レノボ・グループ:2021/22年第2四半期業績
配信日時: 2021-11-09 13:02:00
レノボが過去最高の四半期業績を達成、戦略が変革と持続可能な成長を引き続き推進し、収益性は3年間で倍増する見通し
(香港)--- (ビジネスワイヤ) -- レノボ・グループ(HKSE:992)(ADR:LNVGY)は本日、グループが記録的な四半期業績を達成し、利益と売上高の両方が過去最高になったと発表しました。業界全体が供給の課題に直面する中、当社の業務の卓越性、革新、強力な実行力が、すべての主要事業グループにおける改善を支えています。それと共に、世界的なデジタル化の加速、インテリジェント変革およびデバイス、インフラ、アプリケーションのITアップグレードにより生じた事業機会が、引き続き当グループの長期的で持続可能な収益性の向上をもたらしています。
レノボの業績は前年同期比で著しく改善しており、純利益が前年同期比65%増の5億1200万米ドルとなったほか、純利益率が0.7ポイント改善し、3年間で倍増というグループの目標に向けて順調に進んでいます。税引前利益は前年同期比58%増の7億4200万米ドルとなり、グループの売上高は力強い成長傾向が続き、前年同期比23%増の179億米ドルでした。営業キャッシュフローは前年同期比で倍増して16億米ドルになりましたが、革新への投資を増額したことで、当四半期のグループの研究開発費は約60%増加しました。
今後については、持続可能な収益の改善と成長を推進するための戦略として、利益率の高い事業やセグメントに引き続き注力しつつ、前四半期に発表した通り、研究開発費を3年間で倍増させます。こうした注力姿勢は、グループの継続的な変革を支援し、ニューITの機会に焦点を当てた技術開発と、変化する顧客ニーズがもたらす「クライアント-エッジ-クラウド-ネットワーク-インテリジェンス」の技術アーキテクチャーの開発に貢献します。
財務ハイライト:
21/22年度第2四半期
(100万米ドル)
20/21年度第2四半期
(100万米ドル)
変化率
グループ売上高
17,869
14,519
23%
税引き前利益
742
470
58%
純利益(株主帰属利益)
512
310
65%
基本1株当たり利益(米セント)
4.42
2.59
1.83
レノボの取締役会は、1株当たり8.0香港セントの中間配当を宣言しました。
楊元慶会長兼最高経営責任者(CEO)の発言:
「レノボのニューITテクノロジーアーキテクチャーである「クライアント-エッジ-クラウド-ネットワーク-インテリジェンス」は勢いを増しており、業界全体で受容が進んでいます。当社の3S戦略(スマートデバイス/IoT、スマートインフラ、スマートバーティカル)を強力に実行したことで、前四半期は純利益、売上高共に新記録を達成し、純利益率の3年間での倍増に向けて順調に進んでいます。同時に、当社の研究開発投資も約60%の大幅な増加となりました。これからも、今後3年間で研究開発費を倍増させるという目標に取り組み、サービス主導型のインテリジェント変革をさらに推進していきます」と、レノボの楊元慶会長兼最高経営責任者(CEO)は述べています。
ソリューション&サービス・グループ(SSG):力強い成長と高い利益率を実現し、グループの全体的な収益性の向上をけん引
機会:
ソリューション&サービス・グループは、急拡大する市場で、堅調な収益性と成長をけん引し続けています。技術アーキテクチャーの複雑性が増すにつれ、顧客はより高度なITサービスを求めるようになっており、同市場は2025年までに1兆米ドル規模以上に成長する見通しです。そして、利益率の高いデバイス・アズ・ア・サービス市場が急成長を遂げており、2025年までに670億米ドルに達すると予測されています。
第2四半期の業績:
第2四半期は売上高が大幅に伸び(前年同期比30%増の13億6000万米ドル)、グループ全体の売上高の7.3%を占めて、営業利益率は約21%となりました。PC顧客とインフラ顧客におけるサポート・サービスの普及率が、共に向上しました。マネージド・サービスの売上高は前年同期比で約90%増加しました。また、レノボ独自のIPに基づいた再現性の高いソリューションの引き合いが拡大したため、プロジェクト・サービス&ソリューションの売上高は、前年同期比で約22%増加しました。当グループは、毎年恒例の主力イノベーション・イベントのテック・ワールドでTruScaleを紹介し、消費ベースのビジネスモデルの進化を発表しました。この新しいポートフォリオは、レノボのサービス型製品すべてを1つの包括ブランドの下に収め、ポケットからクラウドまですべてを単一の契約枠組みで利用可能にする真のグローバル・ソリューションを提供します。今後の展望:
