近年注目されるザンビアカッパーベルト西方延長において、新たなコバルト-銅鉱床発見を目指す共同調査を開始

プレスリリース発表元企業:JOGMEC

配信日時: 2021-03-24 16:58:00

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は、カナダの探鉱企業であるBeMetals Corp.とザンビア共和国北西部州のパンゲニ地域において、コバルト-銅を対象とした新規の共同探鉱を実施する契約を締結し、調査を開始しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/12624/578/resize/d12624-578-532695-0.jpg ]

 JOGMECは2021年3月4日付で、BeMetals Corp.と、ザンビア共和国パンゲニ地域において共同探鉱を実施する契約を締結し、今般、契約が発効したことからコバルト-銅を対象とする調査を開始しました。

 本地域は、被覆層(注)の影響でこれまで地質調査の進んでいない地域であるものの、世界的な産銅地帯であるザンビアカッパーベルトの西方延長部にあたり、新たなコバルト-銅鉱床の発見の可能性があるエリアに位置します。本地域周辺では、ルムワナ鉱山(銅-コバルト鉱床)やセンチネル鉱山(銅鉱床)等の大規模鉱山が操業しており、本地域においてもこれら鉱山と類似する鉱化が確認されていることから、同様の大規模鉱床の発見が期待されます。

 今後、JOGMECは本地域において地質調査、地化学探査、物理探査およびボーリング調査を実施し、新たなコバルト-銅鉱床の発見を目指します。本件を通じて、カーボンニュートラルの実現に向けた、電池材料などで必要不可欠なコバルト、自動車の電動化に伴い使用量が増えると見込まれる銅の供給源の多角化を図り、安定供給確保に一層努めて参ります。

(注)被覆層
鉱床に関連する地質を覆うように堆積した、年代の新しい未固結の地質ユニット。パンゲニ地域では被覆層としてカラハリ砂岩層(平均層厚30メートル)が分布している。

■プロジェクトの概要
1)探鉱地域
パンゲニ(Pangeni)地域は、ザンビア共和国北西部州のアンゴラ共和国との国境沿いに所在し、首都ルサカ(Lusaka)から北西約550キロメートルに位置する。探鉱対象地域は1鉱区からなり、面積は約576平方キロメートルである。

2)契約概要
JOGMECは2021年12月31日までに計150万米ドルを拠出することにより、本プロジェクトの権益20.016%を取得するオプション権を得る。また権益保持の諸条件を満たすことにより、最大で全生産物に対する50%のオフテイク権を得る。

■共同探鉱相手方概要
企業名:BeMetals Corp.
所在地:カナダ・バンクーバー
代表者:John Wilton氏(CEO)
概要:カナダ(TSX-V)、米国(OTCQB)、ドイツ(Frankfurt)の各証券取引所に上場する実績豊富な探鉱-開発ジュ二ア企業で、本パンゲニ地域の他にも米国アイダホ州に高品位亜鉛-銀鉱山開発プロジェクトを進めている。

■プロジェクト位置図



[画像2: https://prtimes.jp/i/12624/578/resize/d12624-578-448105-1.jpg ]


■代表的なボーリングコアの着鉱写真

[画像3: https://prtimes.jp/i/12624/578/resize/d12624-578-865427-2.jpg ]


リリース本文はこちら
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_08_000104.html?mid=pr210324

PR TIMESプレスリリース詳細へ