モルガン・スタンレー、多文化イノベーション・ラボの初回グローバル・コホートに10社を選出

プレスリリース発表元企業:Morgan Stanley

配信日時: 2022-09-09 03:55:00

2022年秋の多文化イノベーション・ラボ(MCIL)のコホートには、教育、エネルギー、食品・飲料、ヘルスケア、法律、マーケティング、メディア、テクノロジーといったセクターで革新的な戦略を有する企業が選出されました。選出された企業は、 Advocat、AMAKA Studio、AuditMate、Gentreo、Here Here Market、imagi、Kami、Perse、Physician 360、Wearismaです。
MCILの最初のグローバル・コホートに選出された企業は、米国とEMEAに拠点を置くスタートアップ企業で、これまでの59社のポートフォリオ企業の成功を生かします。これらのポートフォリオ企業は、5カ月間のアクセラレーター・プログラムに参加した後、評価額は合計6億7000万ドル以上に達し、追加の資金調達で1億5000万ドル以上を調達しています。


(ニューヨーク)-(ビジネスワイヤ) -- モルガン・スタンレーは本日、多文化イノベーション・ラボの第8回コホートを発表しました。このプログラムは、シード後からシリーズA資金調達段階にあるテクノロジーおよびテクノロジー利用のスタートアップ企業向けの社内アクセラレーター・プログラムで、さまざまな分野で革新的なソリューションを開発する多文化や女性の創業者、共同創業者、CTO、その他の経営幹部を擁する企業を対象としています。このプログラムは今年で6年目を迎え、これまでに合計69社が参加しました。今回初めて米国と欧州・中東・アフリカ(EMEA)の企業が参加し、世界的に拡大します。

2022年9月から2023年2月まで、創業者(その多くは女性や民族的に多様な人々)とその企業は、成長と発展を促進する個別対応のアクセラレーター・プログラムに参加します。2500人を超える応募者の中から選ばれたこれらのリーダーたちは、モルガン・スタンレーの社内外のパートナーのグローバルなエコシステムから親身なサポートを受けることができます。パートナーは、さまざまな相談の機会と事業成長のためのリソースを提供します。MCILを通して、モルガン・スタンレーもこれらのアーリーステージの高成長スタートアップ企業に投資します。

マネジングディレクター兼多文化顧客戦略グループ責任者のセルマ・ブエノは、次のように述べています。「世界の事業で多文化な女性主導のイノベーションを代表する最初のグローバル・コホートを迎えることができ、特にうれしく思っています。MCILの発展においてこの新たな段階に達したことは、女性や多様な人々が率いるスタートアップ企業により公平な投資環境を作り出し、見過ごされてきたより多くの起業家やそのコミュニティーが成功する機会を得られるよう努力する当社の継続的活動を表しています。」

2022年秋のコホートに選ばれた企業は以下の通りです。

Advocatは、法律文書の作成・活用プロセスを合理化するために開発された法律ソフトウエア・プラットフォームです。AMAKA Studioは、パン・アフリカンのストーリーを共有する女性たちのグローバル・コミュニティーをつなぐデジタル・メディア・プラットフォームです。AuditMateは、SaaS型の垂直輸送メンテナンスおよび契約管理サービスを提供する企業です。このソリューションは、契約分析、メンテナンス完了報告、コンプライアンス管理などにより不動産管理者を支援します。Gentreoは、次世代の遺産計画により、家族や介護者が手頃な価格で簡単に準備、計画し、愛する人すべてを守れるよう支援するソフトウエア・ソリューションです。Here Here Marketは、「シェフ起業家」や少量生産の職人による特別な製品を見つけて購入できる食通のためのオンライン・マーケットプレイスです。imagiは、独自のコーディング教育ツールを活用し、女子に必須のテクノロジー・スキルと自信を与える教育テクノロジー企業です。Kamiは、AIを活用した家族支援プラットフォームで、さまざまなウェルネス・コンサルタントへの個別対応のアクセスや、専門的に厳選された総合的な指導、記事、ヒントを提供しています。Perseは、英国のすべてのメーターのエネルギーと炭素のデータを活用して、個人、家庭、企業のエネルギーと炭素のフットプリントを報告し、最適化する単一データ技術プラットフォームです。Physician 360は、地域薬局がバーチャル・ケア・プラットフォームを利用できるようにすることで、地域薬局をヘルスケア・クリニックに変身させます。Wearismaは、グローバル企業向けのSaaSインフルエンサー分析プラットフォームで、大企業がマーケティング費用を最適化してコミュニケーション目標を達成できるよう支援しています。秋のコホートは、オンライン映像プラットフォームと対面式イベントを組み合わせたハイブリッド環境で運営され、カリキュラムを円滑に進め、つながりを強化し、コミュニティーを育成します。このプログラムの最後には、第8回多文化イノベーション・ラボのショーケース・デモ・デイが開催され、10社の参加企業が見込み投資家、ビジネス・パートナー、顧客にプレゼンテーションを行います。

MCILはこの2年間、グローバル・ファイナンス誌の世界最優秀イノベーション・ラボの1つに選出されています。また、このラボは、多様な起業家が資金調達できる機会を増やし続けています。これは、このプログラム参加後の企業買収や追加資金調達ラウンドの事例から明らかです。代表的な例として以下のようなものがあります。

関係インテリジェンス・プラットフォームのStimulusは、シード・ラウンドで250万ドルを調達してパートナーシップを拡大し、エンジニアリング、データサイエンス、セールスの人材を確保してチームを拡張しました。AIを活用した小売企業向け不正防止・調査SaaSソリューションを提供するLillii RNBは、シード・ラウンドで、共同主幹事のセレナ・ベンチャーズとアパチャー・ベンチャー・キャピタルから300万ドルを調達して販売機会を生かし、パートナーシップ・ネットワークを拡大しました。イベント管理ソフトウエア・プラットフォームのFive to Nineは、シード・ラウンドで425万ドルを調達して自社のエンジニアリング能力を拡大し、製品開発を加速し、チームを成長させました。多文化イノベーション・ラボについて

多文化イノベーション・ラボ(MCIL)は、スタートアップ企業のさらなる発展と規模拡大を支援するために企画された5カ月間の集中社内アクセラレーター・プログラムです。プログラムの最後には、投資家コミュニティー向けの紹介プレゼンテーション・デモ・デイが行われます。モルガン・スタンレーは、民族的に多様な人々や女性が経営するスタートアップ企業の資金調達における不公平に対処するため、2017年にMCILを立ち上げました。当社の調査では、これは4兆円以上の未実現リターンに相当することが分かっています。

チームを率いるのは、ニューヨークを拠点とするマネジングディレクター兼多文化顧客戦略グループ・グローバル責任者のセルマ・ブエノと、ロンドンを拠点とするマネジングディレクター兼多文化顧客戦略グループEMEA責任者のサンガーミトラ・カーラです。二人は、投資銀行業務とリスク管理の分野で合わせて35年以上の経験を有しています。

お好きなプラットフォームで「Access & Opportunity with Carla Harris」ポッドキャストをお聴きいただき、多様な起業家の中で変化を促す人々、投資家コミュニティー、世界について、情報を得ていただきたく思います。

モルガン・スタンレーについて

モルガン・スタンレー(NYSE:MS)は、世界的な大手金融サービス会社であり、投資銀行、証券、ウェルス・マネジメント、投資運用の幅広いサービスを提供しています。当社は41カ国にオフィスを構え、従業員は、企業、政府、機関、個人を含む世界のクライアントにサービスを提供しています。モルガン・スタンレーの詳細情報については、www.morganstanley.comをご覧ください。

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