クライメート・プレッジ、2040年までのネットゼロ・カーボン達成を誓約する署名者が100社を超えたことを発表
配信日時: 2021-04-26 10:13:00
105社の署名者は、合計で世界の年間売上高1兆4000億ドル以上を創出し、16カ国の25種の業種で従業員500万人以上を雇用クライメート・プレッジは、アマゾンとグローバル・オプティミズムがパリ協定の目標を10年早く達成して2040年までにネットゼロ・カーボンを実現するために共同で立ち上げた誓約
(シアトル)-(ビジネスワイヤ) -- アマゾンとグローバル・オプティミズムは本日、クライメート・プレッジの署名者が100社を超えたと発表しました。本日クライメート・プレッジに新しく参加した署名者52社には、アラスカ航空、コルゲート・パーモリーブ、ハイネケン、ペプシコ、テレフォニカ、ビザなどの有名ブランドが含まれます。プレッジ署名者は、合計で世界の年間売上高1兆4000億ドル以上を創出し、16カ国の25の業界で従業員500万人以上を雇用しています。これは、気候変動に取り組む上でクライメート・プレッジが与えられる全体的影響力を示しています。
クライメート・プレッジの署名者は、以下について同意します。
温室効果ガス排出量を定期的に測定して報告する。効率向上、再生可能エネルギー、原材料削減、その他の炭素排出削減戦略など、実際の事業変革とイノベーションを通じてパリ協定に沿った脱炭素戦略を実施する。残る排出量は、定量可能な実際の永続的で社会的に有益なオフセットによって中和し、パリ協定の目標である2050年よりも10年早い2040年までに、年間炭素排出のネットゼロを達成する。全署名者がサプライチェーンの効率改善、持続可能な輸送、循環型経済、クリーン・エネルギー・ソリューションなど、気候変動と闘うための科学に基づいた影響力の大きい行動を実践します。さらに、多くの組織が顧客に対して、革新的なパッケージや持続可能な製品デザインと開発に重点を置くイニシアチブでネットゼロを目指す署名者の歩みに意味のある方法で参加を呼びかけ、また、啓発キャンペーンや持続可能な商品購入方法などを通じて顧客自身も炭素排出を削減するよう促すソリューションを提供します。
アマゾンの創立者で最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾスは、次のように述べています。「アマゾンがクライメート・プレッジを共同で立ち上げ、パリ協定を10年早く実現しようと他の企業に呼びかけてからまだ2年経っていませんが、今日、世界の年間売上高が1兆4000億ドルを超え、従業員500万人以上を雇用する100社を超える署名者が集まりました。他の署名者と連携し、事業活動における実質的な変化とイノベーションを通じて経済の脱炭素化を図るために、私たちの規模の力を活用できることを誇らしく思います。」
国連の元気候変動責任者でグローバル・オプティミズム創立パートナーのクリスティアナ・フィゲレス氏は、次のように述べています。「意欲的な企業と共に脱炭素化を加速するモデルを証明するためにクライメート・プレッジの発足を支援しました。今日、日用品ブランドや幅広い業種の企業を含む100社を超える企業が、2040年までのネットゼロ実現という目標を持つクライメート・プレッジに参加しています。署名企業は、自社の事業活動の脱炭素化に向けて早く行動することが、競争上の優位を得る道であると実証しています。私たちが、パリ協定で構想された低炭素社会を構築するための転機にいることは疑いありません。クライメート・プレッジに参加した企業のリーダーシップに敬意を表し、次の100社を迎えられる日を楽しみにしています。」
アマゾンとグローバル・オプティミズムは、クライメート・プレッジを誓約した新たな署名者を歓迎します。
AECOM
メイス・グループ
アラスカ航空
モルガン・シンドール・グループ
エアミー
ナチュラル・キャピタル・パートナーズ
アトランシア
オプティマス・ライド
ベルロック・グループ
ペプシコ
ブラックレーン
ポリネーション
コルゲート・パーモリーブ
ポートランド・ゼネラル・エレクトリック
コンボイ
ポスティ
デルフィス・エコ
プレジス
ダイレクト・ヘルスケア・ソリューションズ
プロテクター・セラーズ
エドモントン国際空港
クォーン・フーズ
エリサ・コーポレーション
鉄道輸送グループ
EVプライベート・エクイティー
ロイヤル フィリップス
FILAソリューションズ
ラッセル・グループ
グレーベル
セインズベリーズ
グリーンコア・グループ
セキュリグループ
ハイネケン
ソネディックス
HHグローバル
