セイコーインスツル: 車載用 ウォッチドッグタイマ・リセット内蔵LDOボルテージレギュレータ「S-19500/19501シリーズ」を発売
配信日時: 2014-07-29 16:30:00
~ウォッチドッグタイマの容易なON/OFF制御で、ソフトウェアの簡素化に貢献~
(千葉)- (ビジネスワイヤ)-- セイコーインスツル株式会社(略称:SII、社長:村上 斉、本社:千葉県千葉市)は、車載用125℃動作 ウォッチドッグタイマ・リセット内蔵LDOボルテージレギュレータ「S-19500/19501シリーズ」を製品化し、このほど受注を開始しました。
「S-19500/19501シリーズ」は、システムへの電源供給(LDOレギュレータ)、電源電圧の監視(リセットIC)、誤動作の監視(ウォッチドッグタイマ)を1チップ化した電源用ICです。
近年、自動車に搭載される電気・電子機器の増加に伴い、それらの機器の故障を検出し安全を確保できる機能安全を強化するために、マイコンの動作を外部から監視することが求められています。マイコン監視のための回路を単機能ICで組んだ場合、回路設計の複雑化、部品点数の増加という課題がありました。新製品「S-19500/19501シリーズ」は、LDOレギュレータ、リセットIC、ウォッチドッグタイマを1チップ化することで、市場の要望に応えた製品です。省スペース化、部品点数削減とともに、回路設計の容易化を実現します。さらにウォッチドッグタイマのON/OFF制御を容易にすることで、ソフトウェアの簡素化にも貢献します。
SIIは、従来より車載向け半導体を製造・販売しています。特にシリアルEEPROMにおいては、その信頼性により日本国内シェアNo.1*1 の実績を得ています。今後も、車載向け半導体製品のさらなる信頼性の向上、ラインナップの充実を進めます。
*1 車載向けシリアルEEPROM、日本国内シェアNo.1…当社調べ。
【主な特長】
ウォッチドッグタイマの強制ON/OFFが可能(WEN端子)
WEN端子は、強制的にウォッチドッグタイマをON/OFFできる端子です。マイコンの起動時、またはソフトウェアのアップデート時など、システムが安定するまでは、ウォッチドッグタイマをOFFにできます。ウォッチドッグタイマの制御が外部回路なしで容易に行えます。 ウォッチドッグタイマをON/OFFする電流値を設定可能(WADJ端子)
WADJ端子は、レギュレータ部の負荷電流に応じて自動的にウォッチドッグタイマをON/OFFできます。ON/OFFの基準となる出力電流値はWADJ端子に抵抗を接続することで調整できます。これにより、ウォッチドッグタイマの不要な監視を避けることができます。たとえば、マイコンがスリープモードの時にはレギュレータ部からの出力電流が少なくなり、自動的にウォッチドッグタイマをOFFにできます。 高精度化
独自のレーザートリミング技術で、レギュレータ部の出力電圧精度±2.0%(Tj=-40℃~150℃)、リセットIC部の検出電圧精度±100mV(Tj=-40℃~150℃)を実現しました。 省スペース化
各種部品の削減を可能にしました。出力電圧調整用や監視電圧の分圧回路用の抵抗が不要です。また、リセット解除遅延時間用とウォッチドッグタイマ監視時間調整用のコンデンサをひとつにできます。これらの部品削減により、端子数も削減できるため、小型8ピンのHSOP-8A パッケージ(5.02×6.0×1.68mm)に搭載することが可能となりました。 リセット処理(リブート)と例外処理を切り分けることが可能な製品を用意(S-19501)
S-19501シリーズは、リセットIC部の出力端子(RO)とウォッチドッグタイマ出力端子(WO)が分離しているタイプです。マイコン側にて、電圧低下時におけるリセット処理(リブート)とウォッチドッグタイムアウトにおける例外処理を切り分けて処理することが可能です。 【主な仕様】
・動作温度範囲: -40℃~+125℃
・出力電圧 : 3.0 V~5.3 V(0.1 Vステップ)
・出力電流 : 200 mA
・入力電圧 : 4.0 V~36.0 V、45V定格
・AEC-Q100対応予定
【用途例】
・車載用電装機器の定電圧電源、マイコン監視
・産業機器の定電圧電源、マイコン監視
【販売目標】 2015年度、年間200万個
【サンプル価格】 200円
【データシートURL】
http://datasheet.sii-ic.com/jp/voltage_regulator/S19500_19501_J.pdf
【Webサイト】
http://www.sii-ic.com/jp/semicon/
Photos/Multimedia Gallery Available: http://www.businesswire.com/multimedia/home/20140729005330/ja/
連絡先
【本件に関するお問い合わせ】
〔報道関係〕
セイコーインスツル株式会社
経営管理部 広報課 荒井保子、森正孝
TEL:043-211-1185 MAIL:pr@sii.co.jp
または
〔一般のお客様〕(紙面などの掲載時はこちらでお願いします)
セイコーインスツル株式会社
半導体事業部 半導体営業総括部
TEL:043-211-1193
URL:http://www.sii-ic.com
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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