レノボはこうした状況で、引き続き売上高と収益性の両方を推進していきます。当社の社内IT部門をSSGに統合することで、事業グループの研究開発の実現能力を高め、実績ある社内のデジタル能力を顧客のためのソリューションへと転換できます。マネージド・サービスでは、新しいプラットフォーム、ツール、市場参入能力を導入し、サービス型TruScale製品を強化します。サポート・サービスでは、商業セグメントの回復に伴い、普及率の増加に注力します。インフラストラクチャー・ソリューション・グループ(ISG):成長する市場を凌いで、記録的な四半期を達成
機会:
世界中でICTインフラの最新化が進む中、ISGの機会も拡大し続けています。ICTインフラ市場は2025年までに2500億米ドル規模になると予想され、世界的にPC市場と同様の規模になる見通しです。
第2四半期の業績:
ISGは、売上高が前年同期比約34%増加して約20億米ドルとなり、記録的な業績を達成しました。収益性も引き続き向上して、前年同期から2400万米ドル改善し、損益分岐点に達しつつあります。同事業は、ほぼすべてのセグメントで市場の成長を上回りました。クラウド・サービス・プロバイダーは、売上高が前年同期比で50%増加して過去最高の売上高を達成し、エンタープライズ・SMBの売上高は、前年同期比20%増の力強い成長を遂げました。高利益率セグメントでは、ストレージの売上高が前年同期比で50%以上増加して新記録を達成し、高性能コンピューティングは、水冷技術のレノボ・ネプチューンを搭載した中国最速の大学向け高性能コンピューターを納入しました。今後の展望:
当グループは今後も、エッジ・コンピューティング、ハイブリッド・クラウド・ソリューション、5Gクラウド・ネットワーク融合など、急成長分野への投資を拡大していきます。当グループは、社内の設計・製造能力を継続的に強化し、損益分岐点以上に向けて、事業の収益性の向上に取り組みます。当社のビジョンは今後も、最大で最も信頼されるICTインフラの世界的ソリューション・プロバイダーになることです。インテリジェント・デバイス・グループ(IDG):堅調な売上高増加とさらに力強い収益性で、非PC事業の貢献度が拡大
機会:
PCとその他のスマートデバイスへの需要は引き続き堅調です。これは商用需要の回復によるもので、市場報告によれば、前四半期に商用PC(Chromebookは除く)が前年同期比18%増加しているほか、Windows 11のリリースと共に需要が増加する見通しです。レノボは、PC需要が今後数年間に年間3億4000万~3億5500万台という業界評価に沿ったものになると予想しています。世界のスマートフォン市場は、いまだに成長の大きな機会を提供しているほか、急成長中のIoT市場は2025年まで年平均(CAGR)11%のペースで拡大する見通しです。
第2四半期の業績:
売上高が前年同期比21%増の153億米ドルとなったほか、すでに高水準にある収益性が前年同期比34%増の12億米ドルとさらに堅調で、素晴らしい業績を達成しました。高級PCセグメントは、プレミアムYogaとワークステーションの売上高がそれぞれ前年同期比で倍以上に増加し、高い成長を遂げました。商用PCの売上高は前年同期比29%増、SMB向けPCは同48%増となりました。スマートフォンは過去最高の四半期となり、利益が史上最高の8900万米ドルに達し、売上高は前年同期比27%増加して、過去15四半期で最高となりました。当社が従来強固な拠点を持つ中南米と北米だけでなく、すべての地域で収益性の高い成長を実現したほか、EMEAとアジア太平洋でも市場を拡大しました。タブレットの売上高は前年同期比20%増、アクセサリー事業は前年同期比31%増となりました。今後の展望:
レノボはさらに高級セグメントへの投資を続け、収益性と平均販売価格の向上に取り組みます。スマートフォン、タブレット、スマート会議協業や、組み込みコンピューティングなどの隣接非PC製品も、非PC事業の多様性をさらに高めていくでしょう。業務のハイライトと未来への投資
当グループは引き続き、すべての事業でESGに大きく注力しています。年次ESG報告書の一環として、気候変動の緩和に向けた新たな目標を2021年8月に設定しました。科学的根拠に基づく目標イニシアチブが承認した2030年の排出削減目標に向けて前進する中、当社は2025/26年度までに、サプライチェーンから温室効果ガスを100万トン削減すべく、取り組んでいます。さらに、2025年までに消費者使用後リサイクル材料をPC製品の100%で活用することを約束したほか、世界の幹部職で女性が占める割合を2020年の21%から2025年までに27%へと引き上げるよう、社会的インパクトに関する目標を見直して、再設定しました。当グループは最近、ESG全般におけるコミットメントと取り組みが評価され、ハンセン企業持続可能性指数で過去最高となる評価を獲得し、初めてAA+の評価を受けたほか、テクノロジー業界全体で最高得点を獲得しました。レノボは、コーポレート・プレジデント兼最高執行責任者(COO)のGianfranco Lanciが退任したことを受け、当社のグループ・オペレーション責任者にChe Min (Jammi) Tuを任命したと、最近発表しました。この役割でChe Min (Jammi) Tuは、当社の強みであるオペレーションとサプライチェーンの卓越性をさらに発展させていきます。レノボについて
レノボ(HKSE:992)(ADR: LNVGY )は、フォーチュン・グローバル500社に選ばれている売上高600億米ドルの企業であり、世界の180市場で事業を展開しています。当社は、すべての人によりスマートな技術を提供するという大胆なビジョンに基づき、世界を変える技術を開発しています。その技術は、毎日、何百万人ものお客さまに(デバイスとインフラストラクチャーを通して)力を与え、(ソリューション、サービス、ソフトウエアを通して)能力を提供しています。当社は、すべての人のためにあらゆる場所で、より包摂的で信頼できる持続可能なデジタル社会を共に作り上げています。詳細は、https://www.lenovo.comをご覧ください。また、ストーリーハブで当社の最新のニュースをご覧ください。
レノボ・グループ
財務概要
2021年9月30日締め第2四半期
(単位:百万米ドル、1株当たりデータを除く)
21/22年度第2四半期
20/21年度第2四半期
前年同期比変化率
売上高
17,869
14,519
23%
粗利益
3,006
2,253
33%
粗利益率
16.8%
15.5%
1.3 pts
営業費用
(2,189)
(1,688)
30%
研究開発費(営業費用に含まれる)
(482)
(307)
57%
売上高費用比率
12.3%
11.6%
0.7 pts
営業利益
817
565
45%
その他の営業外利益/(費用) - 純額
(75)
(95)
(21)%
税引き前利益
742
470
58%
税金
(185)
(120)
53%
当期間の利益
557
350
59%
非支配持分
(45)
(40)
15%
株主帰属利益
512
310
65%
1株当たり利益(米セント)
基本
4.42
2.59
1.83
希薄化後
3.96
2.48
1.48
原文はbusinesswire.comでご覧ください:https://www.businesswire.com/news/home/20211103006389/en/
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連絡先
Hong Kong – Angela Lee, angelalee@lenovo.com, +852 2516 4810
London – Charlotte West, cwest@lenovo.com, +44 7825 605720
Zeno Group - LenovoWWcorp@zenogroup.com
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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