ウィズコロナの今増えている口腔ケアのニーズ 歯科衛生士の2~3人に1人が「口臭、矯正、歯の食いしばりに関する相談が増加」と回答 コロナ禍前後における口腔ケアニーズの変化に関するアンケート調査を実施
配信日時: 2021-11-08 13:00:00
日本フィンランドむし歯予防研究会は、1997年6月4日に日本国民の歯の健康に寄与する啓発・研究活動を目的として設立して以来、「口腔の課題」に対するさまざまな提言を行ってきましたが、この度、全国の歯科衛生士200人を対象に「口腔ケアの実態調査」として、コロナ禍前後における口腔ケアニーズの変化に関してアンケート調査を実施いたしました。
新型コロナウイルスの出現から2年近くが経とうとしている中、人々の生活も少しずつではありますが元に戻りつつある状況です。歯科医院の受診状況に関して、海老名市歯科医師会会長であり日本フィンランドむし歯予防研究会の鈴木会長(ベル歯科医院 院長)によると、「全国的には昨年の4月から5月にかけてコロナに影響を最も受け、一時期受診を控える患者様が多くいらっしゃいました。そこから徐々に受診する患者様が戻ってきており、現在はコロナ禍以前の状態に戻りつつあります。」とのことでした。
そのような中で、JFSCPは、人々の口腔ケアにおけるニーズがどのように変わったのかに注目しました。
また、羽村 章JFSCP理事長から咀嚼行為の重要性、キシリトール研究の世界的権威であるフィンランド・トゥルク大学名誉教授 カウコ・マキネン先生から、コロナ禍でのキシリトール活用法についてのコメントを紹介します。
(1) 歯科衛生士200人に聞いた「患者さんのニーズ~コロナ禍前との変化」アンケート
マスク着用による口臭の悩みだけでなく、マスク着用している今だからこそ矯正を考える人が増加中
(2) 日本フィンランドむし歯予防研究会 羽村 章 理事長コメント
リモートワークが咬合に影響!?お口の健康を守るために、唾液分泌を促進するキシリトールガムの咀嚼がオススメ
(3) トゥルク大学名誉教授 カウコ・マキネン先生メッセージ
コロナ禍でのキシリトールの活用法
■コロナ禍以前と比べて、口臭、矯正、歯の食いしばりに関する相談が増加
コロナ禍前と比べて、「口臭、口臭予防、口臭対策、口内衛生状態に関する患者さんのニーズが増えた」と感じている歯科衛生士の割合は、約半数(47%、図1)、「矯正に関する患者さんのニーズが増えた」と感じている歯科衛生士の割合は、3人に1人(34%、図2)、「歯ぎしり、歯の食いしばり、マウスピースに関する患者さんのニーズが増えた」と感じている歯科衛生士の割合は、約半数(54%、図3)。という結果が出ました。
また、その他の変化として「テレワークの増加により、これまで平日の昼間にはあまり見られなかった会社員の方の来院が増えた。」や「学校でのブラッシング中止により、子供たちの口内環境が悪化したように思う。」といった意見も出てきました。
Q. 口腔ケアのサービスを利用するお客様についてお伺いします。コロナ以前と比べてお客様のニーズが変化したと感じますか?
(口臭、口臭予防、口臭対策、口内の衛生状態について)
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/283346/LL_img_283346_1.jpg
図1
Q. 口腔ケアのサービスを利用するお客様についてお伺いします。コロナ以前と比べてお客様のニーズが変化したと感じますか?
(矯正について)
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/283346/LL_img_283346_2.jpg
図2
Q. 口腔ケアのサービスを利用するお客様についてお伺いします。コロナ以前と比べてお客様のニーズが変化したと感じますか?
(歯ぎしり、歯の食いしばり、マウスピースについて)
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/283346/LL_img_283346_3.jpg
図3
■羽村 章 JFSCP理事長 コメント
日本フィンランドむし歯予防研究会 理事長
羽村 章先生
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/283346/LL_img_283346_4.jpg
羽村先生
日本歯科大学生命歯学部教授。日本歯科大学歯学部卒業。フィンランドトゥルク大学歯学部う蝕学教室に客員講師として留学、「キシリトールの父」と呼ばれるアリエ・シェイニン教授に師事。1997年日本フィンランドむし歯予防研究会を立ち上げ、理事長に就任。日本におけるキシリトールの普及に尽力。一般社団法人日本歯学系学会協議会 理事長。
■ウィズコロナの今
口内健康を守るために、唾液分泌を促進するキシリトールガムの咀嚼がオススメ
●歯科来院患者数は回復傾向
今回の調査で歯科来院患者数においてはコロナ禍前と比較して「減った」との回答が25%ほどありました。一方で「増えた」が14%、そして半数以上が「変わらない」と答えています。新型コロナウイルス感染症が拡大していた昨年の同時期に、一般社団法人私立歯科大学協会(私歯大協)が行った一般人1,000人を対象とした調査では、60%を超える人たちが「歯科診療を控えたい」と答えていましたので、歯科診療室を訪れる人たちが増加している現状は、口腔保健を考え啓発する良い機会になると思います。歯科医院で新型コロナウイルスに感染された事例が無いことが、今以上に一般市民の皆さんに広く知れ渡れば、歯科通院がより増えると確信しています。
●リモートワークが咬合にも影響
また診療項目については、コロナ禍以前と比較して増加したものがほとんどでした。その中で特に興味深いのは、「歯ぎしり・歯のくいしばり・マウスピース」でした。半数以上(53.6%)の調査対象者が「やや増えた」もしくは「増えた」と答えています。今回は増えた理由については聴取していないので、何故増えたかは推測するしかないのですが、おそらく在宅勤務の増加によるものだと考えられます。日経「スマートワーク経営」調査によれば、コロナ禍で在宅勤務率が増加しており、6割を超えると報告しています。在宅勤務では、慣れない環境で長時間にわたりPCやタブレットを使用していると考えられます。自宅でラップトップPCやタブレットを長時間操作することは、前かがみ状態になり易く、頭部前方位姿勢の原因になります。
