サービスとしてのWi-Fi市場、2027年に122億1,000万米ドル到達見込み

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2021-05-21 16:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「サービスとしてのWi-Fiの世界市場:サービス、場所の種類、企業規模、業界別の市場機会分析および業界予測(2020年~2027年)」 (Allied Market Research) の販売を5月20日より開始いたしました。

サービスとしてのWi-Fi市場統計 - 2027年
サービスとしてのWi-Fiの市場規模は、2019年には33億6,000万米ドル、2020年から2027年にかけて17.6%のCAGRで成長し、2027年には122億1,000万米ドルに達すると予測されています。サービスとしてのWi-Fi(WaaS)は、完全なクラウドベースの管理システムであり、ITリソースが限られている組織でも、安全で信頼性の高い高速なWLANアクセスをさまざまな場所で提供することができます。WaaSは、ケーブルの敷設が不要なため、導入が容易で時間効率が良く、ネットワーク・オペレーティング・センター(NOC)で管理できるため、中小企業でも高速で信頼性の高いデータネットワークを実現することができます。

これは、中小企業がWi-Fiハードウェアインフラに投資することなく、コスト効率が高く信頼性の高い無線接続ソリューションを求め、事業継続性を確保するためです。また、企業でのBYODの増加や、公共の場でのWi-Fi導入の増加が、WaaS市場の需要を押し上げています。

産業分野別にみると、2019年のサービスとしてのWi-Fi市場では、通信・IT企業がWaaSの主要ユーザーであることから、通信・IT分野が最も高いシェアを占めています。また、IT組織におけるインターネット接続デバイスの普及率の増加やBYODトレンドの上昇がこの分野の成長を促進しています。シームレスなインターネットネットワークや、サードパーティやネットワーク専門家によるネットワーク管理のためのセントラルプラットフォームへの需要の高まりが、この市場の成長をさらに後押ししています。

サービスとしてのWi-Fi市場:サービス別
予測期間中、マネージドサービスは最も収益性の高いセグメントの1つと予測されています。
2019年、北米は、Cisco、Extreme Networks、Arubaなど、同地域で事業を展開している主要プレーヤーの存在により、WaaSの市場シェアが最も高くなっています。さらに、この地域ではICT支出が高く、接続のための先進技術が早期に採用されていることが、市場成長の主な要因となっています。さらに、IoTの大幅な導入とスマートシティプロジェクトの展開がサービスとしてのWi-Fi市場の成長を促進しています。

サービスとしてのWi-Fi市場:ロケーションタイプ別
2019年のサービスとしてのWi-Fi市場では、屋外ロケーションタイプのセグメントが最も高いシェアを占めています。

COVID-19パンデミックのサービスとしてのWi-Fi市場への影響
COVID-19の発生は、サービスとしてのWi-Fi市場の成長にかなりの影響を与えると予想されます。ほとんどの国では、世界的なロックダウンが実施されて以来、自宅で仕事をする傾向にあるため、Wi-Fiサービスの需要が高まっています。このことは、Wi-Fi産業の継続的な収益創出に大きく貢献しており、市場の成長につながっています。さらに、シスコ、アルバ、ジュニパーなどの主要な業界プレーヤーは、COVID-19パンデミック許可により、組織が安全に施設を再開できるようにするための新しいアプリケーションやサービスを発表しています。


【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/amr992211-wi-fi-service-market-by-service-location-type.html

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