オルガノンが産後出血の分野に打ち込む医療機器企業アリディア・ヘルスの買収を完了

プレスリリース発表元企業:Organon & Co.

配信日時: 2021-06-18 23:29:00

オルガノンが産後出血の分野に打ち込む医療機器企業アリディア・ヘルスの買収を完了



(米ニュージャージー州ジャーシーシティ)-(ビジネスワイヤ) -- 女性向けヘルスケアの世界的企業であるオルガノン(NYSE: OGN)は本日、産後出血(PPH)や産後異常子宮出血に起因する母体の罹患および死亡の予防に傾注している商業段階の医療機器企業であるアリディア・ヘルスの買収を完了したと発表しました。

産後出血は出産時の最も一般的な合併症の1つです。産後出血によって、母体の最大10%が薬物治療を必要としており、潜在的に子宮摘出や輸血などの緊急介入にいたる可能性があります。最悪の場合、PPHは母体の死亡をもたらす可能性がありますi。世界では、2016年に4万510人の女性がPPHにより死亡していますii

オルガノンのケビン・アリ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「オルガノンがアリディア・ヘルスを買収したことで、当社のポートフォリオは医療機器の分野に拡大し、女性の未充足ニーズに対する選択肢を見極めると当社が約束した取り組みが強化されます。この買収により、世界中のすべての女性にとってより良くより健康な毎日を実現するという当社の構想に向けて、一歩前進できます。」

オルガノンは2021年6月3日、リプロダクティブヘルス、女性に影響を与える健康問題、さらには女性に偏って影響を与える症状に力点を置いて、女性の日常的な健康ニーズを満たすことに傾倒する新会社として発足しました。

アリディア・ヘルスのロブ・ビニーCEOは、次のように述べています。「アリディア・ヘルスは、女性の声に耳を傾け、女性の健康ニーズを理解し、より多くの選択肢を提供して推し進めると約束した取り組みを通じて、当社の創業時の構想を前進させることに貢献できる企業に加わることができ、感激しています。」

オルガノンのスザンヌ・フィードラー最高商務責任者(COO)は、次のように述べています。「リプロダクティブヘルス分野で当社が展開している世界的な商業基盤と、世界の最後発開発途上国で負担の少ない利用の仕方を生み出してきた経験により、Jadaシステムを世界中のより多くの女性に提供する方法を追求していきます。」

オルガノンは2021年3月にアリディア・ヘルスを買収することで合意しました。対価は計2億4000万ドルで、内訳は2億1500万ドルの現金支払い(うち5000万ドルは2021年3月の契約時に米国・カナダ以外でMSDとして知られるメルクが支払い、1億500万ドルは完了時にオルガノンが支払う)と、2500万ドルの付随的マイルストーン支払いとなります。

アリディア・ヘルスについて

すべての母親にとって出産の安全性を向上させるという構想で2010年に設立されたアリディア・ヘルスは、商業段階の医療機器企業として、産後出血(PPH)や産後異常子宮出血に起因する母体の罹患および死亡の予防に傾注しています。これらの疾患は管理が困難であり、米国を含む世界で拡大しています。

アリディアのデバイスであるJada®システムは、産後の過剰な出血を止めるために、子宮の正常な収縮を促すように設計されています。アリディアは、当社のピボタルPEARLE IDE試験の結果に基づき、2020年8月にFDAからJada®システムの510(k)認可(市販承認)を取得しました。

オルガノンについて

オルガノン(NYSE: OGN)は、米国およびカナダ外ではMSDとして知られるメルクからスピンオフして設立されたグローバル・ヘルスケア企業であり、女性の生涯にわたる健康の向上に焦点を当てています。オルガノンは、女性の健康のためにさまざまな治療領域で60種類以上の医薬品と製品を提供しています。リプロダクティブ・ヘルス分野の製品群に加え、成長中のバイオシミラー事業と安定した既存医薬品のフランチャイズにより、オルガノンの製品は強力なキャッシュフローを生み出し、事業開発を含む女性の健康における将来の成長機会への投資を支えています。また、オルガノンは急成長中の国際市場での規模とプレゼンスを活用して、製品の商業化を目指すバイオ医薬品イノベーターとの協業機会を追求しています。

オルガノンは、大きな規模と地域的広がりを持つ世界的拠点網を有し、ワールドクラスの商業能力を持っています。従業員数は約9000人に上り、ニュージャージー州ジャージーシティに本社を置いています。

詳細情報についてはwww.organon.comをご覧ください。またリンクトインインスタグラムHereForHerHealth.comで当社をフォローしてください。

オルガノン(米国ニュージャージー州ジャージーシティ)の将来見通しに関する記述

オルガノン(当社)のこのニュースリリースには、当社の目標および計画ならびに当社の財務的立場および事業成績に関する予測に関連する記述など、1995年米国民事証券訴訟改革法のセーフハーバー規定の意味における「将来見通しに関する記述」が含まれている場合があります。「期待する」、「意図する」、「予想する」、「計画する」、「信じる」、「求める」、「見積もる」、「予定する」といった言葉およびこれらに類似する意味を持つ言葉により将来見通しに関する記述を特定できる場合があります。このような記述は、当社の経営陣の現時点での見解および予想に基づくものであり、重大なリスクおよび不確実性を伴うことがあります。基礎となる仮定が不正確であることが判明した場合、またはリスクや不確実性が現実のものとなった場合、実際の業績は将来見通しに関する記述と大きく異なる可能性があります。

リスクや不確実性には、一般的な業界ならびに競合他社の状況、金利や為替の変動を含む一般的な経済要因、最近発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的蔓延の影響、米国および国際的な製薬業界の規制および医療関連法の影響、医療費抑制に向けた世界的な動向、技術進歩、競合他社による新製品および特許、規制当局からの承認取得を含む新製品開発に伴う課題、アリディア・ヘルスの従業員の保持およびアリディア・ヘルスの事業を成功裏に統合する当社の能力、期待される相乗効果の達成に内在するリスクおよびその時期、将来の市場環境を正確に予測する当社の能力、製造上の問題や遅延、国際経済の金融不確実性やソブリンリスク、革新的な製品における当社の特許およびその他の保護の有効性への依存、特許訴訟を含む訴訟および/または規制当局による措置などのリスクが含まれますが、これらに限定されるものではありません。

当社は、何らかの適用証券取引法で求められる場合を除き、新たな情報、将来の事象、その他の事情にかかわらず、将来見通しに関する記述を公に更新する義務を負いません。将来見通しに関する記述とは大きく異なる結果を引き起こす可能性のあるその他の要因については、フォーム10の登録届出書を含む米国証券取引委員会(SEC)への当社の届出書に記載されており、SECのインターネット・サイト(www.sec.gov)で入手可能です。

i Widmer M et al. "Heat-Stable Carbetocin versus Oxytocin to Prevent Hemorrhage after Vaginal Birth." N Engl J Med 2018; 379:743-752.

ii Roser M, Ritchie H. Maternal mortality. Our World in Data. https://ourworldindata.org/maternal-mortality. Published November 12, 2013. Accessed August 19, 2020.(「データで見る私たちの世界」、「母体の死亡率」)

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