越川道夫監督作品『水いらずの星』がクランクアップ!23年公開、主演の梅田誠弘と河野知美コメントも
配信日時: 2022-11-24 12:00:00
梅田誠弘と河野知美がW主演し、岸田國士戯曲賞受賞作家・松田正隆の戯曲を、越川道夫監督が映画化した『水いらずの星』。この度、撮影がクランクアップを迎え、23年初冬の公開が決定していることがわかりました。あわせて、現場スチール1点と本編スチール2点、監督・主演二人のコメントが到着しました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/336184/LL_img_336184_1.jpg
現場スチールも到着! (C)2022 松田正隆/屋号河野知美映画製作団体
『水いらずの星』は、死期の迫った夫とその妻の物語です。
時代の流れで、造船所の仕事を諦め長崎・佐世保のビデオ屋でバイトをしている男は、ある日余命が僅かだと宣告される。そんな時浮かんだのは6年前他の男と出ていった妻の顔だった。瀬戸内海を渡り、訪れた雨の香川・坂出。しかし、再会した妻は独り、男の想像を遥かに超えた傷だらけの時を過ごしていたのだった。逃げる女と追いかける男。生きているのか死んでいるのかわからない二人がたどり着く安泰の地とは…。
梅田は『由宇子の天秤』(21)の、妊娠した女子高生の父親役で第35回高崎映画祭最優秀新進俳優賞を受賞。河野は『ザ・ミソジニー』(22)の女優役で怪演を見せ、本作同様「古山知美」名義でプロデュースも手掛けています。自主映画界で活躍を重ねてきた二人が、『海辺の生と死』(17)や『夕陽のあと』(19)で知られる越川と初めてタッグを組みました。
梅田と河野は今回、クランクインの半年前からリハーサルを積み、撮影に臨んだといいます。登場人物はほぼ「男」と「女」の二人だけ。濃密かつ壮絶な二人芝居に、河野は「クランクアップ後、永遠の恋人を失ったような。そんな感情になりました」、梅田は「間違いなく僕と河野さんにとって特別な作品となったと感じています」とそれぞれコメントしています。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/336184/LL_img_336184_2.jpg
上澤友香撮り下ろしの写真 (C)2022 松田正隆/屋号河野知美映画製作団体
22年7月に開設された公式InstagramやTwitterでは、写真家・上澤友香による撮り下ろしの写真を、「男と女二人の、6年前から映画本編に至るまでの物語」として毎日更新。公開3ヶ月ほど前からの情報解禁が常である中、自主映画という強みを活かし、1年前から情報を世に出していくという前代未聞の宣伝戦略も話題となっています。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/336184/LL_img_336184_3.jpg
本編スチール(1) (C)2022 松田正隆/屋号河野知美映画製作団体
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本編スチール(2) (C)2022 松田正隆/屋号河野知美映画製作団体
更に12月19日から4日間、渋谷ユーロライブにて、越川の特集映画祭も開催予定。長年プロデューサーとして、監督として、日本映画界を支えてきた越川の珠玉の監督作品を一挙上映します。
『水いらずの星』は、現在編集中。監督・脚本を越川、主演を梅田と河野が務め、撮影監督には『夜明け』(18)の高野大樹を迎えています。
監督、主演二人のコメント全文は、以下の通りです。
【越川道夫(監督)】
さまざまに格闘した撮影であったと思います。とりわけ、松田正隆さんの戯曲を、ほぼそのまま映画にするという試みは、無謀にも思え、見えない向こう岸に向けて、とにかく飛ぶような決意が必要でした。スタッフ、キャストと共に、まずは乗り切った、という言葉しか今は出てきません。これから編集に向けて、この映像の断片が、どう一本の映画として、立体的に立ち上がり、紡がれていくか、その作業を私は楽しみにしています。
【梅田誠弘(男役)】
『水いらずの星』を作られた松田正隆さんは台詞が役者にとり憑くと言われていました。リハーサルや本番で演技を重ねていくうちに自分ではない何か別のものにコントロールされているような感覚になったのを覚えています。そして越川監督が、自分達の意志とは別に水の様に流れていくキャラクターに土手を作って流れを導いたり、あえて氾濫させたりしながら男と女の世界をつくり上げてくださいました。このコメントでは伝えきれませんが、間違いなく僕と河野さんにとって特別な作品となったと感じています。『水いらずの星』どうぞお楽しみに!
【河野知美(女役)】
クランクアップ後、永遠の恋人を失ったような。そんな感情になりました。大袈裟かもしれませんが、越川監督も、梅田誠弘さんも、私にとっては出逢うべくして出逢った運命の人だったのかもしれません。そして、『水いらずの星』という作品も。男の胸に顔をうずめながら覗き込んだ先は大きく、静かに漂う海でした。もう少しこの余韻に浸りながら、前に進みます。どうか、この作品が多くの方に届きますように。23年公開の暁には是非劇場でご鑑賞ください。
【クレジット】
タイトル :水いらずの星
監督 :越川道夫『アレノ』『海辺の生と死』『背中』
原作 :松田正隆『紙屋悦子の青春』『海と日傘』『夏の砂の上』
主演 :梅田誠弘『由宇子の天秤』『鬼が笑う』『かぞくへ』
河野知美『ザ・ミソジニー』『truth~姦しき弔いの果て~』
撮影 :高野大樹『夜明け』
プロデューサー:古山知美
企画・製作 :屋号 河野知美 映画製作団体
制作協力 :有限会社スローラーナー/ウッディ株式会社
配給 :株式会社フルモテルモ/Ihr HERz株式会社
■Twitter : https://twitter.com/Mizuirazu_movie
■Instagram: https://www.instagram.com/mizuirazu_movie/
※「高野大樹」の「高」の字は正確には「はしごだか」です。
(C)2022 松田正隆/屋号河野知美映画製作団体
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プレスリリース提供元:@Press
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