要なパブリック・クラウド・サービス事業者をすべてサポートしています。マルチクラウドの導入が顕著に増加している中で、このソリューションは、ユーザーがあらゆるクラウドにわたる鍵管理を集中化することを可能にします。

タレスの暗号製品担当バイスプレジデントのトッド・ムーアは、次のように述べています。「これは、AWSクラウド利用者の重要な問題点を解決する市場初の統合です。その問題とは、クラウドの外で暗号鍵を維持しながらAWSクラウドの中で保護されたデータをいかにして活用するかという問題です。鍵管理ソリューションの業界リーダーとして、当社は、鍵の外部コントロールとその鍵を使用した暗号操作を維持する能力を提供する暗号化ソリューションを提供することを誇りに思っています。CipherTrust Cloud Key Managerは、高度なデジタル主権の最前線にあります。当社は、組織のデジタル・トランスフォーメーションのプロセスをサポートする最先端のセキュリティとコンプライアンスの機能を継続的に導入していきます。」

AWS外部キーストアのためのタレスのCipherTrust Cloud Key Manager統合は、本日より提供されています。詳細情報については、当社のランディング・ページをご覧ください。

タレスについて

タレス（Euronext Paris：HO）は、コネクティビティ、ビッグデータ、人工知能、サイバーセキュリティ、量子技術といったデジタルと「deep tech」のイノベーションに投資する世界的な先進技術のリーダーであり、私たちの社会の発展に不可欠な信頼できる未来を作ることを目指しています。当グループは、防衛、航空、宇宙、輸送、デジタルアイデンティティ、セキュリティの分野でお客さまとなる企業、組織、政府が必須の役割を果たす助けとなるソリューション、サービス、製品を提供し、個人に対する配慮をあらゆる意思決定の背後にある原動力としています。

タレスは、68カ国に8万1000人の従業員を擁しています。2021年には、当グループは162億ユーロ（約2兆2,800億円）の売上高を上げました。

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