エアロジェンとCanSinoBIOが世界初の吸入式Covid-19ワクチン送達技術を開発・商業供給する画期的な提携で合意

プレスリリース発表元企業:Aerogen

配信日時: 2021-12-10 19:18:00

エアロジェンとCanSinoBIOが世界初の吸入式Covid-19ワクチン送達技術を開発・商業供給する画期的な提携で合意

エアロジェンとCanSinoBIOが世界初の吸入式Covid-19ワクチン送達技術を開発・商業供給する画期的な提携で合意

(アイルランド・ゴールウェイ)-(ビジネスワイヤ) -- エアロジェン(アイルランド、ゴールウェイ)とCanSinoBIO(カンシノバイオ、康希諾生物、SSE: 688185、HKEX: 06185)(中国、天津市)は、何カ月にもわたる共同開発活動を経て、エアロジェン専有の振動メッシュ式エアロゾル薬物送達技術を使用し、CanSinoBIOの組み換え型新型コロナウイルスワクチンConvidecia™(コンビデシア)を吸入送達する技術について、開発と商業供給の提携関係を発表しました。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20211210005156/ja/

振動メッシュ式吸入器のエアロジェン・ソロ(写真:ビジネスワイヤ)振動メッシュ式吸入器のエアロジェン・ソロ(写真:ビジネスワイヤ)

エアロゾル化されたワクチンは、カップディスペンサー経由で患者の気道に直接吸入されます。この経路は呼吸器ウイルスであるCOVID-19の自然な感染経路を模倣しており、粘膜免疫を生成することでさらなる効果を生み出す可能性があります。

CanSinoBIOが実施した第3相臨床試験の中間結果では、Convidecia™が単回接種14日後に95.47%の重症化予防効果を持つことが示されました1

エアロゾル吸入という経路による接種は、使用するワクチンの量が非常に少ないため、注射法を採用した場合よりも、はるかに多くの患者がCanSinoBIOワクチンを費用対効果の高い方法で利用できるようにする余地があります2

エアロジェンの最高経営責任者(CEO)で創設者のジョン・パワーは、次のように述べています。「世界は、大規模なワクチン接種のための効果的かつ低コストで、世界規模で拡大して利用できるソリューションを緊急に必要としています。エアロジェンとCanSinoBIOが行った先駆的な開発は、これらの要件をすべて満たし、数十億人規模のワクチン接種の能力を持つシステムをもたらしました。」

CanSinoBIOの会長兼最高経営責任者(CEO)であるXuefeng YU博士は、次のように述べています。「当社のエアロジェンとの提携は2013年に始まり、10年近くにわたり、エアロゾル薬物送達の可能性を発展させてきました。COVID-19ワクチンの吸入送達に関する革新的な開発は、両社の共同活動の成果を証明するものです。エアロゾル化したワクチンは粘膜免疫を刺激し、感染リスクを大幅に低減できることが証明されましたが、このことは大規模な免疫防御を迅速に構築し、今回の世界的流行病の終息を加速させるソリューションとなる可能性を示しています。」

CanSinoBioは、中国での販売承認申請を準備中です。その他の国々についても、さらなる臨床試験の準備を進めています。

今回の提携の商業的条件は公表していません。

追加情報:

CanSinoBIOについて:

2009年に設立されたCanSinoBIO(SSE: 688185、HKEX: 06185)は、中国を含む世界の公衆衛生安全保障のための革新的なワクチンの研究・生産・商業化に傾倒しています。当社は、アデノウイルスを使用したベクター、コンジュゲーション、タンパク質の設計と組み換え、製剤、mRNAという5つの統合プラットフォーム技術を有しています。当社は現時点で、2021年に条件付きで承認された組み換え型新型コロナウイルスワクチン(アデノウイルス5型ベクター)や、同年に承認された髄膜炎菌A/C群コンジュゲートワクチン(CRM197)を含め、12種類の疾患を予防する17種類のワクチンから成る充実したパイプラインを確立しています。

エアロジェンについて:

エアロジェンは、急性期医療におけるエアロゾル薬物送達の世界的リーダー企業です。エアロジェン・ソロ(Aerogen Solo)は閉鎖式の単一患者用エアロゾル薬物送達技術3で、人工呼吸中に患者が発生させる感染性エアロゾルの伝達を軽減します4-9。エアロジェンの技術は、世界で唯一利用可能な閉鎖循環式システムとして、世界75カ国で1400万人以上の患者の治療に使用されており、救急科や集中治療室で極めて重要な役割を果たしています10

References

NMPA Accepts the Application for Conditional Marketing Authorization of CanSinoBIO’s COVID-19 Vaccine ConvideciaTM. http://www.cansinotech.com/html/1/179/180/651.html (NMPAがCanSinoBIOのCOVID-19ワクチンConvideciaTMの条件付き販売承認申請を受理)Heida R, Hinrichs WL, Frijlink HW. Inhaled vaccine delivery in the combat against respiratory viruses: a 2021 overview of recent developments and implications for COVID-19 [published online ahead of print, 2021 Aug 25]. Expert Rev Vaccines. 2021;1-18Aerogen Solo System Instruction Manual. Aerogen Ltd. P/N 30-354, Revision U. (エアロジェン・ソロ・システムの取扱説明書)Ari A. Practical strategies for a safe and effective delivery of aerosolized medications to patients with COVID-19. Respir. Med. 2020; 167. doi:10.1016/j.rmed.2020.105987.Miller A, Epstein D. Safe bronchodilator treatment in mechanically ventilated COVID19 patients: A single center experience. J. Crit. Care. 2020; 58: 56–57.Fink JB, Ehrmann S, Li J, Dailey P, McKiernan P, Darquenne C et al. Reducing Aerosol-Related Risk of Transmission in the Era of COVID-19: An Interim Guidance Endorsed by the International Society of Aerosols in Medicine. J Aerosol Med Pulm Drug Deliv 2020. doi:10.1089/jamp.2020.1615.Halpin DMG, Criner GJ, Papi A, Singh D, Anzueto A, Martinez FJ et al. Global Initiative for the Diagnosis, Management, and Prevention of Chronic Obstructive Lung Disease: The 2020 GOLD Science Committee Report on COVID-19 & COPD. Am J Respir Crit Care Med 2020. doi:10.1164/rccm.202009-3533SO.O’Toole C, McGrath JA, Joyce M, Bennett G, Byrne MA, MacLoughlin R. Fugitive Aerosol Therapy Emissions during Mechanical Ventilation: In Vitro Assessment of the Effect of Tidal Volume and Use of Protective Filters. Aerosol Air Qual Res 2020; 20. doi:10.4209/aaqr.2020.04.0176.Joyce M, McGrath JA, Mac Giolla Eain M, O’Sullivan A, Byrne M, MacLoughlin R. Nebuliser Type Influences Both Patient-Derived Bioaerosol Emissions and Ventilation Parameters during Mechanical Ventilation. Pharmaceutics 2021; 13: 199.エアロジェンの社内資料PM1087

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Global Corporate Communications Manager Aerogen,
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Junhong Jing, CanSinoBIO
junhong.jing@cansinotech.com

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