ロジクール「K400 Plus」、米Amazonで27.03ドル 接続方式と購入前の確認点

(Amazon.com)[写真拡大]
米Amazonで、Logitechのタッチパッド一体型ワイヤレスキーボード「K400 Plus」が27.03ドル(約4270円)で販売されている。テレビに接続したPCをソファから操作するための製品で、日本ではロジクールが「K400 PLUSワイヤレス タッチ キーボード」として販売している。
■米Amazonで27.03ドル(約4270円)、国内公式価格は6,160円
2026年10月31日時点で、米Amazonの商品ページでは27.03ドル(約4270円)の販売価格を確認できる。価格と在庫は変動するため、注文時には販売条件も確認したい。
Gizmodoは10月19日にも、米Amazonで28ドル(約4420円)、通常価格35ドル(約5530円)から20%引きの販売を報じていた。今回の27.03ドル(約4270円)は、その35ドル(約5530円)と比較すると約23%安い。
日本のロジクール公式オンラインストアでは、2026年10月31日時点で税込6,160円となっている。国内モデルは日本語84キー配列を採用しており、海外製品を購入する場合は配列の違いも確認する必要がある。
K400 Plusは、ホームシアターPC(HTPC)など、テレビに接続したコンピューターの操作に適した構成だ。文字入力とポインター操作を1台で行えるため、膝上で使う際にも、別体のマウスを動かす場所を用意する手間を省ける。Raspberry Piを使ったメディア環境や、Steamを利用するテレビ接続PCでも、こうした一体型の構成は操作端末を選ぶ手掛かりになる。
■USBレシーバーを使う2.4GHz接続
K400 Plusは、付属のUSB-A接続のUnifyingレシーバーを介し、2.4GHz帯の独自無線方式で通信する。Bluetoothには対応せず、接続先にはレシーバーを取り付けるUSBポートが必要だ。
レシーバーはUSBの入力機器として認識され、対応OSでは基本操作のために専用ソフトをインストールする必要がない。付属レシーバーとは出荷時にペアリングされているため、通常の初期設定では、Bluetooth機器のようにOSの設定画面で接続相手を選ぶ手順も省ける。
Bastilleの解析資料によると、UnifyingにはNordic SemiconductorのnRF24L系やTexas Instrumentsのチップを使った実装がある。通信状態が悪くなると使用チャンネルを切り替える仕組みも備え、同じ2.4GHz帯を使う機器との干渉に対応する。
USB-C端子のみのPCでは、USB-A機器を接続できる変換アダプターなどが必要になる。スマートフォンやタブレットでは、端子に加えてUSB入力機器への対応も確認したい。また、K400 Plusには複数の接続先をボタンで切り替える機能がなく、テレビ用PCにレシーバーを常設する使い方が分かりやすい。
ロジクールが2021年に発表した「Logi Bolt」は、Bluetooth Low Energyを基盤に、企業用途のセキュリティや混雑した無線環境での接続性能を重視した方式だ。Unifyingとは互換性がなく、K400 PlusをLogi Boltレシーバーへ接続することはできない。
■最長18カ月の電池寿命とリビング向けの操作系
ロジクールの公称通信距離は最長10mで、実際の到達距離は使用環境や接続機器によって変わる。電源は単3形乾電池2本で、電池は装着済みの状態で付属する。
同社が示す電池寿命は最長18カ月だ。製品資料では1日最大2時間の入力を想定した値とされ、使用状況、設定、周辺環境によって変動する。省電力機能に加え、本体の電源スイッチでも電池の消耗を抑えられる。
キーボード右側には約3.5インチ、76×47mmのタッチパッドと左右クリックボタンを備える。ミュート、音量を下げる、音量を上げる専用キーもあり、テレビ画面で動画やウェブサイトを操作する際に使いやすい。WindowsではLogi Options+を使い、キーやタッチパッドの設定をカスタマイズできる。
国内発売時のロジクール発表によると、日本語モデルの本体寸法は幅354.3×奥行き139.9×高さ23mm、重量は380gで、キーはメンブレン方式を採用する。海外向け製品資料では、キー寿命は最大500万回の打鍵とされ、濃色のプラスチックには使用済み製品由来の再生プラスチックを60%使用するとしている。ロジクールは耐水設計も特徴に挙げている。
レビューサイトRTINGSは、静かな入力音とタッチパッド、音量操作キーを評価する一方、キー間隔の狭さを指摘している。上下矢印キーなども小さく、長文を素早く入力する場合には配列への慣れが必要だ。バックライトは備えていないため、暗いリビングで使う際はキーの見やすさも判断材料になる。
■Unifyingレシーバーの更新情報を確認
Unifyingを使う製品では、レシーバーのファームウェアにも注意したい。Bastilleは2016年2月、無線入力機器に不正なキー入力を送り込む「MouseJack」と呼ぶ脆弱性群を公表した。関連する識別子の一つがCVE-2016-10761で、同社は最大100m離れた場所から攻撃できるとしていた。
CERT/CCの2016年2月の情報では、Logitechがこの問題に対応するファームウェアを公開したことが確認されている。K400 Plusは2015年に登場した製品で、日本では同年6月25日に発売された。ドイツの技術誌c'tは2019年、新品として購入されたUnifying対応キーボードのレシーバーに、脆弱なファームウェアが残っていたという研究者の報告も伝えている。
ロジクールはUnifyingレシーバーを最新ファームウェアに更新するよう案内している。2026年10月31日時点では、従来の単体Firmware Update Toolはサポート・保守を終了しており、対応機器にはLogi Options+の利用を勧めている。K400 PlusのLogi Options+対応はWindows版に限られる。
新たに入手した製品では、公式サポートでレシーバーの更新情報と利用できる更新方法を確認し、適用可能な更新があれば実施したい。ロジクールはLinux向けにはLinux Vendor Firmware Serviceを通じた配布も案内している。また、同社はUnifying機器を追加でペアリングする際、安全な場所で行うことや、第三者にPCや入力機器を触らせないことも勧めている。
■K830との違いと選び方
バックライトと充電式バッテリーを備える比較対象には、Logitechの「K830」がある。Bluetooth対応版はUnifyingとBluetoothの両方を利用できる。K830にはUnifying接続のみの版もあり、Bluetooth対応版はDelキーのBluetoothロゴで見分けられる。
販売状況も選択時の条件になる。オーストラリアの販売店PC Case Gearは、2026年10月31日時点でK830を販売終了製品として掲載している。購入を検討する場合は、接続方式に加え、入手できる製品の状態や保証条件を確認したい。
K400 Plusの強みは、テレビ用PCの文字入力、ポインター操作、音量調節を1台にまとめられることだ。USBレシーバーを常設でき、キーが見える照明環境で使うなら、構成の簡便さが生きる。購入時には国内外の配列と価格、接続先の対応状況を確認し、利用開始時にはレシーバーの更新情報も確認しておきたい。
元記事: Logitech K400 Plus Drops to $27 on Amazon: RF Range, Bluetooth Limits, and Firmware Fix
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
スポンサードリンク