頭部前方位姿勢とは、いわゆる猫背の様に頭が肩よりも前方に突き出した状態です。この姿勢が長く続くと咀嚼筋や頭頸部の筋肉に異常な筋活動を強いることになり、その結果、肩こりや腰の痛みそして頭痛を生じるだけでなく、咬合にも影響を与えると考えられています。もちろん、くいしばりや歯ぎしりなどの原因になる可能性があり、歯科医院を訪れる患者さんも増えたのではないかと推察されます。前かがみの姿勢では咀嚼がしにくいことから、ガムを噛むことにより自身の姿勢を確認するきっかけになります。むし歯を防ぐためだけでなく、楽に咀嚼できる正しい姿勢の指導や確認のために、キシリトールガムが応用可能です。
●マスク生活下で“求められる”口腔ケア、“必要な”口腔ケア
常時マスクをすることで、口や歯を人に見せる機会が少なくなったことは、歯科矯正や審美歯科医療を希望する人たちが増えると考えられていました。本調査でも、その傾向が裏付けられています。歯科矯正は33%、ホワイトニングは23.5%増加しています。その一方でインプラント治療は6.6%の微増であったことは、今後増えてゆくのか、それとも現状維持なのか、今後の動向が気になるところです。何れにせよ、マスクは歯や口の状態を隠しますので、歯や口の健康状態を気にしなくなる傾向があると私歯大協の調査で報告されています。マスクをしているからこそ、口の健康を守るための唾液分泌を促進するキシリトールガム咀嚼が推薦できます。
一日3回、一日量として5g程度のキシリトールを摂取できる様に、1回に2粒ずつのキシリトールガム咀嚼が健康習慣として根付くと良いですね。
■トゥルク大学名誉教授(フィンランド)カウコ・マキネン氏からのメッセージ
トゥルク大学名誉教授
カウコ・マキネン先生
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/283346/LL_img_283346_5.jpg
マキネン先生
1975年にキシリトールのう蝕予防効果を発見。キシリトールのメカニズムを研究する生化学者として、現在でもフィンランド国内外で調査研究に取り組む。
■予防歯科先進国のオーラルケア事情
フィンランドのオーラルケア~主役はキシリトール
フィンランドでは、様々な研究のもと、保健センターで歯科医師や歯科衛生士がキシリトール摂取を推進、1970年代より学校や幼稚園などにおいて、食後の子供たちのキシリトールの積極的な摂取が一般的となりました。フィンランドの多くの幼稚園では、ランチの後、先生が園児一人一人にキシリトールタブレットを配布し、みんなで摂取する光景が見られます。そうすることによって、幼い頃から食後のキシリトール摂取の習慣づけをすることができるからです。そして、子供たちを通じて、食後のキシリトール習慣は家庭にも広がっていきました。キシリトールの摂取、特に食後の摂取の習慣は歯の健康を保つ上で非常に重要だと証明されています。
その結果、フィンランドはむし歯がほとんど確認されない「むし歯予防先進国」に変貌を遂げました。
COVID-19は私たちの生活を一変させ、ここフィンランドでも手指の消毒やマスク着用が推奨されています。そういった状況下でも、フィンランドでのキシリトール摂取の推進に変更はありません。キシリトール、特にガムやタブレット摂取は唾液分泌につながり、唾液が免疫力を高めるのに役立つことは、国民には当たり前のように認知されているからです。キシリトール製品は歯の健康を保つため、安心して摂取することができます。
フィンランドでは、近年、キシリトール原料の生産が再び活発化しています。2019年に新しい生産工場を建設、稼働させ、まもなく生産が始まります。潤沢な原材料を得て、キシリトール市場はますます活気を再び帯びることになると確信しています。
■調査概要
表題 :口腔ケアの実態に関する調査
調査主体:日本フィンランドむし歯予防研究会
調査実施:株式会社クロス・マーケティングの
アンケートツールQiQUMO(キクモ)を使用
調査方法:アンケート調査(インターネット調査による)
調査期間:2021年10月15日(金)~31日(日)
調査対象:歯科衛生士200名
<参考>
【歯科関係者向け】キシリトール配合ガムサンプリングキャンペーン
主催 : 日本フィンランドむし歯予防研究会
賞品 : キシリトール配合ガム1P(2粒入)×300個
当選本数 : 500本
応募期間 : 2021年11月5日~12月24日
キャンペーンサイト: https://jfscp.gr.jp/cp/2021smpl/
応募方法 : 歯科医院名・ご担当者名・住所・電話番号をご記入の
上、ハガキまたはFAXでご応募ください。
(住所)〒188-8680 西東京郵便局私書箱21号
キシリトール配合ガムサンプリングキャンペーン 事務局
(FAX)042-466-3987
キャンペーン事務局: 0120-651-368(10:00~17:00)※土日祝日除く
※お申し込みできるのは、歯科関係者または歯科従事者の方のみとさせていただきます。
※賞品のご送付先は、歯科医院または医療機関(病院・施設等)となります。
※当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
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キャンペーンサイト
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■「キシリトール配合1P」概要
キャンペーンサイト
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プレスリリース提供元:@Press
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