マグバイオ・ジェノミクスがMawi iSWAB-RNA v2向けにThermofisher KingFisher™ Flexで使用する自動化RNA精製化学製品を開発

プレスリリース発表元企業:Mawi DNA Technologies

配信日時: 2021-05-12 16:00:00

マグバイオ・ジェノミクスがMawi iSWAB-RNA v2向けにThermofisher KingFisher™ Flexで使用する自動化RNA精製化学製品を開発

iSWAB-RNA v2試料をがん研究に使用することは、医薬品開発上の利点となる

(米カリフォルニア州ヘイワード)-(ビジネスワイヤ) -- 生体試料調製のための革新的な技術の開発に傾注しているバイオテクノロジー企業のマウィDNAテクノロジーズは、マグバイオ・ジェノミクスが同社のHighPrep™ Total RNA Isolation Kit - iSWAB™(HighPrep™トータルRNA分離キット - iSWAB™)を用いて、Thermofisher KingFisher™ Flex(サーモフィッシャー・キングフィッシャー・フレックス)プラットフォーム上でiSWAB-RNA v2向け自動化RNA精製法の開発に成功したことを発表します。

マウィDNAテクノロジーズのiSWAB-RNA v2により、スワブやサイトブラシを使用して、無傷の口腔細胞やあらゆる哺乳類の細胞を非侵襲的に自己採取して、濃縮、安定化することができます。採取してから処理するまでの間、トータルRNAを最大4週間にわたり、周囲環境の中でリアルタイムに安定化させることができます。安定化したiSWAB-RNA v2試料から抽出された高品質RNAは、リアルタイム定量PCR、逆転写PCR、マイクロアレイ、ノーザンブロット解析、ヌクレアーゼプロテクションアッセイ、cDNAライブラリー構築、RNAシーケンシングなどの遺伝子発現アプリケーションに適しています。

マウィDNAテクノロジーズの社長兼最高技術責任者(CTO)を務めるBassam El-Fahmawi博士は、「iSWAB-RNA v2向けにマグバイオ・ジェノミクスのHighPrep™ Total RNA Plus Kit-iSWAB™を最適化するために同社と連携することは、当社にとって当然のことでした。それは特に、製薬会社やCROのように高い処理能力が必要なエンドユーザーに素晴らしい選択肢を提供できるという理由からです。マグバイオ・ジェノミクスなど、世界規模で展開する核酸精製化学のリーダー企業との提携により、当社の試料採取技術の利用が世界規模で拡大しており、その結果として地域レベルではなく世界レベルで衛生と健康に対する理解が深まっています」と述べています。El-Fahmawi博士が言うには、遺伝的集団コホート研究における試料サイズの増大により、自動化RNA精製ソリューションの需要が高まっています。MagBio HighPrep Total RNA Plus Kit-iSWAB™は、たくさんの労力が必要なこの研究ステップを簡素化します。

マグバイオ・ジェノミクスのアソシエイトサイエンティフィクディレクターであるMothomang Mlalazi-Oyinloye博士は、「マグバイオは、Thermofisher KingFisher™ Flex精製システムでiSWAB-RNA v2試料からトータルRNAを抽出するためのHighPrep™ Total RNA Isolation Kit-iSWAB™の開発と最適化に成功しました。この新しい方法は、大手製薬会社ががん発症の分子機構を解明するためにiSWAB-RNA v2試料の処理に使用しています。この自動化プロトコルにより、96体の試料を1時間未満で装置にかけることができます」と述べています。また博士は、抽出されたRNAは純度と品質が高く、複雑で高感度のアッセイに適合していると指摘しています。1試料当たり最大1ugのRNA収量が得られます(Qubit RNAブロードアッセイ)。

Mlalazi-Oyinloye博士は、「当社は、最も一般的に使用されているラボ自動化システムを含むように、当社の自動化手法ライブラリーを拡張しています」 と述べています。マグバイオ・ジェノミクスのCEOであるHyacinth Ntchobo博士は、「iSWAB-RNA v2は静脈穿刺や組織生検に取って代わる非侵襲的な試料採取法であり、同僚研究者らが求めていたように、特に長い輸送時間の間にRNAの完全性を維持するものとなっています。マグバイオ・ジェノミクスは、次世代シーケンシングワークフローの改善に専心しています。私たちは、HighPrep™ Total RNA Plus Kit-iSWAB™を用いて、iSWAB-RNA v2試料からのRNA精製を簡素化する自動化手法を開発しました」と述べています。またNtchobo博士は、マウィのiSWAB-RNA v2採取技術とマグバイオ・ジェノミクスの精製化学製品を併用すれば、要求の厳しいダウンストリームアプリケーション向けに高品質RNAをハイスループットで精製するための効率的なワークフローを実現できると指摘しています。

マグバイオ・ジェノミクスについて

マグバイオ・ジェノミクスは、バイオマーカーを含む核酸を分離するための磁気ビーズ製品を液体生検ゲノム研究用ツールとして開発・商品化している世界的企業です。現在、生体試料の完全性の確保から循環バイオマーカーの効率的な分離、生体試料からの目的物の濃縮まで、NGS向けの完全な試料調製をカバーする製品を取り揃えることに傾注しています。当社の製品は、がんゲノム研究や非侵襲的出生前検査(NIPT)を含むヒト遺伝子研究に適用されています。「当社はたやすくNGSを向上させます」(WE SIMPLY MAKE NGS BETTER)。詳細情報についてはhttp://www.magbiogenomics.comをご覧ください。

マウィDNAテクノロジーズについて

マウィDNAテクノロジーズは、生体試料を採取するための革新的なシステムであるiSWAB技術を開発・商品化しました。主力製品であるiSWAB-DNAは、動物に加え、乳児から高齢者まであらゆる層の人間集団に使用でき、DNA収量が高く細菌DNA量が低いことから、市場で大きなけん引力を得ています。マウィDNAは、新生児スクリーニングを目的として複数の小児病院との関係を確立しており、iSWAB製品のマーケティングと販売のために、国際販売業者の広範な世界的ネットワークを持っています。詳細情報についてはhttp://www.mawidna.comをご覧ください。

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