ストリーミング広告でパブリッシャー、ブランド、消費者の間に300億ドルの乖離があることが新たなデータで判明

プレスリリース発表元企業:Conviva

配信日時: 2021-06-18 23:58:00

ストリーミング広告でパブリッシャー、ブランド、消費者の間に300億ドルの乖離があることが新たなデータで判明

Convivaの初めての「ストリーミング広告の状況」報告書が、広告プランニング、測定、個人情報保護、質における業界の改善に向けた道筋を示す

(米カリフォルニア州フォスターシティ)-(ビジネスワイヤ) -- ストリーミング・メディア向けインテリジェンス・クラウドのConvivaは本日、「ストリーミング広告の状況」に関する初の報告書を発表し、パブリッシャー、購入者、消費者のストリーミング広告に対する感覚に大きなギャップがあること、そしてこれが数十億ドル規模のストリーミング広告業界の将来にどのような意味を持つのかについて明らかにしました。例えば、販売者の69%がストリーミングの広告品質はリニア・テレビ広告と同等であると考えていますが、これと同意見を持っていた割合は、購入者では半数強(55%)、消費者では約3分の1(35%)に過ぎませんでした。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20210618005402/ja/

Conviva's State of Streaming Advertising 2021 (Graphic: Business Wire)Conviva's State of Streaming Advertising 2021 (Graphic: Business Wire)

広告調査財団(ARF)の社長兼最高経営責任者(CEO)のスコット・マクドナルド氏は、次のように述べています。「ストリーミングでは、消費者に高品質のクリエイティブを提供する機会がありますが、いつどのように消費者に届けるかを評価する必要があります。個人情報保護に対する懸念が高まり、キャンペーンの規模拡大が課題となっている中、1対1のターゲティングから脱却し、視聴者が楽しみ、信頼するコンテンツに広告を合わせる方法を考える時期に来ています。」

ダイナタと共同で実施したConvivaの調査は、ターゲティング、測定、品質といったストリーミング広告業界に存在するギャップの複数の領域について詳しく説明しています。明らかになった主な事項は次の通りです。

データの改善と視聴者のターゲティングが収益化につながる
販売者の4分の3近くが、ストリーミングの在庫はプログラミングのエコシステムでターゲティングすることができ、直販のために世帯に訴求できる有効な視聴者ターゲティングが存在すると考えていましたが、同じように考えていた購入者の割合は半分以下でした。そのほか、ストリーミングでキャンペーンを行うために必要なデータを持っていると回答した販売者の割合は70%でしたが、購入者の中での割合はわずか39%でした。エクスペリエンスの質(QoE)はコンテンツと同様にストリーミング広告にとっても重要
54%の視聴者は、広告のロードが完全に失敗したり時間がかかりすぎたりするとストリーミングをやめると答えており、59%は同じ切れ目やエピソードの間に繰り返されるストリーミング広告が多すぎると答えています。ストリーミング広告に全体的に満足している視聴者は、36%にとどまりました。ストリーミング広告主は消費者の信頼を築く必要がある
ストリーミング広告主やパブリッシャーによって自分の個人情報保護が守られていると確信している消費者は3分の1に達していませんが、ストリーミング広告の購入者の69%と販売者の75%は、広告戦略の構築や広告在庫の販売時に個人情報保護法を考慮していると答えています。測定効果を販売者に伝える必要がある
販売者の80%近くが、CTVはほかの動画プラットフォームと比べてキャンペーン効果の測定が難しいと考えていますが、同じように考えている購入者は19%に過ぎません。同様に、販売者の70%が画素数や広告サーバーの限界からストリーミング向けの高度な広告測定を行うことができないと感じていますが、同じように感じている購入者は26%にとどまっています。Convivaのキース・ズプチェビッチ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「世界の人口の91%が積極的にストリーミングを行っており、消費者はテレビ視聴時間の47%をストリーミング・プラットフォーム上で費やしています。しかし、PwCによれば、ストリーミング広告がテレビ広告費全体に占める割合は10%未満です。この閲覧数と金額の差は、パブリッシャーが売り上げの増加に必要なターゲティングと測定を提供すれば、少なくとも300億ドルの機会になります。購入者が広告費をストリーミングに移行する動機や視聴者がストリーミング広告を見続ける動機を把握することは、業界にとって不可欠です。」

報告書の全文は、www.conviva.com/research/state-of-streaming-advertising-2021からダウンロードできます。

調査方法

本報告書のデータは、ダイナタが実施した調査と、現在33億のストリーミング動画アプリケーションに組み込まれているConviva独自のStream Sensor™技術から得られた追加データをまとめたもので、180カ国以上で年間1800億回のストリームを視聴する5億人以上のユニーク視聴者と、1日当たり1兆8000億回のリアルタイム取引を測定しています。ダイナタは、2021年2月17日から2021年4月15日に、2つの集団を調査しました。1つ目の集団は、18歳以上でテレビなどの映像コンテンツをインターネット・ストリーミングで視聴している1944人の消費者で構成されています。2つ目の集団は、計608人のB2B広告の購入者と販売者(18歳以上、フルタイムまたはパートタイム雇用)で構成されています。

Convivaについて

Convivaは、ストリーミング・メディア向けインテリジェンス・クラウドを提供しています。当社の特許取得済みのStream Sensor™およびStreamID™を搭載したリアルタイム・プラットフォームにより、マーケッター、広告主、そして技術運用、エンジニアリング、顧客ケアのチームは、オーディエンスの構築、エンゲージメント、収益化を行うことができます。Convivaは、CCTV、DAZN、ディズニープラス、フールー、パラマウントプラス、ピーコック、スカイ、スリングTV、TED、ワーナーメディアなどのブランドが、ストリーミング・メディアがもたらす素晴らしい機会を活用できるよう支援することに注力しています。当社のプラットフォームは現在、約2兆件のストリーミング・データ・イベントを毎日処理し、5億人以上のユニーク視聴者が33億のストリーミング・アプリケーションをデバイス上で使って年間1800億本のストリームを視聴できるようにしています。Convivaはあらゆる規模のデジタル・ビジネスが、すべての配信、すべての画面、すべての瞬間において、ストリーミングを改善できるようにしています。

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