経口避妊薬市場、2020年から2021年にCAGR11.19%で成長見込み

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2021-04-22 18:00:00


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「経口避妊薬の世界市場 (2021年) :COVID-19による成長と変化」 (The Business Research Company) の販売を4月21日より開始いたしました。

経口避妊薬市場は、経口避妊薬の製造に従事する企業(組織、個人事業主、パートナーシップ)による経口避妊薬の販売で構成されています。経口避妊薬は、妊娠を阻止するための薬です。経口避妊薬は、卵巣から卵が出てくるのを防ぐためのホルモン剤です。ほとんどの経口避妊薬は、エストロゲンとプロゲスチンを含んでいます。

経口避妊薬市場は、タイプ別では、配合剤、プロゲスチンのみ、その他、カテゴリー別では、ジェネリック、ブランド、流通チャネル別では、病院薬局、小売薬局、クリニック、オンラインチャネル、パブリックチャネル、NGO、その他となっています。

避妊薬市場は、2020年の165億1,000万米ドルから2021年には183億6,000万米ドルに、年平均成長率(CAGR)11.19%で成長すると予想されています。この成長は主に、COVID-19の影響から回復しつつ、企業が事業を再開し、新しい正常な状態に適応していることによるものです。COVID-19は、それ以前に、社会的距離を置くことや遠隔地での作業、商業活動の閉鎖などを含む制限的な封じ込め策をとっており、運営上の課題が生じていました。この市場は、年率7.63%で2025年には950億4,000万米ドルに達すると予想されています。

意図しない妊娠の発生率の高さが、今後数年間の経口避妊薬市場の成長を牽引すると予想されます。意図しない妊娠とは、子供を計画していない妊娠など、常に望まれていない妊娠のことです。カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の研究によると、女性が1年間の経口避妊薬の処方を受けることで、望まない妊娠や中絶の割合が大幅に減少したといいます。世界保健機関(WHO)によると、低中所得国に住む7,400万人の女性が、毎年、世界各地で計画外妊娠を登録しています。WHOの調査では、4,794人の女性が避妊具の使用を中止した後に予定外の妊娠をしていることがわかりました。そのため、意図しない妊娠を避ける必要性が、経口避妊薬市場の成長を促しています。

避妊薬の使用に伴う副作用が、予測期間中の経口避妊薬市場の成長を妨げると予想されます。経口避妊薬とは、出産を避けるためのホルモン処置のことです。副作用は、人や摂取するピルの種類によって異なります。乳房圧迫感、頭痛、点状出血、吐き気などが経口避妊薬の顕著な副作用です。埋め込み型の避妊薬であるデポプロベラは、最も深刻な副作用をもたらすことが知られています。デポプロベラとデポサブキュープロベラ104は、骨密度の低下を引き起こす可能性があることが研究で指摘されています。米国食品医薬品局(FDA)は、デポプロベラとデポサブQプロベラ104を2年以上使用できないという厳しい通知を注射キットに添付しましたが、これはその副作用に起因するものです。また、この通知では、これらの薬を使用することで、後々、骨粗鬆症や骨障害のリスクが高まる可能性があることも示唆されています。このように、避妊薬の使用に伴う副作用が経口避妊薬市場の成長を妨げています。


【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/tbrc992170-oral-contraceptive-pills-global-market-report.html

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