シュプリンガー・ネイチャー・グループ
IGSエナジー
ストレガ・ジオテクノロジーズ
IMI
STVグループ
イン・アット・ローレルポイント
テレフォニカ
カルマ・オートモーティブ
テレパフォーマンス
リースプラン
ザ・サステナブル・シティー
ライフストロー
ユレンコ
リル・パッケージング
UST
ライム
ビザ
新たにクライメート・プレッジに誓約した52の署名者すべてに関する情報は、ブログ「About Amazon」でご覧ください。新たな署名者の一部を以下にご紹介します。
アラスカ航空
アラスカ航空は、米国、メキシコ、カナダ、コスタリカの120以上の目的地への路線を運航し、ワンワールド アライアンスを通じて世界各地にネットワークを広げています。長く人と環境への配慮に力を尽くしてきたアラスカ航空は、気候への影響を短期的・長期的に削減し、2040年までにネットゼロ排出を実現する大胆な道のりを歩み始めました。これには、運用機の効率性の継続的な改善、最適なルート計画では初となる人工知能と機械学習技術の使用の標準化と拡大、燃料消費と炭素排出の削減、ライフサイクル・ベースで炭素排出を最大80%削減する持続可能な航空燃料の利用可能性と使用を拡大するための政府および業界との協働、近距離飛行の電化技術を促進する新しい推進手段の探索と改善、目標に対する不足分を補う信頼性の高いカーボン・オフセットへの投資が含まれます。同社はすでに、運用機の最適化、航空機の独自設計ウイングレットによる省エネ、最も効率の良いルートを検出するナビゲーション技術を通じて、排出の削減を進めています。多様な活動を行う社会的・環境的持続可能性プログラム「リフト」を通じて、アラスカ航空は顧客に対し、ザ・ネイチャー・コンサーバンシーやUNCFなどの非営利団体へのマイルの寄付、「ザ・グッド・トラベラー」によるカーボン・オフセットの購入、機内リサイクル(現在は新型コロナウイルス流行のため一時中止)や再利用可能なウォーターボトルの携帯を推奨する「#FillBeforeYouFly」イニシアチブによるゴミの削減を呼びかけています。
アラスカ航空の最高経営責任者(CEO)のベン・ミニクッチ氏は、次のように述べています。「アラスカ航空では、旅行は人々の生活に大きな違いを生み出せると考えており、社会的、環境的に責任ある方法による事業運営に努力しています。持続可能性を確実に文化の中心に据える道のりを歩み始めた当社は、ネットゼロを実現するために協力してくださる航空業界やその他の業界のパートナーに感謝します。目標を達成するには多方面の協力が必要で、持続可能性を尊重する他の企業と共にクライメート・プレッジの一員に加わることは、重要な一歩です。」
コルゲート・パーモリーブ
コルゲート・パーモリーブは世界各地で、すべての人とペット、私たちの地球のためのより健康な未来を再構想しています。同社は、気候変動に対する取り組みの促進を通じた環境保護に取り組んでいます。最も重要な優先事項の一つは、太陽光パネルの設置および電力購入契約を通じた、2030年までのすべての事業運営における再生可能エネルギー目標の達成です。コルゲート、パーモリーブ、トムズ・オブ・メイン、ヒルズなどの日用品ブランドを擁するコルゲート・パーモリーブは、世界の何十億人もの顧客に商品を提供しています。同社は、従業員、顧客、同社が事業を展開する地域社会のための成長、そして責任ある持続可能な事業活動に努力しています。今後も、商品とパッケージのより持続可能な製造方法の検討を続け、プラスチック、水、エネルギー消費を削減して廃棄物を最小限に抑える機会を追求していきます。コルゲートは2019年に、歯磨き剤で初めてリサイクル可能なチューブを導入し、2025年までに世界的ポートフォリオ全体で移行することを目指しています。現在、コルゲートはこうした技術を競合他社を含めた第三者と共有しており、すべてのチューブの変革を支援しています。また同社は、「セーブ・ウォーター」イニシアチブを通じて、水資源の保全を推進する役割も主導しています。歯磨き中に「水を止める」ことを消費者に呼びかけるイニシアチブにより、2016年以来1550億ガロンの節水と、830万メートルトンの温室効果ガス削減を支援しました。
コルゲート・パーモリーブのグローバル・プレジデントのプラバ・パラミシュワラン氏は、次のように述べています。「コルゲートはクライメート・プレッジに参加でき、嬉しく思います。あらゆる人が望む、持続可能な環境のための改善を生み出す上で、責任、連携、協力が重要であることを理解しています。他のどのブランドよりも多くの家庭でご愛用いただいているブランドとして、コルゲートは当社が有する並外れた機会と責任を認識し、環境負荷の削減と気候変動に対する取り組みを推進してきました。これまでに遂げてきた進捗を誇りに思い、すべての人とペット、私たちの地球のためのより健康な未来を再構想するために、さらなる努力を重ねていく所存です。」
