総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 森勢将雅准教授が日本科学未来館「研究エリア」入居プロジェクト(分担)に採択

プレスリリース発表元企業:学校法人明治大学広報課

配信日時: 2020-06-12 11:00:00

『コミュニケーション・サイエンス・プロジェクト』

本学の申請したプロジェクトが、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)日本科学未来館「研究エリア」入居プロジェクトに採択されました。東京女子大学田中章浩教授(代表)、明治大学総合数理学部・森勢将雅准教授(副代表)の共同プロジェクトで、コミュニケーション・サイエンスに関する音声情報処理・心理学の融合研究を推進します。

他者とのコミュニケーションは、言語情報と非言語情報が同時並行的に送受信されると考えられます。感情表現は、発信者の顔・声・身体から発信され受信者の目・耳・皮膚などの感覚器で受信し、脳内で統合して認識されます。本プロジェクトでは、このような五感によるコミュニケーションの送受信過程を「多感覚コミュニケーション」と命名し、多感覚コミュニケーションを支える心理メカニズムや、文化差・個人差に関する研究を進めていきます。

本学では、プロジェクトの中でも他者との円滑な音声コミュニケーションを実現することを目標とした、音声分析・合成・知覚に関する一連の研究を担当します。例えば、音声に対して知覚する印象の定量化や、印象を制御する音声加工を「音声デザイン法」として確立することが目標の1つです。人間の音声を模倣するための音声合成技術はすでに多数発表されていますが、本プロジェクトでの目標は、好感度などの印象を計測し、利用者が操作できる技術の開発です。表情、音声、ジェスチャーに対し、どの情報に影響を受けやすいかについては文化差があります。音声の印象を精密に操作する技術は、この文化差の心理メカニズム解明に役立つツールとなります。

『コミュニケーション・サイエンス・プロジェクト』
表1: https://www.atpress.ne.jp/releases/215532/table_215532_1.jpg




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