5月の自転車月間に合わせ自転車ユーザーにみる「自転車の利用実態と安全運転に関する意識調査」を実施

プレスリリース発表元企業:共栄火災海上保険株式会社

配信日時: 2022-05-18 14:00:00

共栄火災海上保険株式会社(本社:東京都港区新橋1-18-6、社長:石戸谷 浩徳)は、5月の自転車月間に合わせ、全国の20歳~60歳以上の方、1,073名を対象に「自転車の利用実態と安全運転に関する意識調査」を実施しました。
自転車はコロナ禍で利便性の高い移動手段であると再注目され、その販売市場も大きく拡大しています。
本調査は、日常生活での移動手段として月に1回以上、自転車を利用されている方々の日頃の利用実態を把握するとともに、自転車事故を防ぐために普段から気をつけていること、さらに各地域で施行が進められている自転車保険の加入を義務づける条例についての認知度と自転車保険への加入状況を明らかにすることで、自転車での事故を未然に防ぎ、より安全に安心して利用することの一考察として、昨年に引き続き、実施したものです。


《調査結果サマリー》
<自転車の利用実態は・・・>
1. 増える電動アシスト自転車利用(Q1、Q2-1、Q2-2)
前回と比べて利用している自転車の種類で唯一増えたのが電動アシスト自転車でした(前回19%、今回20.6%)。その電動アシスト自転車を購入(利用)されたきっかけについて尋ねたところ、30代では4割の方が、40代では3割の方が「子どもの送迎」と回答されました。これに対して、50代、60代以上では約6割の方が「坂道などの運転の補助」と回答され、年代によっての電動アシスト自転車購入のきっかけに違いが見られました。

2. コロナ禍で増える自転車利用(Q4、Q5)
長期化するコロナ禍にあって、自転車を利用する頻度が増えたとの回答は、前回の28.8%から今回33.7%と4.9%増え、その中でも「業務・仕事での移動時の自転車利用」が増加(前回15.8%、今回18.4%)していることが明らかになりました。
また、年代別には20代で自転車利用の頻度が増えており(前回46.5%、今回59.9%)、自転車利用の場面では、「通勤・通学」が54.4%と過半数を占め、また、「業務・仕事での移動」も33.2%と前回(28.8%)から増え、若年層での自転車利用度の高さがうかがえました。

<自転車事故を防ぐために気をつけていることは・・・>
3. 「危ない」と感じる運転項目のすべてが増加(Q6)
前回に引き続き、自転車の運転で「危ない」と感じたことを18項目設定し、回答をいただきましたが、すべての項目で増加が見られました。自転車運転の「危ない」ワースト5は、「スマートフォン、携帯電話を使用しながらの運転」が67.8%(前回56.5%)、「自転車の急な飛び出し」が64%(前回61.5%)、「夜間での無灯火運転」が52.9%(前回43.9%)、「傘を差しながらの運転」が52%(前回47.2%)、「スピードの出し過ぎ」が43.2%(前回35.1%)となりました。自転車利用の頻度が増える一方で、「危ない」と感じる場面も多くなっていることがわかりました。とくに「スマートフォン、携帯電話を使用しながらの運転」は前回と比べて11.3%も増えており、法令やマナーを守った安全運転が求められます。

4. 自転車事故防止の1位は「一人ひとりの注意」(Q7)
自転車事故を防ぐために必要なことをうかがったところ、「自転車に乗る一人ひとりの注意」が49.8%(前回47.6%)と、最も多い回答結果となりました。とくに50代で54.8%、60代以上では58.5%と年齢が高くなるに従って、「個人の注意が事故の防止につながる」と認識されている傾向が高くなっています。

<自転車保険の加入実態は・・・>
5. 年代が高い世代ほど自転車保険が必要と認識(Q10、Q12)
自転車保険の加入状況は、「加入している」は65.2%で、前回の60.9%から4.3%増えました。これに「加入を検討している」の13.4%を加えると78.6%という結果となり、この傾向は、50代で86.4%、60代以上で80.2%と8割を超え、年代が高い世代ほど自転車保険が必要と認識されている方が多いことがうかがえます。
一方、自転車保険に加入していない方々に「その理由」を尋ねたところ、他の理由と比較して40ポイント以上もの大差で「保険料の負担」と回答されており、この傾向は年代による差も見られませんでした。


