アプティナが13メガピクセルのスマートフォン向けイメージセンサーで飛躍的に前進

Clarity+™技術が2倍の感度で妥協のないパフォーマンスを実現

（米カリフォルニア州サンノゼ）- （ビジネスワイヤ）-- アプティナは本日、スマートフォン向けの新しい13メガピクセル（MP）のClarity+™センサー「AR1331CP」を発表しました。AR1331CPは、携帯電話の設計において妥協なくカメラの解像度を8MPから13MPに上げることを可能にする製品です。そのように解像度を上げるには、ピクセルを1.4ミクロンから1.1ミクロンに縮小する必要があり、それにはピクセルパフォーマンスの大幅な低下が伴います。アプティナは画期的なClarity+技術でこの課題に対応し、他のセンサーメーカーによる類似のアプローチにおいて制約となっていた画像アーチファクトを発生させずにピクセル感度を2倍にしました。

アプティナの社長兼最高技術責任者（CTO）のボブ・ゴーブは次のように述べています。「Clarity+技術では、ベイヤーに似た配列で通常のグリーンピクセルに比べて採光が2倍の高忠実度クリアピクセルを使用しているため、受光信号が大幅に改善されます。Clarity+技術は、OEMが求める世界クラスの携帯電話対応小型イメージセンサーを実現するためには避けられない要素であったアーチファクトとノイズを取り除くために必要な大きな飛躍をもたらします。」

Clarity+ソリューションでは、まず業界全体でイメージセンサーに一般に使用されている標準的な2x2のベイヤー配列によるRGBカラーフィルターを使用し、緑色フィルターはすべて、慎重に最適化されたクリアフィルターに置き換えます。この配列は、ベイヤー配列の周期性の高い空間情報を保持しながらも、より大きなカーネル（4x4）配列でグリーンフィルターとクリアフィルターの両方を使用した場合に必然的に発生するエイリアシングアーチファクトを解消します。緑色は、減法手法と補間手法を使用した高度な画像処理アルゴリズムを通じて決定します。その後特殊なノイズ除去処理を施すことで、低照度での信号雑音比（SNR）がRGBベイヤー配列の場合に比べて3デシベル（dB）改善します。Clarity+技術の仕組みに関する詳細については、以下のページをご覧ください：

http://www.aptina.com/ClarityPlusTechnology

Clarity+技術と世界クラスの1.1ミクロンピクセルを組み合わせたアプティナのAR1331CPは、今日8MPのスマートフォンカメラに使用されているより大きな1.4ミクロンピクセルに匹敵するピクセル感度、SNR、カラーパフォーマンスを実現します。同じ小さなサイズに60%以上も多くのピクセルが収容されることにより、スマートフォンカメラの画像品質が劇的に向上します。

AR1331CPは現在、Clarity+処理に対応したシステムで使用できるRAW形式出力のサンプルをダイ供給しています。また、Clarity+コプロセッサーと組み合わせたサンプル供給も可能です。コプロセッサーでは、独自のClarity+画像から業界標準のカメラ形式への完全処理、または標準的な画像・アプリケーションプロセッサーとの互換性を実現するためのClarity+画像からベイヤーフォーマットへの「前処理」が可能です。

アプティナについて

アプティナはImaging Everywhere™（あらゆる場所でのイメージング）を実現するCMOSイメージング・ソリューションの世界的プロバイダーです。アプティナは、Aptina A-Pix™、Aptina A-PixHS™、DR-Pix™、Clarity+™技術といった性能強化技術によって、イメージセンサー製品で市場有数のポートフォリオを築いています。これらの製品はスマートフォン、タブレット、ノートパソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの消費者向け主要電子製品や、監視、車載、医療、ビデオ会議、ゲームのアプリケーションで利用されています。アプティナに関する詳細情報については、www.aptina.comをご覧ください。

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