武田薬品、中低所得国の医療システム強化を支援する年次グローバル企業社会的責任(CSR)プログラムの新規パートナー4団体を選定

プレスリリース発表元企業:Takeda Pharmaceutical Company Limited

配信日時: 2021-09-28 09:52:00

武田薬品、中低所得国の医療システム強化を支援する年次グローバル企業社会的責任(CSR)プログラムの新規パートナー4団体を選定

- 世界80カ国・地域で働く従業員の投票により、イントラヘルス・インターナショナル、Jhpiego、パスファインダー・インターナショナル、世界食糧計画との新たな提携が支持を受ける- 新たな提携により、2016年にスタートしたグローバルCSRプログラムの拠出額は72カ国の20プログラムで計165億円に- グローバルCSRプログラムの提携は、武田薬品による疾病予防対策の推進、医療従事者の支援活動、医療システムのサポートを支える

(大阪)-(ビジネスワイヤ) -- 武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)(武田薬品)は本日、当社のグローバル企業社会的責任(CSR)プログラムに4つの提携を追加したと発表しました。当プログラムでは、開発途上国と新興国で暮らすすべての人のために医療システムを強化し、医療へのアクセスを向上させるべく、長期的な取り組みを行っています。毎年恒例の意思決定プロセスの一環として、武田薬品の全世界の従業員が投票を行い、イントラヘルス・インターナショナル、Jhpiego、パスファインダー・インターナショナル、世界食糧計画(WFP)がグローバルCSRプログラムの新たなパートナーとして加わりました。このプログラムでは現在、72カ国の20プログラムをサポートしています。

武田薬品のこれら2021年度の新たなパートナーへの拠出内容は次の通りです。

イントラヘルス・インターナショナルに9億5300万円を拠出。マリ、セネガル、ニジェールの私立学校12校と協力し、これらの国で深刻な医療従事者不足に直面している農村地域で働ける訓練を受けた有資格看護師の数を増やします。今後5年間で、このプロジェクトは私立学校の公共部門との連携、適切な認定の獲得、能力ベースのカリキュラムの強化、効果的な学習アプローチの創出、恵まれない地域の学生の卒業を支援します。いずれもすべての人が確実に医療を受けられるようにする取り組みの一環です。Jhpiego(iWINプロジェクト)に8億9000万円を拠出。女性中心の包括的アプローチにより、インドの分断された母子医療エコシステムを修復することで、妊産婦と新生児の死亡と罹患の予防に関する進歩の加速を支援します。今後5年間にわたり、このプロジェクトでは妊婦の健康に関する画期的な情報を継続的に追跡・活用するインド独自モデルの採用を仲介し、妊娠の前、最中、後の患者中心の連携ケアに向けた持続可能な次世代アプローチを実現します。パスファインダー・インターナショナルに10億円を拠出。気候変動や緊急事態が女性の健康に及ぼす不均衡な影響への対応に関して、女性と少女のリーダーシップを前進させる。南・東南アジアで4年間にわたり実施されるこのプロジェクトでは、男女不平等や気候関連の危機が女性の健康の質を低下させている場所で、女性と少女を変化の担い手として位置づけます。このプロジェクトは、平等な医療サービスへのアクセス強化、気候影響に対する地域社会の強靭性の構築、女性がより健康的な未来への道を切り開くための支援を行います。今後5年間で世界食糧計画のProject Boreasに13億円を拠出。このプロジェクトでは、西アフリカの17カ国で温度変化に敏感な医療物資をより効率的に受領、保管、輸送すべく、ガーナのアクラにある国連人道支援物資備蓄庫の能力を強化します。このプロジェクトでは、地域の物流ナレッジ・センターを設立し、サプライチェーンの専門家や各国政府がクラス最高のサプライチェーン実践に関する研修を受けられるようにすることで、医療の緊急事態への直面・管理への準備態勢を高めます。イントラヘルス・インターナショナルのポーリー・ダンフォード代表兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「イントラヘルスは、マリ、セネガル、ニジェールの農村地域での高度な訓練を受けた看護師の不足に対処するために、武田薬品と提携できて大変うれしく思います。今回の提携は、私立看護学校での医療従事者の研修に革命をもたらし、医療を最も必要とする地域社会の医療を向上させ、より多くの優秀な若い学生をこの職業に引き付けるでしょう。」

Jhpiegoのレスリー・マンキューソ代表兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「Jhpiegoは、インドのマディヤ・プラデシュ州での統合女性医療ネットワーク(iWIN)プロジェクトの実施に関して、武田薬品の従業員の信頼を得られたことに恐縮し、うれしく思っています。すべての女性は生命を救う高品質な妊娠ケアを利用する権利があるという共通の考えが行動につながるとは、非常に心強いです。私たちは協力して、ケアの質と継続性を高め、予測分析と革新的な資金調達を活用することで、母親に焦点を当てた拡張可能な母子医療システムを構築していきます。」

パスファインダー・インターナショナルのロイス・クアム代表兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「パスファインダーは、女性と少女の指導力の前進に向けて武田薬品と協力できることを光栄に思います。このプロジェクトは、人々の健康増進と世界のより明るい未来に向けた武田薬品の取り組みの実例です。私たちは、健康増進と気候に対する強靭性の向上に向けて、南・東南アジアで女性の指導力を高めていきます。」

