ホワイトカラーの93%が 仕事の質向上のための「自己学習が必要」と回答。 実際に自己学習をしている方は71%。 ー 「エン 転職コンサルタント」ユーザーアンケート集計結果 ー
配信日時: 2014-06-30 17:46:53
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する人材紹介会社集合サイト『エン 転職コンサルタント』(https://consultant.en-japan.com/)上で、サイト利用者3,094名を対象に「仕事のための自己学習」についてアンケート調査を行いました。以下、概要をご報告します。
■調査結果概要
厚生労働省が導入を検討していることで、話題になっているホワイトカラーエグゼンプション。残業が美徳とされてきた日本において、労働時間ではなく、仕事の成果や質で評価をと謳っています。労働者が自分の裁量で働くことで効率を高め、多様な働き方の促進が期待されているようです。その狙いを達成するために、個々人が自己研鑚を詰み「仕事の質」を上げることが求められます。
数年前から「朝活」「ネット授業」など自己学習に励む様子が話題になっていましたが、今回の調査対象となるホワイトカラーの93%が仕事の質を高める「自己学習が必要」と考えていることが分かりました。背景には、回答者の半数以上が仕事の質に満足していないことが想定されます。学ぶ必要性が高いと考えられている内容のTOP3は「専門知識」「マネジメント」「外国語」。実際に自己学習をしている方は全体の71%で、意識と行動に乖離が見られます。学習内容は「専門知識」が第1位、「外国語」が第2位となりました。勉強方法は「本」という意見が73%で圧倒的多数を占めましたが、20代に限っては「朝活」が第1位、「セミナー」が第2位と半数近くに上り、世代間での違いが見られます。
■調査結果詳細
1:93%の方が、仕事の質向上のための学習の必要性を感じていると回答。
学習したい内容のTOP3は「専門知識」「マネジメント」「外国語」。
「仕事の質を向上させるために学習の必要性を感じていますか?」という質問に対して、「とても感じている」(58%)「やや感じている」(35%)と93%の方が学習の必要性を感じていることが分かりました。
背景としては、現在の仕事の質への不足感があるようです。「現在の仕事の質に満足していますか?」と伺ったところ、「あまり満足できていない」(43%)「満足できていない」(21%)と半数以上が満足していないと回答しました。
具体的な理由として最も多かったのは『顧客へより的確な提案をするためにはより深い専門知識が必要。また、顧客層を拡大するために、外国語に必要性も感じている』『全くスキルの無い分野の新規事業立ち上げを命じられ、お客様に合わせる営業で乗りきってきましたが、専門性が益々高くなったため』など変化の激しい事業環境の中で「今の業務の質を高めたいから」。他にも『既存の会社の体質が古く、新しいものにチャレンジする意識がない。自身で勉強して他のステージに挑戦したい』『特定のマーケットを主軸に、これまで商品開発をしてきましたが、世代交代によりマーケットは変化増幅しており、新たなノウハウと人脈を必要と感じた』などの「新しい仕事に挑戦したいから」が第2位にあがりました。
2:学習したい内容のTOP3は「専門知識」「マネジメント」「外国語」。
「仕事の質を向上させるために、学ぶ必要があると考えていることは何ですか?」と具体的な内容を伺うと、第1位は「専門知識」(48%)、第2位は「マネジメントについて」(47%)、第3位は「外国語」(43%)という結果に。以前、同サイトで実施した『転職後の年収』という調査でも「転職後の年収が上がる人」の要因で一番多かった意見は83%の転職コンサルタントが「専門スキル」と回答。仕事の質を向上させることは、自身の市場価値向上にもつながるようです。
3:実際に自己学習をしている方は71%。
学んでいる内容は「専門知識」(40%)が第1位、「外国語」(39%)が第2位。
学ぶ方法の第1位は「本」(73%)。世代間で手法に違いが。
実際に「現在、自己学習していることはありますか?」という質問に対して、71%の方が「ある」と回答。その方々に「具体的にどのようなことを学習していますか?」と伺ったところ、「専門知識」(40 %)が最も多く、続いて「外国語」(39%)があがりました。
では、どのように学習をしているのか。「学習する際に、活用しているサービスやツールがあれば教えてください」と伺うと、「本」(73%)が第1位、「WEBサイト」(46%)が第2位に。「本」はビジネス書や資格の対策本、異国の文化を学ぶものなど多岐にわたっています。「WEBサイト」はビジネス雑誌のWEB版や語学サイト、大学の講義配信サービスなどを利用しているようです。この結果を20代に限定して見ると、かなり異なります。第1位は「朝活」(45%)第2位は「セミナー」(44%)と、若い世代ほどよりリアルな場での学びを得ているようです。
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「エン 転職コンサルタント」利用者 3,094名
■調査期間:2014年4月1日~2014年4月30日
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