Wi-Fiチップセットの市場規模、2026年に252億米ドル到達予測

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2021-04-23 12:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「Wi-Fiチップセットの世界市場・COVID-19の影響 (~2026年):IEEE標準 (802.11be・802.11ax・802.11ac)・用途 (CE製品・スマートホーム・AR/VR・ネットワークデバイス)・帯域・MIMO構成・産業・地域別」 (MarketsandMarkets) の販売を4月22日より開始いたしました。

Wi-Fiチップセットの市場規模は、2020年の197億米ドルからCAGR4.2%で成長し、2026年には252億米ドルに達すると予測されています。公共のWi-Fiホットスポットの増加、IoT(Internet of Things)の導入、企業やビジネスにおけるWi-Fiの成長、より高速なデータ転送へのニーズの高まり、インターネット普及率の大幅な上昇などが、Wi-Fiチップセット市場の重要な推進要因となっています。また、Wi-Fiチップセット市場の成長は、IEEE 802.11ad(WiGig)規格や802.11ax規格などの新しいWi-Fi技術の成功にも大きく左右されます。しかし、ここ数年のタブレット端末やPCの出荷台数の減少、標準化や認証に要する時間の長さなど、いくつかの要因がWi-Fiチップセット市場の成長を阻んでいます。さらに、5GHz帯を使用することによるLTE-UでのLTEとの共存問題は、Wi-Fiチップセットメーカーにとって大きな課題となっています

牽引要因:公共のWi-Fiホットスポットの増加とIoTの導入

IoTの成長に相まって、コネクテッドデバイスの所有率は、急成長が見込まれています。コネクテッドデバイスの大幅な成長により、より高いデータスループットと帯域幅、さらに、広いカバレッジが必要とされ、モバイルネットワーク上の混雑を増加させる可能性があります。このような状況に対し、通信サービスプロバイダーやネットワークオペレーターによるWi-Fiホットスポットソリューションの採用が今後数年間で拡大すると予想されます。

牽引要因:企業やビジネスで間でのWi-Fi利用の拡大

セグメントや業種を問わず、あらゆる規模の企業やビジネスでは、Wi-Fiを利用した顧客エンゲージメントモデルへの移行が進んでいます。コーヒーショップ、空港、ホテル、バス、電車、スポーツスタジアム、小売店などのWi-Fiホットスポットは、カスタマーエンゲージメントやカスタマーリレーションシップマネジメントのために利用されています。無料のWi-Fi接続を提供する複合商業施設は、消費者の間で高い人気を集めています。


抑制要因:PCおよびタブレット端末の出荷台数の減少

コンシューマエレクトロニクス分野全体の成長にもかかわらず、PCおよびタブレット端末の出荷台数は、ファブレットの性能向上やスマートフォンの価格低下などの影響を受けて、わずかな成長にとどまると予想されます。スマートフォンの出荷台数の増加には、中国での低コストのスマートフォン製造が重要な役割を果たしています。アジア太平洋地域の発展途上国のコスト意識の高い顧客は、高価なタブレットよりもファブレットを好みます。また、タブレットやPCの買い替えサイクルは、スマートフォンに比べて長いため、PCおよびタブレット市場の成長率の低下につながっています。


【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama997327-wi-fi-chipset-market-covid-impact-by-ieee-standard.html

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