ハイネケン
世界の消費者に商品を提供するハイネケンは、収益力のある事業活動だけでなく、持続可能な事業運営が大切であることを認識しています。持続可能な開発に向けた10年に及ぶ同社の「ブリュー・ア・ベター・ワールド」プロジェクトは、国連の持続可能な開発目標に対する同社の注力を示すものです。これらの目標と個別のターゲットに対するロードマップの策定により、地球を保護し、繁栄をもたらし、貧困を根絶するための有意義な透明性の高い貢献の実現を目指しています。このプロジェクトの一環として、ハイネケンは2008年以来、事業活動全体で炭素排出の51%削減と水消費の33%低減を達成しました。同社の持続可能性の取り組みは、持続可能な農業、醸造、パッケージング、販売を支援し、責任あるアルコール消費を提唱することを通じて、「大麦から店舗まで」のバリューチェーン全体に広がっています。
ハイネケンの会長兼最高経営責任者(CEO)のドルフ・ファン・デン・ブリンク氏は、次のように述べています。「ハイネケンは150年以上にわたり、世界に好影響を与えることに情熱を傾けてきました。当社従業員、地球、地域社会が活力を持てなければ、ハイネケンの成功はあり得ないことを理解しています。これは、当社のあらゆる活動において、より良い世界の醸成を目指すことを意味します。ハイネケンは、行動は言葉よりも雄弁であり、長続きする実体のある変化は集団的努力を通じてしか達成できないと考えます。したがって、より良い世界の醸成が、当社の従業員、パートナー、サプライヤー、非政府組織、政府、地域社会、他のステークホルダーを含むハイネケン・エコシステム全体にどのように好影響を与えるかを考える時は、総体として思考し行動しなければなりません。クライメート・プレッジに加わることで、当社は持続可能性に向けた取組みを強化しています。知識、アイデア、最優良事例を共有するコミュニティーに参加できることをうれしく思います。」
ペプシコ
クエーカー、ウォーカーズ、ゲータレード、ドリトス、ソーダストリームなどの有名ブランドのポートフォリオと、世界の消費者に楽しまれている幅広い食品・飲料製品を持つペプシコは、同社の展開規模、影響力の大きさ、専門知識を、より持続可能な食料システムの構築の支援に活用する取り組みを行っています。ペプシコが構想しているのは、栄養と食べる喜びを届けられ、経済的・社会的発展の推進を継続でき、こうした活動のすべてが地球の自然の限界を超えることのない食料システムです。同社は、持続可能な農業の促進、水不足対策、プラスチックごみの排除、栄養のある持続可能な製品の開発、バリューチェーン全体での温室効果ガス排出の削減に重点を置いています。こうした取り組みの一環として、ペプシコはパッケージがごみにならない世界の実現に力を注いでいます。現在、同社のパッケージの88%がリサイクルまたは堆肥化が可能であるか、生分解性となっており、目標は2025年までの100%達成です。またペプシコは製品開発の各段階での環境影響を考慮するイニシアチブ「サステナブル・フロム・ザ・スタート」プログラムの拡大も継続しています。2021年1月、ペプシコは炭素排出を2030年までに(2015年を基準として)40%以上削減する、科学に基づいた新たな目標を発表しました。これは、以前の気候誓約の2倍を超える数値であり、さらに、2040年までのネットゼロ排出の達成も目指します。
ペプシコの会長兼最高経営責任者(CEO)のラモン・ラグアルタ氏は、次のように述べています。「ペプシコは、より持続可能で再生力のある食料システムの構築をサポートする取り組みを続ける中で、クライメート・プレッジに参加できることを嬉しく思います。世界的パンデミックのショックからの回復に世界が苦闘している今、共通の課題に対するソリューションの共有が欠かせません。私たちは皆、自分に課された責任をそれぞれ果たす必要がありますが、気候変動との闘いと、2040年までのネットゼロ排出を実現する上では、力を合わせなくてはなりません。」
テレフォニカ