【調査概要】
名称 :自転車ユーザーにみる「自転車の利用実態と安全運転に関する意識調査」
実施時期:2022年4月22日~23日
調査方法:インターネットを通じてのWEB調査
調査対象:全国にお住まいの20歳~60歳以上の男女で、月に1回以上自転車を利用する方
調査人数:1,073名(有効回答数)


【調査対象者の内訳】

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/310310/LL_img_310310_1.jpg
調査対象者の内訳

Q1. あなた(もしくはあなたの家で)は、普段どのような自転車にお乗りになっていますか?最も高い頻度で乗る1台をお選びください。

回答者全体では、「一般車・シティサイクル」(62.3%)、「電動アシスト車」(20.6%)、「スポーツ・競技用自転車」(13.2%)と、前回からその順位や比率に変化は見られなかったものの、唯一、電動アシスト車の利用が1.6ポイント(前回19%)増えています。

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Q1.普段乗っている自転車は?

<Q1で「電動アシスト自転車」を選択した方への質問 (以下、Q2-1、Q2-2)>
Q2-1.電動アシスト自転車を購入されたきっかけは何ですか?

今回の調査では電動アシスト自転車を利用されている方々に購入されたきっかけや電動アシスト自転車に対する補助金制度についてお尋ねしました。
電動アシスト自転車を購入されたきっかけについては、年代によって違いが見られました。
子育ての世代である30代は4割の方(40.4%)が「子どもの送迎」と回答され、これに対して60代以上では6割強(65%)、50代では6割弱(55.6%)の方が全体平均(43.9%)を大きく上回り、「坂道などの運転補助」と回答されています。

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Q2-1.電動アシスト自転車を購入したきっかけは?

Q2-2. 電動アシスト自転車の購入時に、補助金を出す自治体がありますが、あなたはこの補助金制度をご存じでしたか?

全国の自治体の中には、独自に電動アシスト自転車購入時の補助金や助成金を出す自治体がありますが、まだまだ地域差があるのか、7割の方(71%)がこの制度の存在を「知らない」と回答されています。年代別では、40代(81.3%)、50代(88.9%)、60代以上(92.5%)と年代が高まるに従って、「知らない」との回答の比率が高くなっている傾向が見られました。
反面、20代では「知らない」(30%)を大きく上回り、半数以上の方(55%)がこの制度をご存じでした。

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Q2-2.電動アシスト自転車の補助金を知っている?

Q3. あなたが自転車を利用される頻度はどのくらいですか?

20代、30代、40代の6割強が週の半分以上(週3~4回、5回以上)自転車を利用しているのに対し、50代(58.4%)、60代以上(59.9%)は全体平均(61.8%)を下回りました。

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Q3.自転車を利用する頻度は?

Q4. あなたはどのような時に、自転車を利用されていますか?該当するものすべてをお選びください。(複数回答)

「生活圏での利用」(80%)、「通勤・通学」(43.6%)といった利用状況は、前回調査とほとんど変化が見られませんでした。一方で、「業務・仕事での移動」の利用が18.4%(前回15.8%)と2.6ポイント増えています。これを年代別に見ますと、20代では4.4ポイント(前回28.8%、今回33.2%)、40代で3.4ポイント(前回8%、今回11.4%)、60代以上でも4.5ポイント(前回8.2%、今回12.7%)ほど増えています。

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Q4.自転車を利用するシーンは?

Q5. 新型コロナウイルス感染症の感染拡大で、自転車を利用する頻度は増えましたか?

長期化するコロナ禍にあって、自転車利用は増えているようです(前回28.8%、今回33.7%)。
年代別で顕著なのが20代で、約6割の方が自転車利用が増えたと回答されています(前回46.5%、今回59.9%)。

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/310310/LL_img_310310_7.jpg
Q5.コロナでの自転車利用の増減は?

Q6. 自転車の運転で「危ない」と感じることは何ですか?該当することを以下からお選びください。(複数回答)

自転車運転の「危ない」ワースト5は、「スマートフォン、携帯電話を使用しながらの運転」が67.8%(前回56.5%)、「自転車の急な飛び出し」が64%(前回61.5%)、「夜間での無灯火運転」が52.9%(前回43.9%)、「傘を差しながらの運転」が52%(前回47.2%)、「スピードの出し過ぎ」が43.2%(前回35.1%)となりました。
その他、昨今、自動車による「あおり運転」が話題となっていますが、自転車による「あおり運転」も危ない運転として前回の11.9%から今回21.2%と9.3ポイントも上昇しています。

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Q6.危ないと感じる運転は?

