『ウールのチカラ展』開催のお知らせ

プレスリリース発表元企業:株式会社良品計画

配信日時: 2013-08-27 13:51:16

ATELIER MUJI

ATELIER MUJI(東京都:無印良品 有楽町内)では2013年9月6日(金)~10月6日(日)まで、『ウールのチカラ展』を開催致します。



無印良品は1984年「色のまんま」をテーマにして、様々な原毛素材とした使ったセーターを発表しました。また1986年に高品質な素材と考えられていた「カシミヤ」素材のセーターを普段着としてご提案し多くの賛同をいただきました。
「素材」を大事に考えることは無印良品モノ作りの基本的な考え方です。「素材」そのものが持つ力を研究し、その時代に向けて提案する。素材の「力」が最大限に発揮され、お客様の「暮らし」のお役に立ち、ご満足いただけることが商品開発の想いです。
新しい素材に目がいきがちな昨今ですが、古くから多くの人に愛されてきた素材には、優れたところが沢山あるとの考えから、改めて素材の良さを再確認する展示を企画致しました。
今回は「ウール」をとりあげます。人の歴史と共に歩んできた羊とウール。その保湿力、抗菌性、撥水性など、数々の優れた特性を持っており、まさに人の生活に欠かせない機能素材だと思います。ウールは夏に着ると涼しい、肌を適度に保湿する、など天然素材ならではの特徴を新しい視点から見直してみると、昔から先人達が好んでウールを利用してきた訳がうなずけます。
モノ作りをする私達自身も気づきになる新しい視点の展覧会を楽しみながらご覧いただければ幸いです。

【基本情報】
会場|ATELIER MUJI
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町 無印良品 有楽町2F
会期|2013年9月6日(金)~ 2013年10月6日(日) (31日間)
開場時間|10:00-21:00 入場無料
お問い合わせ|http://www.muji.net/lab/ateliermuji/
主催|無印良品
企画|株式会社良品計画 衣服・雑貨部
ディレクション・企画制作|衣服造形家 眞田岳彦
企画・運営|無印良品 有楽町 ATELIER MUJI
グラフィックデザイン|6D 木住野彰悟
協力|ザ・ウールマーク・カンパニー・ピーティーワイ・リミテッド

【展示解説】
本展では、ウールの力を3つの方向性から再考します。一つめは、デザイン評論家・柏木博氏の寄稿、二つめは、ウールならではの機能性(毛質) についてのテキストと図解、三つめは、羊毛種や加工が異なるウール糸の展示と衣服造形作品です。作品には衣服の原点とも言える手紡、手編み、フェルトの手法が使われています。糸に触れ、作品をご覧いただき、ウールの不思議とチカラを感覚していただきます。大地と羊と人が育んできたウールを見直すことで、衣服や暮らしの原点を見出し、皆様とともに、生きるための本当の豊かさを再発見してゆきたいと思っております。

【トークイベント】
■トークイベント 「くらしとウール」
関連イベントでは、柏木博氏、眞田岳彦氏をお招きしてトークイベントを開催いたします。歴史、科学、ファッション、文学など、さまざまな領域、 そして時代や地域を横断し、人間と羊、そしてウールとの関係についてお話をいただきます。

開催日|2013年9月6日(金)
時間|19:00-20:30(受付 18:30~)
定員|60席(参加無料)要事前予約
会場|無印良品 有楽町 ATELIER MUJI
事前ご予約はATELIER MUJIホームページにてより承ります。(なお、ご予約は満員になり次第終了致します。)http://www.muji.net/lab/ateliermuji/
講演者|柏木博氏 眞田岳彦氏

柏木 博(かしわぎ ひろし) デザイン評論家/武蔵野美術大学教授(近代デザイン史専攻)
1946年神戸生まれ。武蔵野美術大学卒業。現在、とくに「室内」と意識・感覚の問題をテーマにしている。著作『家事の政治学』青土社、『モダンデザイン批判』岩波書店、『「しきり」の文化論』講談社、『玩物草子』平凡社、『探偵小説の室内』白水社ほか多数。展覧会監修:『田中一光回顧展』東京都現代美術館、電脳の夢』パリ日本文化会館ほか多数。

眞田 岳彦(さなだ たけひこ) 衣服造形家/女子美術大学教授
1962年東京都生まれ。イッセイ ミヤケ社勤務後渡英し、彫刻家リチャード・ディーコンの助手を務め独立。以降、染織、衣服を通した造形/デザイン活動を国内外で多数行い、伝統繊維再考プロジェクトの開催、衣服により社会問題を考える「プレファブコート」のデザイン制作・提供も行う。眞田造形研究所代表、眞田塾主宰。国立民族学博物館外来研究員。

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