【トルコ共和国大使館・文化広報参事官室】世界中に寛容な愛の道を示した、ルーミー没後747回追悼式典『シェビィ・アルース(Seb-i Arus)儀式』が無観客で開催

プレスリリース発表元企業:トルコ共和国大使館・文化広報参事官室

配信日時: 2020-12-18 11:06:57



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 トルコ文化観光省、コンヤ県庁、コンヤ広域市 は、世界中に寛容な愛の道を示したジェラーレッディン・ルーミーの死から没後747回目を記念して、2020年12月7日(月)から12月17日(木)に 『シェビィ・アルース(Seb-i Arus)儀式』 をコンヤで開催いたしました。毎年12 月 7 日~ 17 日は『メヴラーナ週間』 と呼ばれており、トルコ国内で盛大にお祝いされます。本年は新型コロナウィルス拡大の影響で無観客イベントとして開催いたしました。

 13世紀に生きたイスラム神秘主義の詩人、世界中で「ルーミー」の名で知られているムハンマド・ジェラーレッディン・ルーミーは、世界的に偉大な神秘主義哲学者とみなされ、また全ての人間を抱擁する彼の詩や宗教にまつわる著作によって、あらゆる宗教集団から愛され、尊敬されています。ルーミーはイスラムの詩人、法学者、イスラム学者、神学者、イスラム教(スーフィズム)神秘主義者など多彩な属性を持っていましたが、それらを遥かに超えた存在でした。彼は生命の秩序をあるがままに唱え、「本当の存在」を信じていました。あらゆる種族や宗教を区別せず、全ての人びとにオープンであったルーミーは、あらゆる意味で世界中の平等のシンボルになり、毎年、ルーミーの哲学を信じる全世界からの訪問者が、コンヤで開催される儀式に参加しますが、それは全人類に、この愛に溢れた人道的なまなざしを広めたジェラーレッディン・ルーミーのを、今一度思い起こさせ祝福をする儀式です。

シェビィ・アルース(Seb-i Arus)の意味
 シェビィ・アルース(Seb-i Arus)とはトルコ語で「結婚の夜」を意味します。この結婚の夜は、ルーミーを慕う使徒達、メヴレヴィー(Mevlevi)教団においては、ジェラーレッディン・ルーミーが没した夜として知られています。ジェラーレッディン・ルーミーが自身の死について、終わりではなく、最愛の神との結合とみなしていたので、彼がこの世を去った記念日は「結婚の夜」と呼ばれているのです。

 ルーミーは、死ぬこととは自分の源への回帰、その拠り所が神聖なものであることから「アッラーへの回帰」だと解釈しており、ルーミーによると、死は身体が消失することではなくて、アッラーに向かう旅であるのです。人びとの間で「シェビィ・アルース(Seb-i Arus)」として知られる「追悼記念式典」が、ルーミーの逝去記念日である12月17日の週に開催されています。ルーミー生誕800周年記念であった2007年にはユネスコにより「国際メブラーナ年(International Rumi Year)」が制定されました。

 その他、シェビィ・アルース(Seb-i Arus)に関する詳細は、以下のリンクをご覧ください。
https://sebiarus.gov.tr/(トルコ語のみ)

トルコについて
地中海沿岸に位置し、有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、多様な気候と文化交流の中心地であることにより、何世紀にもわたる多様な文明が反映された歴史、自然や美食を有し、2019年には約5,200万人の観光客をお迎えしました。文化が交差するこの国は、伝統とモダンが融合した芸術やファッションに大変寛容で、またダイナミックなショッピングとエンターテイメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。

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