世界有数の電話事業者でモバイル・ネットワーク事業者のテレフォニカは、炭素フットプリントの削減、ならびに顧客自身が排出量削減を行うことを可能にするソリューションの提供に力を注いでいます。テレフォニカはすでに、摂氏1.5度のシナリオに合わせたバリューチェーン全体での排出量削減に取り組んでいます。これには、主要市場(スペイン、英国、ドイツ、ブラジル)における事業活動全体での2025年までのネットゼロ排出の実現、中南米での事業活動とより広範なバリューチェーンでのネットゼロ化の2040年までの実現を目指す取り組みが含まれます。また、接続性を通じて、および購入の意思決定に持続可能性基準を簡単に取り込めるようにする製品シールであるエコ・スマート・サービスにより、顧客が排出を削減するためのサポートも提供しています。昨年、エコ・スマートは、1億5800万本の植樹に相当する950万トン以上のCO2の回避を支援しました。
テレフォニカの企業倫理・持続可能性担当グローバル・ディレクターのエレナ・ヴァルデラバノ氏は、次のように述べています。「当社のエネルギーおよび気候変動戦略は、影響を緩和し、新たな機会を活用し、気候リスクへの取り組みを進化させることを主軸に据えています。クライメート・プレッジに加わることで、当社は持続可能性に向けた取組みを強化していきます。持続可能性を第一に考える他の有力企業のコミュニティーに参加できることをうれしく思います。」
ビザ
ビザは世界をリードする決済技術企業として、低炭素経済への世界的な移行で業界を主導する役割を担うなど、より持続可能で包摂的な世界に向けた貢献に注力しています。ビザの持続可能性の実績には、2020年に100%再生可能電力への完全移行の目標達成、およびエネルギーと水の効率化、埋め立てごみの転用、従業員向けの世界的な「グリーン・チームズ」プログラムを通じたオフィスとデータセンターの持続可能性の向上が含まれます。ビザはこうした取り組みを支えるため、2020年にデジタル決済ネットワークによるものとしては初となる5億ドルのグリーンボンドを発行しました。また、ビザは決済カードとアカウントに持続可能性を採用し、移動、電動自動車の充電設備、旅行、観光業での任務を通じた持続可能な行動を可能にすることに焦点を置く戦略的パートナーシップとプログラムにより、持続可能な商取引の触発と推進を継続します。
ビザの会長兼最高経営責任者(CEO)のアルフレッド・F・ケリー・ジュニア氏は、次のように述べています。「ビザでは、持続可能性と、より持続可能な未来の構築に注力しています。2040年までに排出をネットゼロにする誓約の一環として、誇りを持ってクライメート・プレッジに参加し、この重要な取り組みを前進させるために他の署名者と協力できることを楽しみにしています。」
クライメート・プレッジについて
2019年にアマゾンとグローバル・オプティミズムは、パリ協定を10年早く達成して2040年までにネットゼロ・カーボンを達成する誓約であるクライメート・プレッジを共同で立ち上げました。現在53組織がクライメート・プレッジに署名し、炭素排出削減に資する製品やサービスの需要が今後急増するという重要なシグナルを発信しています。詳細情報については、www.theclimatepledge.comをご覧ください。
アマゾンについて
アマゾンは、4つの指針として、競争よりも顧客に目を向けること、発明に情熱を傾けること、優れたオペレーションに注力すること、長期的に思考することを拠り所としています。利用者レビュー、ワンクリック・ショッピング、個人に合わせたお勧め、プライム、アマゾン・フルフィルメント、AWS、Kindleダイレクト・パブリッシング、Kindle、Fireタブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexaは、アマゾンが先駆的に開始した商品・サービスの例です。詳細情報については、www.amazon.com/aboutをご覧ください。
グローバル・オプティミズムについて
グローバル・オプティミズムの存在目的は、飛躍的なセクター全体の変化を実現することです。排出ゼロの未来を達成することは、遠い未来の課題ではありません。それは、今軌道に乗せるべき課題です。あらゆる科学的評価によって、2050年までにネットゼロ排出の目標を達成して地球温暖化を摂氏1.5度未満に抑えるためには2020年から2030年の間に排出量を半減しなければならないことが示されています。気候危機への取り組みは、あらゆる場所のあらゆる人が役割を果たさなければ実現できません。私たちは、この困難な、そして生命を肯定する道のりを歩むために必要な選択に意欲的に投資する目的を共有するあらゆるセクターの団体と協力しています。詳細情報については、https://globaloptimism.com/をご覧ください。
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