WFPのティム・ハンター民間連携・資金調達ディレクターは、次のように述べています。「世界食糧計画は、武田薬品のグローバルCSRプログラムの一環として、その従業員から時宜を得た重要プロジェクトに選ばれたことを光栄に思います。COVID-19パンデミックにより、各国は健康上の緊急事態に備えて対策を整えることの必要性を強く再認識しました。武田薬品の支援により、私たちは西アフリカの17カ国での重要な支援提供と、脆弱な地域社会の保護や将来に向けた能力育成を目指します。」

2016年の立ち上げ以来、武田薬品の特徴的なグローバルCSRプログラムは、72カ国で23件以上の持続可能な開発目標(SDGs)ターゲットに取り組む国際・非政府組織17団体の20件の長期プロジェクトに計165億円を拠出してきました。各プロジェクトは、独自の方法で医療システムの強化に取り組み、各国内の医療ニーズに沿っています。これらの4~10年の資金拠出は、持続可能な影響は時間がかかり、医療システムが直面する複雑で長年続く課題に近道はないことを反映しています。

武田薬品の大藪貴子チーフグローバルコーポレートアフェアーズオフィサーは、次のように述べています。「イントラヘルス・インターナショナル、Jhpiego、パスファインダー・インターナショナル、世界食糧計画と協力して、有資格医療従事者の増加、サプライチェーン改革、気候変動、紛争、緊急事態が女性の健康に与える影響への対処、データやデジタルを活用した妊産婦・新生児ケア改革に取り組めることを誇りに思います。当社の新たな提携はすべて、医療システムが今日直面している地域に特有の課題に対処しつつ、地域社会の将来への備えを支えるものです。」

武田薬品のグローバルCSRプログラムの連携は、2016年から顕著な進展を見せています。

584万人以上を直接支援。3万2000人以上の有資格医療従事者を育成。57万人以上の地域住民に的を絞った保健教育を実施はしかなどの予防可能な疾病の予防接種を数百万人の子供に実施2027年までに、当社のパートナーは1840万人を直接支援する予定で、脆弱な女性や新生児への生命を救うケアの提供、発育不全の予防、難民への包括的支援の強化などを行う武田薬品工業株式会社について

武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、患者さん、従業員、そして地球に対する約束に従って、人生・生活を変える治療薬を創出し、お届けすることに傾倒しています。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少な遺伝性疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80カ国・地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。詳細情報についてはhttps://www.takeda.comをご覧ください。

留意事項

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将来に関する見通し情報

本プレスリース及び本プレスリリースに関して配布された資料には、武田薬品の見積もり、予測、目標及び計画を含む当社の将来の事業、将来のポジション及び業績に関する将来見通し情報、理念又は見解が含まれています。将来見通し情報は、「目標にする(targets)」、「計画する(plans)」、「信じる(believes)」、「望む(hopes)」、「継続する(continues)」、「期待する(expects)」、「めざす(aims)」、「意図する(intends)」、「保証する(ensures)」、「だろう(will)」、「かもしれない(may)」、「すべきであろう(should)」、「であろう(would)」「することができた(could)」、「予想されるanticipates)」、「見込む(estimates)」、「予想する(projects)」などの用語、同様の表現、それらの否定表現を含むことが多いですが、それに限られるものではございません。かかる将来見通し情報は、多くの重要な要因に関する仮定に基づいており、これらの要因は実際の結果が将来見通し情報で明示ないし暗示された内容と著しく異なる場合の原因になり得るものです。これらの要因には、日本と米国の一般的な経済条件を含む当社の世界的な事業を取り巻く経済状況、競合製品の出現と開発、世界的な医療制度改革を含む関連法規の変更、臨床的成功の不確実性および規制当局による判断とその時期を含む新製品開発に固有の問題、新製品および既存製品の商業的成功の不確実性、製造における困難または遅延、金利及び通貨為替レートの変動、市場で販売された製品または製品の安全性または有効性に関するクレームまたは懸念等、新型コロナウイルスの世界的流行病のような健康危機が武田薬品ならびにその顧客およびサプライヤー(武田薬品が営業する国々における外国政府を含む)に及ぼす影響や当社事業のその他の面に及ぼす影響、買収対象企業とのPMI(買収後の統合活動)の時期及び影響、武田薬品の事業にとっての非コア資産を売却する能力及びかかる資産売却のタイミング、武田薬品が米国証券取引委員会に提出したForm 20-Fによる最新の年次報告書及び他の報告書(https://www.takeda.com/investors/sec-filings/又はwww.sec.govにおいて閲覧可能)で指摘したその他の要因が含まれますが、これらに限られません。武田薬品は、法律ないし証券取引所規則で要求される場合を除き、本プレスリリースに含まれる、または当社が提示するいかなる将来見通し情報を更新する義務を負うものではありません。過去の実績は将来の経営結果の指針とはならず、また、本プレスリリースにおける武田薬品の経営結果ないし記述は武田薬品の将来の経営結果を示すものではなく、また、その予測、予想、保証、見積もりではありません。

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