シリカ粉末の市場規模、2026年に6億8400万米ドル到達予測

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2021-05-10 16:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「シリカ粉末の世界市場 (~2026年):タイプ (石英・クリストバライト)・エンドユーズ (ガラス繊維・鋳造所・ガラス&粘土・セラミック&耐火物・油井用セメント)・地域別」 (MarketsandMarkets) の販売を5月7日より開始いたしました。

シリカ粉末の市場規模は、2021年の5億6300万米ドルからCAGR3.94%で成長し、2026年には6億8400万米ドルに達すると予測されています。シリカ粉末市場は、建設、グラスファイバー、鋳造、油井セメント、化粧品などの業界で需要が増加していることから、今後数年間は緩やかな成長が見込まれています。

COVID-19のシリカ粉末市場に与える影響

COVID-19の増加に伴い、2020年には緊急プロトコルの実施や様々なオペレーションや施設のシャットダウンが報告されています。シリカ粉末市場では、2020年から2021年にかけてのパンデミックによる需要への影響は最小または名目的なものとなっています。しかし、2020年のシリカ粉末市場は、材料のサプライチェーンの途絶や労働力不足など、いくつかの困難に直面しました。一方で、2021年第1四半期のシリカ粉末市場は、2020年に比べて需要が増加しています。

牽引要因:油井セメント用シリカ粉末の需要増加

油井セメントはシリカ粉末の主要用途の一つであり、原油価格の上昇と相まって石油産業の成長がシリカ粉末市場の成長に寄与しています。シリカ粉末は、その機械的強度と透水性により、油井セメントに使用されています。カナダ西部の堆積盆では、坑井の深さや物理的処理により、坑井の温度が110℃を超えることがあります。このような環境下では、浸透性と圧縮強度の要件を満たすために、標準的なセメント(オイルウェルクラスG)への添加剤としてシリカ粉末が必要となります。このため、油井セメント用のシリカ粉末には大きな需要があります。

抑制要因:シリカ粉末の使用に関する厳しい規制

シリカは危険物質に分類されるため、2017年労働安全衛生規則の危険物質の第4章で規制されています。つまり、雇用者は、危険性を特定し、あらゆるリスクを排除または制御し、情報やトレーニングを提供し、大気モニタリングを行い、記録を維持し、結晶質シリカの場合は健康監視を行う法的義務があります。National Occupational Health and Safety Commission (NOHSC - 現 SafeWork Australia) は、石英、クリストバライト、トリディマイトの 3 種類の形態の結晶シリカの暴露基準を改訂しました。これらの規制と義務により、メーカーは安全な作業環境を維持するために新しい技術を採用することが求められています。その結果、利益率の低下を招き、シリカ粉末市場の成長をある程度制限する可能性があります。


【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama999531-silica-flour-market-by-type-quartz-cristobalite.html

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