行き場のない引退馬のセカンドキャリアを促進

プレスリリース発表元企業:SBMplus

配信日時: 2022-04-25 12:25:50

若手人材教育・引退馬の保護を行う馬事学院と建物維持のプロが廃校跡地活用の共同プロジェクトを始動

ビルメンテナンス事業を中心に創業し、現在は環境製品や健康、コスメ、ペット製品の開発・販売を手掛ける株式会社SBMplus(所在地:東京都千代田区、代表:鈴木光代、以下当社)は、株式会社馬事学院(所在地:千葉県八街市、代表:野口佳槻)との共同プロジェクトとして、「東関東馬事高等学院」の移転事業を4月1日(金)より始動いたします。ビルメンテナンスや施設管理の実績を活かした新たな事業として廃校などの土地活用に取り組む当社の提案により、行き場のない引退馬の保護・支援と若手人材の育成を行う馬事学院の移転プロジェクトが実現しました。
 ここでは、当プロジェクトの3つの狙い 1.行き場のない引退馬の保護・支援 2.全国で課題となっている廃校施設の利活用 3.馬産業の次世代を担う人材育成 について解説します。




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 行き場のない引退馬の保護
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                            活用用途の決まらない廃校施設の活用
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 次世代の馬産業を担う若手人材の育成

1. 寿命を迎える前に食肉として処分される“引退馬”を1頭でも多く保護・支援する

 今回プロジェクトを共同で行うことになった株式会社馬事学院は、行き場のない引退馬を保護し、その世話を通して人の成長を促す「馬の学校」の運営を手掛けています。毎年多くの競走馬が引退を余儀なくされていますが、第二の活躍の場を与えられることは少なく、その8割、9割が馬肉用の牧場に送られていきます。馬事学院ではそんな引退馬を牧場から保護し、騎手や馬の世話を行う厩務員、乗馬馬術選手を目指す学生の教育に活かすことで、馬たちが過ごす場所を提供しています。「東関東馬事高等学院」の老朽化と規模拡大のため、廃校などの土地活用に新たに取り組む当社が、ビルメンテナンスや施設管理の実績・ノウハウを活かし、学校の廃校跡地への移転を手掛けることとなりました。

2. 用途の決まらない廃校施設を利活用することで、地域経済・コミュニティの活性化も
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 人口減少や少子化の影響から毎年国内で平均して約470校の廃校が発生していますが(平成30年度廃校施設活用状況実態調査)、そのすべてが有効活用されているわけではありません。活用されず放置された施設の維持費用は自治体の負担になるなど、廃校施設の有効活用は各地で課題となっています。長寿命化が要求される公共施設の建物維持管理が民間では難しいこともハードルの1つです。今回のプロジェクトは、引退馬の保護・支援、人材育成を行う馬事学院と、ビルメンテナンスの実績から建物の維持管理を可能にする当社がそれぞれの特性を活かすことで実現しました。


 本来、地域のコミュニティ機能を持つ学校という施設を活かし、馬を通した近隣住民とのコミュニケーションや、寮生の食事提供や学校の清掃・メンテナンスなどの雇用創出を通して、地域経済やコミュニティの活性化にも期待しています。                    当社代表鈴木(左)と学院の野口代表

3. 人材教育 馬を育てることで、人材が育つ。更に、地域経済の活性化も視野に

馬事学院の運営する「東関東馬事高等学院」は、騎手や馬の世話を行う厩務員、乗馬馬術選手を目指す学生のための学校施設です。「担当馬制度」によって、一人一人が責任を持って馬の世話を行います。馬と共生しながらインターネットも活用して通信制高校の課題に取り組むなど、効率良く学習ができ、高卒資格認定も取得可能です。不登校などそれまでの学校生活に馴染めなかった生徒が、馬とのふれあいにより生き生きと過ごすせるようになった等、馬とのふれあいを通して多くの学生が学んでいます。今回の移転により、保護できる引退馬の増加はもちろんのこと、より多くの生徒の受け入れも可能になります。

【東関東馬事高等学院 移転計画概要】
施設名称:東関東馬事高等学院
既存住所:千葉県八街市沖174番地
移転先住所:千葉県山武市雨坪10番地(旧日向小学校)
スケジュール:2022年4月改修工事着工
2023年1月事業開催
(2022年度3学期学校事業開始・一般開放・乗馬教室)
2023年4月令和5年4月生入学
事業者名:株式会社SBMplus、株式会社馬事学院



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