故仲條正義氏に「パッケージデザイン功績賞2022」を贈賞!
配信日時: 2022-06-01 15:39:37
JPDA 日本パッケージデザイン協会が、仲條正義氏のパッケージデザインへの功績を顕彰しました。
公益社団法人日本パッケージデザイン協会(略称:JPDA)は、2022年5月27日(金)、東京ガーデンパレス(東京都文京区)において、パッケージデザイン功績賞2022の顕彰式を開催、故仲條正義氏のパッケージデザインへの功績を顕彰し、パッケージデザイン功績賞2022を贈りました。顕彰式には、受賞者ご遺族の代理として、新田里子氏(資生堂パーラー マーケティング部長)が出席されました。
顕彰式後には、仲條正義氏とともに多くの仕事を手がけた澁谷克彦氏(クリエイティブディレクター)、鈴木真氏(元資生堂パーラー社長)による記念講演会が開催され、信藤洋二氏(JPDA理事、資生堂クリエイティブ)の進行で、仲條正義氏のデザイン活動などが紹介されました。
[画像: https://prtimes.jp/i/87516/16/resize/d87516-16-fc95bfb4013b7b7cf347-0.jpg ]
■パッケージデザイン功績賞2022
仲條正義氏は、グラフィックデザインを中心に、資生堂パーラーやTHE GINZA のパッケージデザイン、松屋銀座、東京都現代美術館などで、幅広いデザイン活動を展開。
1975年のグリッドデザインのSHISEIDO THE GINZAのペーパーバッグ、1978年 MATSUYA GINZAの新VIのペーパーバッグや、1984年 キュイジーヌ シセイドーのデザインは、おしゃれで新しく、パッケージデザイン界に、強い刺激を与えました。
1990年頃から始まった資生堂パーラーのパッケージデザインは、遊び心の中に、高い文化性と品質感のある仕事で、その後も現在まで多くの資生堂パーラーの商品にデザインのDNA が引き継がれています。40年以上前の仕事は今の時代においても古さを感じさせずオリジナル性に富んでおり、多くのデザイナーに憧れの念と影響を与え、日本のパッケージデザインの向上に寄与してきたといえます。
パッケージデザインのあるべき姿を現しているこの一連の仕事に、パッケージデザイン功績賞2022を授与いたしました。
仲條氏は、残念ながら顕彰者選考中の2021年10月に亡くなられましたが、同氏のパッケージデザインの向上に対する功績はゆるぎないことから、パッケージデザイン功績賞2022の顕彰者といたしました。
■パッケージデザイン功績賞
パッケージデザイン功績賞は、パッケージデザインの社会的重要性の認識を高め、日本のパッケージデザインの向上に寄与した個人、または団体ないし法人を、JPDAが隔年で顕彰するもので、近年では下記の方々が受賞しています。
2020年:加藤芳夫氏
2018年:フミ・ササダ氏、山崎次郎太氏
2016年:杉浦俊作氏
2014年:梅原 真氏、ジャン・ジャック・エブラール氏、ブリジッド・エブラール氏
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公益社団法人日本パッケージデザイン協会(JPDA)
公式サイト https://www.jpda.or.jp/
日本パッケージデザイン協会は、1960年に発足、パッケージデザイン文化の向上、普及、啓発のための事業をおこなう団体として2013年に公益社団法人に移行、2020年には創立60周年を迎えました。
JPDAの活動は、日本パッケージデザイン大賞、パッケージデザイン功績賞などの顕彰事業、年鑑の発行、展覧会やセミナーの開催、調査研究、国内及び国際交流、広報活動など多岐にわたります。パッケージデザインの価値を伝え、魅力を創出するために、さまざまな形の「場づくり」があり、国際交流、国内、そして地域まで幅広く活動しています。
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