Q7. 自転車の交通事故を防ぐために必要だと思うことは何ですか?該当することを以下からお選びください。(複数回答)

事故防止策について、回答者全体では「自転車に乗る一人ひとりの注意」(49.8%)、「小中学校での交通教育の徹底」(49.2%)、「違反の取り締まりの徹底」(47.4%)、「交通標識・自転車専用レーン・道路整備」(45.1%)の4つがそれぞれ半数近くを占める事故防止策として上がりました。(カッコ内は前回)

事故防止策のうち、「自転車に乗る一人ひとりの責任」との回答が最も多く、年代が高い60代以上が58.5%、50代で54.8%と全体平均(49.8%)を上回り、「個人の注意が事故の防止につながる」と認識されている傾向が高くなっています。

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Q7.自転車事故を防ぐために必要な事は?

Q8. 自転車の安全のために、自転車にも自動車と同じように定期的な検査・車両管理を義務づける「車検制度」の導入は必要だと思いますか?

自動車と同様に、自転車の定期的な検査や車両管理を義務づける「車検制度」の導入についてお尋ねしたところ、Q6の自転車の「危ない」と感じる運転の増加傾向を反映してか、今回の調査では「必要だと思う」が増え(前回37%、今回38%)、「必要ではないと思う」が減少(前回43.3%、今回40.9%)しました。

画像10: https://www.atpress.ne.jp/releases/310310/LL_img_310310_10.jpg
Q8.自転車の「車検制度」は必要?

Q9. 自転車保険の加入を義務づける条例を施行する自治体が増えています。あなたがお住まいの地域で、この条例(=自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例)が施行されているかどうかをご存じですか?

自転車の安全で適正な利用を促進する条例の認知度は、前回と同様に回答者全体の半数を超える6割(60.7%)の方が「知っている」との回答でした。年代別でも、20代、30代、50代が6割を超え、概ね全ての年代で6割程度認知されています。

画像11: https://www.atpress.ne.jp/releases/310310/LL_img_310310_11.jpg
Q9.自転車保険の加入義務条例を知っている?

Q10. あなたは現在、自転車で人にケガをさせたり、物を壊した場合の保険(自転車損害賠償責任保険等)に加入していますか?

自転車保険については、回答者全体の65.2%が「加入している」と回答しており、前回(60.9%)と比べて4.3ポイント増となっています。
年代別では20代(69.6%)、50代(69.7%)が全体平均を上回って約7割近くの方が加入されています。
「加入している」と「加入を検討している」を加えると、全世代ともに7割以上となっていますが、50代では86.4%(うち「検討」は16.7%)、60代以上では80.2%(同15.1%)と年代が高くなるにつれて自転車保険が必要と認識されているようです。

画像12: https://www.atpress.ne.jp/releases/310310/LL_img_310310_12.jpg
Q10.自転車保険に加入している?

Q11. Q10で「加入している」と答えた方にお聞きします。あなたが自転車保険に加入したきっかけは何ですか?きっかけとして最もあてはまるものをお選びください。

保険に加入している方々に「加入したきっかけ」をお尋ねしたところ、回答者全体では約半数近い方(46.9%)が「自治体で法制化され、義務づけられたため」と回答されています。これは前回(42.9%)と比べて4ポイントほど増えた結果となっています。
この「自治体での法制化が加入のきっかけ」と回答された方を年代別に見ますと、若年層ほど顕著で、20代では72.2%、30代では59.1%という回答結果となっています。

画像13: https://www.atpress.ne.jp/releases/310310/LL_img_310310_13.jpg
Q11.自転車保険加入のきっかけは?

Q12. Q10で「加入していない(今後も加入しない)」と答えた方にお聞きします。あなたが自転車保険に加入していない理由は何ですか?理由として最もあてはまるものをお選びください。
今後も含め、「保険に加入していない(加入しない)」という方々にその理由をお尋ねしたところ、回答者全体の6割近い方(58.5%)が「保険料が負担になるから」と回答され、他の理由と比較して40ポイント以上もの大差での回答結果となっています。
この傾向は年代別に見ても大きな差がないことも特徴です。

画像14: https://www.atpress.ne.jp/releases/310310/LL_img_310310_14.jpg
Q12.自転車保険に加入しない理由は?


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