クラウン・バイオサイエンスの新論文では、マッチング PDXによるIn Vitro 3Dオルガノイドの臨床的に意義のある抗がん剤開発への適用を詳述

プレスリリース発表元企業:Crown Bioscience

配信日時: 2022-12-05 22:53:00

クラウン・バイオサイエンスの新論文では、マッチング PDXによるIn Vitro 3Dオルガノイドの臨床的に意義のある抗がん剤開発への適用を詳述

クラウン・バイオサイエンスの新論文では、マッチング PDXによるIn Vitro 3Dオルガノイドの臨床的に意義のある抗がん剤開発への適用を詳述

(サンディエゴ)-(ビジネスワイヤ) -- JSRライフサイエンス傘下企業で医薬品開発業務受託機関(CRO)のクラウン・バイオサイエンスは、「抗がん剤の創薬・開発におけるPDX由来オルガノイドモデルの橋渡し的かつ臨床的な意義」(Translational and Clinical Relevance of PDX-Derived Organoid Models in Oncology Drug Discovery and Development)と題された総説論文を公表したと発表しました。

本論文は、複数のがん種における患者由来異種移植(PDX)モデル由来の腫瘍オルガノイドに関する初の包括的な総説論文です。本論文では、腫瘍に存在する成体幹細胞から開発し、創薬および開発研究に容易に利用できるオルガノイドのリビングバイオバンクの確立について述べています。本論文の執筆を主導したのはクラウン・バイオサイエンスの2人の上級科学者、すなわち統合ソリューション担当エグゼクティブディレクターのラジェンドラ・クマリ博士と分子・細胞生物学担当シニアディレクターのXiaoxi Xu博士で、2人は破壊的なオルガノイド技術を導入し、患者に適したin vitroおよびin vivoのマッチング3Dシステムを構築した方法について詳述しています。

クラウン・バイオサイエンスの論文は、3D in vitroオルガノイド技術のロバスト性および再現性と、元の腫瘍組織と比較した遺伝子および表現型の安定性を強調しています。さまざまながん種のPDXコレクションは現在、より高いスループットのスクリーニング用にスケールアップし、複数の研究やアプリケーションに繰り返し使用できる3D in vitroマッチングモデルを有しています。

本総説論文を読んだがん研究者は、いかにしてオルガノイドが、より高いスループットの新規ハイコンテントイメージ(HCI)分析により、標的薬や免疫治療薬の医薬品開発における意思決定に影響を与えることができるかを学ぶことができます。また非常に重要なこととして、医薬品の開発者はin vivo試験に移行する前に、患者由来のモデルを使用して可能な限り動物の使用数を減らし(Reduction)、苦痛を軽減し(Refinement)、代替法を活用する(Replacement)(3Rの原則)ことで、早期に確信をもって意思決定できるようになります。

クラウン・バイオサイエンスの統合ソリューション担当エグゼクティブディレクターであるラジェンドラ・クマリ博士は、次のように述べています。「前臨床がん研究において、in vitroおよびin vivoのマッチング患者モデルの作製に対する需要は、この5年間で大幅に増加しています。市場をリードするクラウン・バイオサイエンスのPDXモデルのコレクションにより、15種類の異なるがん種におけるin vitroでの反応を再現できるだけなく、HCIをスクリーニングと共に適用することで、奏功者/非奏功者のプロファイルと、薬剤が細胞システムや空間生物学にどのように影響を与えるかについて、より深いデータと洞察的知見を得ることができます。」

「本総説論文は、3D in vitroオルガノイドが、成功する医薬品候補を選択するための重要な培養系である理由、2D細胞培養や3Dスフェロイドのような他の系との違いやこれらと比較しての利点、創薬におけるそれらの応用について、絶対必要な洞察的知見を与えてくれます。私たちの追究は、腫瘍オルガノイドの開発が、抗がん剤の開発における未充足ニーズに対応するための橋渡し研究用の予測ツールの作成に向けて進展している状況を明確に示しています。」

クラウン・バイオサイエンスは、研究を前進させるのが適切な医薬品候補や組み合わせだけではなく、適切な患者に関する方向性を示すがん研究用の優れたソリューションに継続的に投資することにより、患者モデルで既に確立された評判を活用して、医薬品開発に利用できるモデルの数、種類、質を高めることに専心しています。

クラウン・バイオサイエンスの総説論文は、ワイリーのカレント・プロトコルに掲載されており、こちらでご覧いただけます。

クラウン・バイオサイエンスについて

JSRライフサイエンス傘下のクラウン・バイオサイエンスは世界的な医薬品開発業務受託機関(CRO)として、オンコロジー、がん免疫療法、免疫介在性炎症性疾患の研究を前進させる前臨床の橋渡し的プラットフォームを提供しています。当社はHUBの技術を活用した腫瘍オルガノイドのサービスを提供する唯一の前臨床CROであり、商業的に利用可能な世界最大のPDXコレクションを有しています。クラウン・バイオサイエンスは、患者が適切な時期に適切な治療を確実に受けられるよう、優れた医薬品候補の実現を支援しています。2006年設立のクラウン・バイオサイエンスは、米国、欧州、アジアに10施設を擁しています。詳細についてはhttps://www.crownbio.comをご覧ください。

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