サーモの調査によれば世界の医師の87%が患者のコロナ後遺症の治療法に関する臨床ガイドラインが欠如していると感じている

プレスリリース発表元企業:SERMO

配信日時: 2022-10-13 19:25:00

サーモの調査によれば世界の医師の87%が患者のコロナ後遺症の治療法に関する臨床ガイドラインが欠如していると感じている

1110人以上の医師を対象とした最新のバロメーター調査で、新しい2価コロナブースターワクチンに対する患者の関心の低さが判明

(ニューヨーク)-(ビジネスワイヤ) -- 医師ファーストのオンラインコミュニティーと医療従事者(HCP)による世界的な洞察的知見を提供するリーダー企業であるサーモが実施した新しい調査によれば、大多数の医師が、診療中の患者のコロナ後遺症を診断・治療するための臨床ガイドラインが欠如していると感じていることが判明しました。世界の医師1100人以上を対象とした本調査によれば、86%がコロナ後遺症の診断方法に関する臨床ガイドラインが欠如していると感じ、87%が患者のコロナ後遺症の治療方法に関する臨床ガイドラインが欠如していると感じていると報告しています。

コロナ後遺症は医師と患者の双方にとって最大の関心事:

コロナ後遺症は、多くの医師にとって喫緊の課題となっています。調査対象となった医師の62%は、診療中の患者でコロナ後遺症の症状が増加していると報告し、71%はコロナ後遺症について心配している患者が増加していると報告しています。また、調査対象となった医師の半数以上(57%)は、診療中の患者がコロナ感染後に別の疾患(自己免疫疾患、IBD、心筋炎、心房細動など)に罹患しているとの新たな診断を受けているのを目の当たりにしているため、コロナ後遺症が患者に新たな健康状態をもたらす可能性を強く意識しています。また、調査対象となった医師の77%は、コロナ後遺症に対処している診療患者の精神衛生上の問題が増加していると報告しており、コロナ後遺症は患者の精神衛生にも影響を及ぼしています。

米国の医師は新しい2価コロナブースターワクチンを推奨しているが、患者は無関心:

ワクチン接種済みの患者の間では、ブースターワクチンに対する無関心度が高くなっています。米国を拠点とする調査対象医師の87%は、患者に新しい2価コロナブースターワクチンの接種を勧めていますが、半数以上(54%)の医師はワクチン接種済みの患者がブースター接種に抵抗感を示していると報告しています。調査対象となった医師に対し、ワクチン接種済みの患者が新しい2価コロナブースターワクチンの接種に抵抗を示す理由を尋ねたところ、患者から聞いた最も多い理由は、「ブースター接種を受けても感染するから」(58%)、次いで「パンデミック疲れでうんざりしている」(57%)、「ブースターで気分が悪くなるのが怖い」(48%)であったと報告しています。また、米国を拠点とする調査対象医師の4分の1近く(24%)が、患者は「地元で患者数が増えるまでブースター接種を待ちたい」と表明していると報告しており、患者は新しいブースターの必要性を感じた時の接種にかける用意をしています。

ガイドラインが不明確であることも、新しい2価コロナブースターワクチンの接種を受けていない理由として、医師が診療中のワクチン接種済み患者から聞いているその他の理由の1つです。

調査対象となった医師の33%は、患者が最近感染したため、いつブースター接種を受けるべきか分かっていないと報告調査対象となった医師の17%は、患者が自分のワクチンブランドで2価のブースターワクチン接種を受けられるかどうか分かっていないと報告サーモの医学諮問委員であるクラウディア・マルトレール医師(MD、MPH、FACP)は、次のように述べています。「コロナ後遺症は、医師と患者の双方が同様に直面する二次的なパンデミック危機です。コロナ後遺症の複雑さと、治療法に関する臨床ガイドラインの欠如は、診療中の患者を助けようとする多くの医師のフラストレーションを増大させています。」

調査対象となった医師は、ワクチン接種済み患者のブースターへの抵抗感に直面していることに加え、診療中の患者の間で誤った情報が依然として残っていると報告しています。米国を拠点とする調査対象医師の半数近く(48%)は、新しい2価コロナブースターについて患者から誤った情報を聞いたと報告しています。調査対象医師は、2価コロナブースターについて患者から聞いた誤情報で最も多かったものは何かという質問に対し、「新型コロナに既に感染した経験があればブースターは不要」(68%)が最も多く、次いで「ワクチンの開発が急がれたため臨床データが欠如している」(58%)であったと報告しています。

本調査は、サーモが継続的に行っているバロメーター調査の一環として実施されました。調査対象となったのは、世界の1100人以上の医師で、2022年9月22~26日の間に調査を受けました。詳細な調査結果については、app.sermo.com/barometerをご覧ください。

サーモについて:

サーモは、医師の経験、専門知識、所見から、世界のヘルスケアコミュニティーのための実用的な洞察的知見を引きだします。当社は、150カ国で130万人以上の医療従事者(HCP)とかかわりながら、医師とその患者にとって重要な問題に関し、医師同士で影響力のある連携や議論を促進するためのソーシャルプラットフォームと独自のコミュニティーを医師に提供しています。サーモは、製薬企業、ヘルスケアパートナー、そして医療界全体に利益をもたらすビジネスインテリジェンスを提供すべく、一連の専有技術を通じたオンデマンドのアクセスを医師に提供しています。詳細についてはwww.sermo.comをご覧ください。

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