AIを搭載した化学物質毒性評価サービス「Chemical Analyzer」の販売を開始

プレスリリース発表元企業:インフォコム株式会社

配信日時: 2020-06-10 10:30:00




インフォコム株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:竹原 教博)は、欧米の化学、製薬企業や研究機関にITサービスを提供するViridisChem,Inc.(米国、CEO Neelam Vaidya,以下ViridisChem社)と販売代理店契約を締結し、化学物質毒性評価システム「Chemical Analyzer(ケミカルアナライザー)」の販売を開始しました。


背景


世界的な環境意識の高まりの中、化学物質を扱う企業は各国の法規制に対応するため、化学物質の毒性調査に関する取り組みやシステム投資を強化しています。また、近年はグリーンサスティナブルケミストリー(生態系への影響を考慮した持続可能な化学工業や技術)を志向する企業が増えており、健康だけでなく環境への影響に関する有害性を把握することが重要になっています。


概要


Chemical Analyzerは、化学物質の健康毒性及び環境毒性を評価するSaaS型プラットフォームです。
 <特徴>
  ・9千万超の化学物質と24億の特性値を持つ毒性データベースと
   大量の実験データから構築されたAIにより環境毒性・健康毒性を
   網羅的に評価
  ・主要国の法規制に沿った国際ルールに基づく毒性分類情報
   (GHS分類)を提供
  ・複雑な理論を排除した直感的なインターフェースや、AIによる毒性の少ない
   代替物質のレコメンド機能を有しており、毒性学の非専門家でも利用可能
 <主な利用部門>
  1.安全・衛生(EHS)部門
   日本や欧米主要国において提供が義務化されている毒性物質に関する
   情報を記載した安全データシート(Safety Data Sheet)の作成を支援
  2.研究開発部門
   研究段階から毒性のある原料の使用回避や、製薬業における低リスクの創薬
   ターゲットの特定を支援し、製造から市場投入までのコストと時間を削減
 <主な導入実績>
 Pfizer、NIKE、Altria、Stanford University等、製薬・化学等製造業、消費財、
 研究・教育機関
 ※現在、ViridisChem社ではChemical Analyzerをご評価いただくために無料トライアルを実施しています。詳細につきましては、下記までお問い合わせください。
 <画面イメージ>


画像 : https://newscast.jp/attachments/NF7UTv0IBfb0zZIC5RRi.png


対象となる化学物質の特性や毒性の基本情報が表示され、代替となる化学物質との比較評価結果がレーダーチャート形式で表示されます。


今後の展開


インフォコムは、これまで製薬企業や化学系企業、研究機関向けに専門性の高い健康毒性に関するソリューションを提供してまいりました。今後、それらの知見・ノウハウをもとに「Chemical Analyzer」の販売を通じて、製造業向けに幅広く健康と環境への対応を支援する毒性評価ソリューションとして展開してまいります。


ViridisChem, Inc.について


設立:2014年 CEO:Neelam Vaidya 主要サービス:Chemical Analyzer
ViridisChem社は米国に本社を置く化学物質毒性予測システムを提供するベンチャー企業で、化学物質の有害性や毒性を評価するアルゴリズムの専門家集団です。また2017年には国連環境計画(UNEP)より「持続可能な化学に影響を与える最も革新的な新興企業」として選出されました。
https://www.viridischem.com/


インフォコムについて


インフォコムグループは、医療機関や一般企業向けに情報システムを提供する IT サービス事業と、一般消費者向けに電子コミック配信サービス「めちゃコミック」を提供するネットビジネス事業を展開しています。
[インフォコム株式会社] 代表取締役社長 竹原 教博、1983 年設立、東証一部
連結売上高583億円、連結従業員数 1,171 名(2020年3月期)
https://www.infocom.co.jp/




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