関連記事
中東情勢懸念からAI関連株中心に利食い売り優勢に【クロージング】
*16:49JST 中東情勢懸念からAI関連株中心に利食い売り優勢に【クロージング】
4日の日経平均は大幅反落。931.44円安の67470.69円(出来高概算23億1000万株)で取引を終えた。中東情勢の先行き不透明感などから下落した前日の米国市場の流れを映して、半導体・人工知能(AI)関連株中心に利益確定売りが先行、日経平均は反落して始まった。その後もじりじりと下げ幅を広げる展開となり、前場終盤には66920.80円まで下押し、取引時間中としては、2営業日ぶりに心理的な節目の67000円台を割り込んだ。しかし、後場に入ると押し目を拾う動きもあり、やや持ち直して67500円から67300円のレンジを中心としたもみ合い推移となった。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1100に迫り、全体の7割近くを占めた。セクター別では、海運、銀行、機械など5業種が上昇。一方、情報通信、非鉄金属、石油石炭、繊維製品など28業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、京セラ<6971>が概ね堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、イビデン<4062>、村田製<6981>、フジクラ<5803>が軟調だった。
前日の米国市場は、中東和平交渉の先行きが見えないなか、原油価格が上昇したため、利益確定売りが優勢となり、主要株価指数は反落した。この流れを引き継ぎ、東京市場もソフトバンクGやキオクシアHD<285A>など主力銘柄を中心に利食い売りが膨らみ、日経平均の下げ幅は一時1400円を超えた。また、市場予想未達の決算を発表した米ブロードコムが時間外取引で急落したことも投資マインドを悪化させた。とはいえ、前日に1600円超上昇して最高値を更新し、終値としては初めて68000円台に乗せるなど、急ピッチな上昇が続いていただけに、短期的な過熱感が意識されたことも売りが出る要因になったようだ。
米国とイラン両国による攻撃が散発的に伝わる中、和平協議の進展期待がやや後退したことが投資家心理を圧迫する形になった。米連邦議会下院では米軍の撤収に関する決議案が可決されており、トランプ政権の米国内での求心力低下がイラン情勢早期収束の動機付けとなるか注視しておく必要があろう。とはいえ、日経平均は900円超下落したものの、ソフトバンクGの1銘柄で約754円押し下げた格好であり、全体としては想定内の過熱調整といったところ。《CS》
スポンサードリンク

